淫靡礼賛
(41)
剃刀の刃がゆっくりと股間を這い回るたび、淡い色の肌が粟立った。すでに半分勃起したモノ
を目の前に、座間はニヤリと笑んだ。
「きれいになったよ。やっぱりキミはこのほうがいい。」
再び無毛になったそこを撫でながら、座間は白い内腿に舌を這わせた。
「…あんッ…!」
「どうだい?一週間の間、身体が疼いてたまらなかったんじゃねえか?ん?」
「あ…ふッ…くぅん…」
「今日はこっちを仕込んでやるからな。」
身体を裏返して尻を高く上げると、固く口を閉じた蕾がヒクリヒクリと動いているのが見えた。
両手で尻のふくらみを鷲づかみにし、蕾を左右に広げる。
「はッ…やぁッ…!や…」
「どうしたね?キミはここをいじられるのが好きだろう?」
わざとクチュックチュッといやらしく音を立てて舐めまわす。背中が弓なりにしなった。
「や、やめて…くださ…センセイ…ぁん…!」
「中もきれいにしたようだねェ。――うまいよ、キミのココは。」
「ん…いやぁ…ッ!」
(42)
座間はピチャッ、ヌチュヌチュと更に淫らな音を響かせながら後孔を舌で犯し続ける。
羞恥に身体を染め、涙声を上げていたのが、次第に甘く切なげな喘ぎに変わっていく。
「おや、もう前もこんなに濡らしているのかい。本当にいやらしい子だね。」
ようやく後孔の責めを止めて、座間はたちあがったヒカルのモノを意地悪く撫でまわした。
「は…はぁあん…!先生…」
「キミがいい子にしてさえいれば、いくらでも気持ちよくしてあげるよ。」
そう言いながら、大小のパール粒が並んだ道具をベッド脇から取り上げると、糸を引くほど
粘度の強いローションをたっぷり垂らし、ツプリと真珠色の粒を秘蕾に入れる。
一番小さい粒三つほどは難なく入った。
「あ…ん…!」
「ほら、もっとお尻を高くあげなさい。」
「はぁ…ん…」
(43)
次の、人指し指の先ほどある粒がヌプリと入れられた。入り口に粒を出し入れする。ローション
がクチュッと音を立てた。
さらに大きな粒を沈め、次は一粒ずつひきずり出す。
「いやッ…!だめぇ…!」
一粒取り出すたびに、身体がブルッと震えて小さく悲鳴が漏れた。座間はハァハァと息をつきな
がら、一粒ずつ、じっくり出してはまた入れ、そして今度は何度か粒を往復させたり、一気に入れ
たりと徐々に後孔を開かせるのを楽しんだ。
「つぎはもう少し大きいのを入れるよ。」
ヒカルはシーツを掴んで荒く息を吐き続けていた。小さいのと大きめのものが一本の線で繋がれ
たローターのスイッチを入れると、ブゥゥンというモーター音が鳴り響き、ヒカルはビクッと肩を震わ
せた。
「や、やめ…センセイ…何そ…れ…」
(44)
逃げる腰を引き寄せて大きいほうのを開きかけたつぼみに当てる。
「ひゃぁあん…!ヤダぁッ!」
かまわず、そのまままるくなった先端を押し込むと、それは唸りをあげて蕾にするりと吸い込ま
れた。
「あッあッあッ…ダメ…」
「これでも最弱なんだがなァ。――そうか、キミには物足りなかったかねェ。」
コントローラーをぐいと押し上げる。
「ひぃんッ…!」
膝ががくりと崩れ落ち、きれいな肢体がシーツの上を這いずるように転がってビクビクと痙攣した。
座間は片方の脚を持ち上げて肩の上にかつぎあげた。
脚を大きく開かれて、股間が無防備に晒される。
「そら、こっちもだ。」
小さいほうのローターを門渡りに当てると、ヒカルは切り裂くような悲鳴をあげてシーツをかきむしった。
(45)
「ひあ…あーーッ!ダメぇッ…ひん…」
最強まで上げると、つま先が細かく震えて鋭い悲鳴が漏れ続けた。ピンク色に染まったペニス
は萎えてはいたが、先からとめどなく淫液を滴らせ、身体が震えるたびにプルンと揺れた。
いい前兆だ。ようやく後孔の味を覚えだしたというところだろう。
コントローラを最弱に一旦下げ、座間は仰向けになったヒカルの顔の上に跨ってちょうどシック
スナインの体勢になった。
開いた唇に膨張しきった一物をすりつけると、チュプッと濡れた音がして雁首が生暖かい口腔に
包まれた。
「お…おぉ…いいよ…。もっと強く」
座間はヒカルの中の道具を出し入れしながら呻いた。腰をゆっくり動かすたびにやわらかい舌
が一物に当たるのがわかった。