お前のことなんか好きじゃないのに
※注意 : 複数モブ男×両性具有の表現があります※
3
いつものように城戸に呼び出された長瀬は、城戸と二人で学校の屋上に来ていた。
「今日は、いいもん持ってきてやったぜ」
言って、城戸がポケットから取り出したのは、銀色に光る錠剤のシートだ。
「何だそれ……まさか、ヤバいクスリとかじゃねえだろうな」
訝しがる長瀬をよそに、城戸は錠剤をシートから押し出すと、自らの口に入れ、ペットボトルの水を口に含む。
そして、両手で長瀬の顎を掴むと、強引に口づけ、自らの口の中のものを長瀬の口内に送り込んだ。
「?!」
一体何が起こったのか分からないまま、反射的に、ごくん、と長瀬の喉が上下する。
「! 城戸、てめっ……!」
城戸を押しのけ、慌てて吐き出そうとするものの、長瀬の口の中には何もなく、既にすっかり飲み込んでしまった後だった。
「!」
ふいに、長瀬は胎の奥が熱く燃え立つような感覚に襲われるのを感じた。
城戸とセックスしている時のような、どうしようもなく疼く、この感覚は……。
「てめっ……何飲ませやがった……っ」
長瀬は自らの胸元を掴み、息を荒げながらも、城戸に食ってかかる。
「安心しろ。別に変な薬じゃねーよ。すげー気持ちよくなるクスリだぜ」
事もなげに言って、城戸はニヤリと含み笑いを浮かべた。
「クソが……っ……」
ところどころ穴が開き、錆びて曲がったフェンスに手をかけながら、長瀬は肩を上下させ、ハア、ハア、と荒い呼吸をした。
身体が、胎の奥が熱い。
「しかし、すげー効き目だな。まさかこんなにすぐ効いてくるとは思ってなかったぜ」
城戸は長瀬をフェンスの際に追い詰めると、長瀬のズボンのベルトに手をかけた。
カチャカチャと金属音が響く。
長瀬のベルトを外した城戸は、ズボンの腰に手をかけ、下着ごと一気に引き下ろした。
そして、長瀬の両脚からズボンと下着を抜き去る。
城戸はシートから何個かの錠剤を取り出すと、既に多量の愛液で濡れ溢れ、グチョグチョになっている長瀬の女性器を指で開いた。
「すげーグチョグチョだな。俺にオマ○コして欲しくてたまんねえんだろ?」
「……っ」
揶揄するように笑う城戸を、長瀬は情欲に濡れた目で睨み付けている。
「もっと気持ちよくなるように、こっちにも挿れてやるよ」
そう言うと、城戸は、愛液を垂らしながらヒクついている長瀬の膣に、錠剤を指で強く押し込んだ。
ずぶり、と武骨な指が濡れた女性器に埋まる音がして、錠剤が膣奥の子宮口に押し当てられる。
「んく……っ……」
長瀬の手が強く背後のフェンスを掴む。
城戸はそのまま、指でずぶずぶと長瀬の女性器を突いた。
「! あっ、あ、あぁ……っ……!」
長瀬の真っ黒な丸い目が大きく見開かれ、喉から喘ぎ声が上がる。
背後のフェンスが軋む音とともに、城戸の硬く武骨な指と、濡れて充血した膣粘膜のこすれ合う濡れた音が響き、長瀬の膣粘膜から噴き出した多量の愛液は、城戸の指を伝って滴り落ちた。
しばらく抜き挿しを繰り返した後、城戸は長瀬の膣から指を抜くと、青臭い雌の匂いに濡れた指を舌で舐めた。
「このクスリ、マ○コに効くらしいぜ。メチャクチャ濡れて疼いて、発情して……チ○ポ挿れて欲しくて、犯して欲しくてたまらなくなるんだってよ」
「……っ」
フェンスに手をかけ、城戸はニヤついた笑みを浮かべている。
そんな城戸を、長瀬は奥歯を噛んで睨み付けた。
胎の奥の疼きは先ほどよりも更に激しさを増し、ヒクつく膣からはひっきりなしに愛液が溢れ出している。
溢れ出した愛液は長瀬の太ももを伝い、脚を濡らしながら流れ落ちた。
「……ぅっ……く……」
もはや立っていることさえできず、長瀬は背後のフェンスを軋ませながら、両脚を開いた格好で城戸の足元に滑り落ちた。
ガチガチに反り返った長瀬の男の部分は我慢汁を垂れ流し、露出した女の部分から多量に溢れ出る愛液と混ざり合って、地面を濡れた色に染めている。
「チ○ポもマ○コもグチョグチョのトロトロだな。頂点(テッペン)に一番近いって言われてる『晴嵐のキング』の腰が抜けちまうぐらいだから、このクスリ、よっぽどすげえ効き目なんだろうな」
「るせぇッ……!」
わざわざ二つ名を出し、煽るように揶揄する城戸に、長瀬は苛立ったように叫んだ。
胎の奥に激しい疼きを感じながらも、長瀬は気の立った手負いの獣のように、鋭い目つきで城戸を睨み付けている。
「そんなピリピリすんなよ。お前が欲しいのはこれだろ?」
いつの間に出されたのか、長瀬の目の前には硬く反り返った城戸のモノがあった。
「……っ」
長瀬の真っ黒な丸い目が大きく見開かれる。
城戸は左手で長瀬の顎を掴むと、見せつけるように、硬くなった自らのモノを扱いた。
「俺のチ○ポをてめーのクチマ○コで気持ちよくしてみろよ。上手にできたら、お前のグチョグチョの発情マ○コを俺のチ○ポで慰めてやってもいいぜ」
我慢汁の溢れる硬い雄肉を見せつけながら、城戸が低く笑う。
「く……」
もはや拒むこともできず、長瀬は目の前に差し出された城戸のモノを口にした。
城戸の硬いモノが、長瀬の熱く濡れた口内に侵入してくる。
城戸は片手でフェンスを掴み、もう片方の手で長瀬の髪を掴んで、その頭を前後に動かしている。
「っ……いい、いいぜ、長瀬……っ……マジたまんねぇっ……!」
フェンスを軋ませ、ハアハアと息を荒げながら、城戸は長瀬の喉奥を何度も何度も突いた。
口腔内を性器のように扱われながら、長瀬は反射的にこみ上げてくる吐き気と戦い、目を剥いて苦しそうにもがいた。
大きく見開かれた長瀬の目から、つーっと一筋の涙が流れ落ちる。
「いいぜ、長瀬。てめーのクチマ○コ気持ちよかったから、チ○ポハメてやるよ」
言って城戸は、放心状態でぐったりしている長瀬をその場に横たえると、我慢汁と長瀬の唾液で濡れテカった自らのモノで、長瀬の無防備な女性器を奥まで一気に挿し貫いた。
「あ……ッ……!」
ふいにズンッと子宮を揺るがすような衝撃が走り、長瀬は目を見開き、声を上げた。
見上げた視線の先には、長瀬を組み敷き、息を荒げている城戸の顔がある。
「どうだ、長瀬。いつもよりも、もっと気持ちいいんじゃねえか?」
言いながら城戸は、硬いモノで長瀬の子宮を強く突く。
その瞬間、熱く疼く子宮に、震えるほど強烈な快感の波が走った。
「!」
長瀬の身体がびくりと震え、真っ黒な丸い目が大きく見開かれる。
その反応を見た城戸の顔に、揶揄するような笑みが浮かぶ。
「こんな風に、俺のチ○ポで子宮突かれんのがいいんだろ?」
城戸は長瀬の身体を押さえつけ、女性器深くに埋めた自らの硬いモノで、長瀬の子宮を何度も強く執拗に突く。
「! い、いい……ッ! 気持ちいいッ……!」
意識まで揺るがすほどの快感に、長瀬は狂ったように大声を上げ、身体ごと城戸にしがみついた。
「……?」
城戸に突き犯されて喘ぎながら、ふと、長瀬はざわざわとした何者かの気配を感じた。
慌てて上体を起こし、辺りを見回す。
「?!」
視界に映る光景を見た長瀬は、思わず言葉を失った。
そこにいたのは、見覚えのある……いや、見覚えがあるなんてものじゃない、よく見知った顔ぶればかりだったからだ。
「お、お前ら……なんで……」
長瀬の唇が震え、血の気の引いた絶望の表情が、自らを見ている男たちに向けられる。
彼ら……長瀬の舎弟たちは遠巻きに長瀬を眺めながら、口々に長瀬を軽蔑し、罵る言葉を発していた。
『信じられねぇ……』
『マジかよ、気持ち悪りぃ……』
ところどころ漏れ聞こえてくる軽蔑の言葉に、長瀬は思考が停止するのを感じた。
う、ウソだろ……なんで……。
「どうだ? 見てみろよ。コイツ、男なのにマ○コあるんだぜ」
城戸は長瀬を犯しながら、その両脚を左右に開き、集まってきた長瀬派のメンバーたちに結合部を見せつける。
いつしか長瀬の周囲は、派閥の舎弟たちで取り囲まれていた。
「城戸っ! てめえ、こいつらには言わねえって約束したくせに……何でだ!」
「知るかよ。まさかお前、俺がこいつらに言わないでおいてやるなんて、本気で信じてたのか?」
裏切りを詰り、怒り叫ぶ長瀬に、城戸は事もなげに言う。
そして、蔑んだ笑いを漏らし、揶揄するように長瀬を嘲った。
「お前、ホント、バカだな。約束なんてもんはな、破られるためにあんだよ!」
「何……だと……?」
城戸の言葉に、長瀬の目が怒りで大きく見開かれる。
「城戸、てめー……最低なヤツだとは思ってたけど、お前はやっぱり汚ねぇクソ野郎だな!」
怒りに震えながら罵倒する長瀬に、城戸はニヤついた表情でバカにするように鼻で笑った。
そして、長瀬の胸倉を掴み、上体を地面に押し倒しながら、口づけできそうなほどの至近距離にまで顔を近づける。
「ちょうどいいだろ。俺のチ○ポでマ○コ犯されてメスイキするとこ、こいつらに見てもらえよ。どんなにケンカが強くて、頂点(テッペン)に一番近くたって、てめーなんか、しょせんは、ただのメスだってことをな!」
「! ぅぐッ……! あ、あぁ……ッ……!」
膣奥深くに穿たれている城戸の剛直が、長瀬の子宮を強く乱暴に突き上げた。
強く圧迫され、乱暴に揺さぶられて痛いはずなのに、媚薬で発情した長瀬の胎は、それさえもたまらない快感に感じてしまう。
城戸の硬い雄肉が発情した長瀬の子宮を強く突くたび、充血して膨らんだ膣粘膜からは多量の愛液が噴き出し、結合部から溢れ出した愛液は、コンクリートの地面に濡れた染みを広げていた。
「こんなメチャクチャに、壊れるぐらい突きまくられてんのに、本気で感じてんのかよ。いっそ、俺のチ○ポでオマ○コも子宮も突き壊してやろうか?」
「! やっ、やめろ……っ!」
城戸の嗜虐的な台詞に、長瀬は反射的に首を横に振る。
そんな長瀬に、城戸はさも楽しそうに喉の奥で笑った。
「冗談に決まってんだろ。そんなもったいねえことしねーよ。てめーには俺の子ども産んでもらわなきゃなんねーからな」
「?! なっ……」
城戸の言葉に、長瀬は思わず息を飲む。
それってどういう意味……と尋ねる暇もなく、城戸の口からは長瀬が耳を疑いたくなるような、衝撃的な事実が飛び出した。
「実はさぁ、さっきお前に使ったクスリ……デキやすくなる効果もあるらしいぜ。排卵誘発剤、ってーの? そんな感じの効果もあるんだってよ」
「?!」
後頭部をハンマーで殴られたような衝撃が長瀬に走る。
とどめを刺すように、嘲笑う城戸の言葉が残酷に響いた。
「これで、俺がお前のマ○コの奥で子種中出ししたら、妊娠確定だな」
城戸がこのまま長瀬の膣内で射精すれば、長瀬は間違いなく城戸の子どもを妊娠してしまうだろう。
まさに絶体絶命の状況の中、長瀬は何とか妊娠しないで済む方法を考えていた。
とは言うものの、実際そんなことは全くの無駄であり、どうしたって回避不可能なことを避けようというのは、ただの悪あがきに過ぎないのだが。
その間にも、城戸の硬い雄肉は発情した長瀬の子宮を容赦なく突き、襲いくる快楽は長瀬の意識を掻き乱していく。
「……っ、ぅぐぁあ……ッ……!」
叫び出したくなるほどの強烈な快感の中、長瀬は、ふと、女性器でイクと妊娠しやすくなるのだと、この間城戸に言われたことを思い出し、どうにか意識を別のことに逸らそうと必死に頭を巡らせた。
そんな長瀬の思惑を見透かしたかのように、城戸がニヤリと不敵な笑みを浮かべる。
「おっと、マ○コがイカないようにガマンしたってムダだぜ? イこうがイクまいが、クスリが効いてる以上、てめーが俺の子種で孕まされるのは、避けられねー決定事項なんだからよ」
「っく……ッ……」
勝ち誇ったような表情でこちらを見下ろす城戸を、長瀬は噛みつくような鋭い目で強く睨み付けた。
だが、それもほんの一瞬のことで、強気な理性は強烈な快楽に突き崩され、長瀬の顔は再びとろけた淫猥な表情へと変わっていく。
なす術もなく城戸に犯され、喘ぎ声を上げる長瀬を目の前にしながら、大勢いるはずの長瀬の舎弟たちは、誰一人長瀬を助けようともせず、冷たい軽蔑の目で見下ろしていた。
「無様なもんだな、長瀬。こいつらにとって、てめーの存在なんか、クソ以下だってことだ」
辺りを見回し、揶揄するように言って、城戸は長瀬の髪を掴んだ。
そして、周囲を取り巻くように立っている舎弟たちの顔を長瀬に見せる。
「こいつらのツラ見てみろ。てめーには完全に失望したって顔してるだろ? てめーを信じてついてきたってのに、だまされたって恨んでるんじゃねーのか?」
「……っく……ッ」
舎弟たちの冷たい軽蔑の視線は、長瀬に容赦なく突き刺さり、その心をえぐっていく。
残酷な真実から目を背けようとする長瀬に、城戸の言葉が追い打ちをかけた。
「てめーが女みてーな身体なんかじゃなくて、普通の野郎なら、こんな目に遭わされずに、頂点(テッペン)に一番近い『晴嵐のキング』でいられただろうにな。気の毒なやつだ。恨むんなら、こんな身体に生まれたことを恨むんだな」
わざと大げさに憐れむような口調で言い、城戸は息を吐いた。
そして、長瀬の胸倉を掴むと、舎弟たちの気持ちを代弁するかのように、怒号を響かせる。
「マ○コにチ○ポハメられて、よがってるような頭も頂点(テッペン)も、晴嵐(ウチ)にはいらねーんだよ!」
「ぐ……っ、だまれだまれだまれッ……!」
自分ではどうにもならない理不尽な仕打ちに、長瀬は怒りと悔しさをあらわにしながら大声で叫んだ。
「言い返すだけの理性はまだ残ってるみてーだな。けど、それもすぐにどーでもよくなるぜ」
悔しそうに吠える長瀬を薄く笑って見やり、城戸は、長瀬の股間で硬くそそり勃っている男の部分を掴んだ。
媚薬のせいか、いつもより敏感になっている男の部分は、城戸に掴まれただけで、震えるほどの快感が走る。
「! ……っ、ぅぐ……ッ……」
「今だって、オマ○コが気持ちよくて狂いそうで、正気を保ってんのがやっとなんだろ? だらしねースケベなツラしてやがるもんな」
快感に顔を歪ませ、奥歯を噛んで喘ぐ長瀬に、城戸は嗜虐的なしたり顔で当然のように言い放つ。
「どんなに強くたって、しょせん、てめーはメスだ。どう頑張ったって、俺みてーな普通の野郎にはなれねえんだよ。諦めてメスはメスらしく、チ○ポにマ○コ犯されて喘いでろ!」
城戸は限界まで硬く膨らんだ自らの肉棒で、長瀬の子宮を何度も強く執拗に突いた。
そして、今にも絶頂しそうに張り詰めた長瀬の男の部分を手でしごく。
我慢汁で濡れた長瀬の男の部分は、尿道口から新たな我慢汁をとろとろと溢れさせ、城戸の手を濡らした。
「あ、あぁ……っ、んぅ……ッ……!」
両性器に与えられる強烈な快感に、長瀬はもはや言い返すこともできず、これが舎弟たちの目前だということも忘れて、快楽にとろけた雌の顔を晒し、喘いだ。
「……っ、そろそろイクぜ……てめーが俺の子種で孕むのも、もうすぐだな。……へへっ、楽しみだぜ」
ニヤついた下種な笑いを浮かべ、城戸は息を乱しながら、射精へのラストスパートをかける。
「言っとくけど、デキたのを堕ろすとか、ぜってー許さねえからな。腹ボテになっても犯しまくってやる」
城戸の言葉が長瀬の耳に死刑宣告のように響く。
もはや、この地獄から逃れることはできない。
「嫌だ、妊娠なんかしたくねぇっ……! お前の子どもなんか欲しくねぇよ……!」
かすかに残っていた最後の理性を振り絞って、必死に長瀬はあがき叫んだ。
だが、それも圧倒的な快楽と雌の本能の渦に飲み込まれ、虚しくかき消されていく。
「ガタガタうるせーんだよ。どうあがいたって、てめーが俺に孕まされんのは絶対変わんねえんだから、いいかげん諦めろ」
城戸の容赦ない責めは、発情して昂る長瀬の女性器を絶頂へと否応なしに追い詰めていく。
やがて、こみ上げる射精感が限界点に達した城戸は、長瀬の身体を押さえつけ、射精間際のガチガチに張った肉棒で、発情して降りてきている長瀬の子宮をひときわ強く突いた。
「うっ、いくっ……イクぜ、長瀬っ……! てめーのマ○コの奥にたっぷりザー○ン流し込んで、確実に孕ませてやるからな! てめーの舎弟たちの目の前で孕めっ、妊娠しろっ!」
「ぅぐ……ッ!」
子宮に突き刺さるほどの衝撃が長瀬の胎を揺るがし、強く突き当てられた城戸の肉棒から勢いよく迸る精液が長瀬の子宮口を叩く。
生暖かくどろりとした城戸の濃厚な子種汁の感触が、長瀬の膣奥に溢れるほどに満ちた。
その生々しい感触と、膣奥でヒクつきながら長瀬の子宮を押し上げ、射精している城戸の硬いモノの感触に、長瀬の女性器の快感は極致に達した。
理性という理性が全て吹き飛び、本能のままに快楽の虜となった長瀬は全身で城戸に絡みつき、むき出しの雌の本能で城戸の全てを従順に受け入れていた。
「ぅあぁッ……! いくっ、オマ○コイク……ッ! 城戸のチ○ポと中出しザー○ンで、オマ○コイクぅ……ッ! ぁひぃ……ッ……ち、チ○ポもっ、い、イクぅ……ッ! あぁっ、うぁあッ、あぁぁ……ッ!」
普段の威圧的な鋭い眼光からは想像もできない、とろけたイキ顔を舎弟たちの前で臆面もなく晒し、あられもない卑猥な言葉を絶叫しながら、長瀬は男女両性器で激しく絶頂した。
長瀬の膣奥にたっぷりと溜まった、城戸の濃厚な子種汁から泳ぎ出てきた無数の子種は、とろとろにとろけて子種を受け入れやすい状態になった子宮頸管粘液を難なく突破し、媚薬の刺激で排卵された卵子が待つ卵管の終端に向かって、猛スピードで遡上していく。
卵子のいる卵管膨大部にたどり着いた城戸の子種は、排卵されたばかりの長瀬の卵を受精させるべく、周囲を取り囲むように群がり、卵の膜を溶かして中に入りこもうとする。
無抵抗な卵は無数に群がる子種に突き回され、受精されるのを待つだけだ。
やがて、一匹の子種が卵の膜を溶かして中へと侵入し、長瀬の卵は城戸の子種に受精させられた。
城戸の子種を受け入れた受精卵……これが長瀬の子宮内膜に着床すれば、長瀬は城戸の思惑通り、城戸の子どもを孕むことになる。
ちょうどもうすぐ自然に排卵を迎えるところだった長瀬の子宮内膜は増殖し、柔らかくふかふかに肥厚した状態になっていた。
受精卵が着床し、妊娠するのには最適な状態だ。
一週間も経てば、長瀬は城戸の子種を受け入れた受精卵を子宮に受胎し、妊娠した子宮で城戸の子どもを育て始めるだろう。
とは言うものの、見ることも感じることもできない胎の中で何が起こっているかなど、当事者である長瀬ですら知る由はなかったのだが。
「今頃、お前の胎ん中で、俺の子種がお前の卵ブチ抜いて、受精して子どもデキてるぜ。半年も経ちゃあ、俺の子どもで腹ボテだな」
揶揄するように言って、城戸はニヤついた顔に満足そうな笑みを浮かべると、長瀬の膣奥深く子宮に突き当てていた自らのモノを抜いた。
城戸の男性器の形にこじ開けられていた長瀬の女性器は、咥えるものを失っても開き切って口を開けたまま、その入口から愛液と城戸の精液が混ざり合って白く泡立ったものをとろとろと溢れさせ、生で中出しされた性交の名残をあらわにしていた。
城戸は着衣を整えると、放心状態の長瀬をその場に残したまま立ち去った。
「……」
後には、打ち捨てられ、ぐったりと力なく横たわる長瀬と、その舎弟たちが残された。
ふいに長瀬の腹を誰かが強く蹴り上げる。
「! ぐぇ……ッ!」
膣に溜まっていた城戸の精液が衝撃で逆流し、膣口から勢いよく噴出した。
あまりの痛みに一瞬息が止まり、長瀬は腹を抱えて身体をくの字に折り曲げる。
「……ぅぐ……ッ」
痛みに腹をかばいながら長瀬が見上げた先には、怒りと軽蔑の表情でこちらを見下ろす、長瀬派ナンバー2のスキンヘッドの男……清家(きよいえ)の姿があった。
「おい、てめぇ、長瀬! よくも俺らをだましてくれたな! てめーが女だって知ってたらなぁ、俺はてめーなんかのケツ持ってなかったんだよ! このクソメスが!」
暴言を吐きながら清家は、反撃の隙も与えないほど長瀬を一方的に蹴り、踏みつけ、痛めつける。
その目には、裏切られた憎しみと、舎弟である自分たちの前で臆面もなく醜態を晒した長瀬への侮蔑の怒りが込められていた。
清家は痛みで動けない長瀬を押さえつけ、愛液と城戸の精液でトロトロになった長瀬の女性器に、いきり勃った自らのモノを強引に突き挿れる。
ずぶっと濡れた音がして、清家の怒張した硬い肉棒が柔らかくとろけた長瀬の膣穴深くにめり込んだ。
無理やりこじ開けるような強引な侵入にもかかわらず、城戸の硬いモノで散々こね回され、柔らかく開きっ放しになっていた長瀬の雌穴は、何の抵抗もせず、清家の硬くいきり勃った肉棒を子宮に突き当たる膣奥の最深部まで簡単に受け入れてしまう。
「! ぅぐあぁ……ッ!」
硬いモノが子宮に乱暴に突き当てられる衝撃に、長瀬は身体をのけ反らせ、目を剥いて叫んだ。
清家は息を荒げながら、自らの硬いモノで長瀬を激しく突き犯す。
「! いっ、嫌だ……っ! キヨっ……やめろっ! なんで、こんなこと……!」
仲間だと、ダチだと信じていた清家に乱暴に突き犯されながら、長瀬は悲痛な叫びを上げた。
確かに口は悪いが、清家はこんなことをするようなやつではないはずだ。なのに、どうして……。
裏切られたショックと失意のあまり、長瀬はいつものような悪態をつくことすらできなかった。
清家は長瀬の胸倉を掴むと、怒りの形相のまま、一気にまくし立てる。
「何でもクソもねえんだよ! てめーなんか頭でも何でもねえ。晴嵐のキング? はぁ? 笑わせんな! てめーみたいな淫乱クソメスは、チ○ポでマ○コ突かれて、よがってりゃいいんだよ!」
吐き捨てるように罵ると、清家は自らの怒張した肉棒を、長瀬の子宮に突き刺さるほど強く乱暴に突き立てた。
清家の身体の下でもがく長瀬の喉から悲鳴のような叫び声が上がる。
長瀬を押さえつけながら、清家は媚薬で発情しきった長瀬の胎を何度も強く突き犯した。
その感触と本来ならば痛みを感じるほどの衝撃に、長瀬の雌は再び激しく疼き出す。
あの理性を失うほどの強烈な快楽が、再び長瀬を呑み込み、支配しようとしていた。
「いいぜ、長瀬……お前のトロトロマ○コ、マジ気持ちいいっ……! 城戸とヤリまくってるって聞いてたから、マ○コガバガバで使えねーかと思ってたけど、全然そんなことねーな!」
「うぁあぁ……ッ……!」
快感と興奮に上ずった声でまくし立てながら、清家は自らの欲望のままに長瀬を蹂躙する。
硬く張った肉棒でメチャクチャに突き犯されながら、長瀬は叫び声を上げ、強い肉体的快楽と精神的苦痛の狭間で喘いだ。
やがて、こみ上げてくる射精感に衝き動かされてか、清家は長瀬を追い詰める嗜虐的な台詞を吐く。
「オラッ、出すぞ、長瀬! てめーの危険日マ○コと子宮にたっぷりザー○ン出して孕ましてやるからな! 城戸ので孕んでなくても、俺の子種で孕ましてやる!」
「! やっ、やめろっ、中出しはっ……! マジでデキちまう……!」
嫌がって必死に逃れようともがく長瀬を押さえつけ、清家は射精寸前のガチガチに張った自らのモノを長瀬の子宮に思いっきり突き当てた。
「デキちまえよ! オマ○コイキながら妊娠しろ!」
言うが早いか、長瀬の膣奥で子宮に突き当てられた清家のモノが大きく脈打ち、どろりとした濃厚な子種汁を吐き出す。
膣奥に中出しされた生暖かい精液の感触を感じ、驚きと絶望に長瀬の真っ黒な目が大きく見開かれた。
「そ、そんな、ウソだろっ?! マジで……っ……! あ、あぁっ、いく……っ、キヨの中出しザー○ンで、オマ○コイクぅ……ッ!」
否応なしに襲いくる強烈な快感には勝てず、長瀬は自らの膣奥で射精に脈打つ硬く張った肉棒と、どろりと生暖かい子種汁の感触を膣と子宮で感じながら、愛液でとろとろに濡れた膣で清家のモノを強く締め付け、女性器で絶頂した。
「こいつ、またイッてやがるぜ。結局マ○コにチ○ポ突っ込んでもらえるんなら、誰でもいいんじゃねーの。淫乱クソビッチが」
呆れたように罵倒し、せせら笑う清家の声に重なるように、舎弟たちの野卑た冷たい嘲笑が響く。
清家が自らのモノを抜くと、だらしなく開きっ放しになった長瀬の女性器から、愛液と城戸と清家が中出しした二人分の精液が混ざり合って白く泡立ったものが大量に溢れ出てきた。
「うわ、すげー。マ○コから泡吹いてるぜ。これ絶対妊娠したな」
揶揄するように言って清家は長瀬を見下ろし、意地悪な表情で声を上げて嘲笑した。
そして、膣内で混ざり合った男二人分の子種汁をぽっかりと開けた膣口から溢れさせている長瀬の女性器を、上履きで踏みつける。
「ぅぐ……ッ!」
絶頂の余韻にヒクつく女性器の入口をつま先で抉るようになぶられて、長瀬は思わず声を上げた。
清家は上履きのつま先で長瀬の女性器をぐりぐりとなぶりながら、その顔に嗜虐的な笑みを浮かべる。
「こいつ、派閥の頭としては失格だけど、俺らの性処理マ○コとしては使えるな」
清家の言葉に、長瀬の周囲を取り囲む舎弟たちの表情が、雌を見る雄のものになる。
清家はしゃがみこむと長瀬の髪を掴み、強引に自分の方を向かせた。
「はっきり言って、てめーは派閥の頭失格だ。てめーみたいな淫乱クソメスのケツなんて、誰も持ちたかねぇからな」
「っぐ……」
見下すような口調で吐き捨てる清家に、長瀬は言い返すこともできず、今にも折れてしまいそうな心を奮い立たせ、精一杯の抵抗を表すように鋭い眼光で清家を睨み付けた。
清家はそんな長瀬に全く動じる様子もなく、バカにしたように鼻で笑い、言い放つ。
「てめーの利用価値なんてマ○コぐらいのもんだろ。だからこれからは俺らでてめーを飼ってやるよ。俺らの性処理便所マ○コとしてな」
「! な……ッ、クソが……っ、ふざけんな!」
長瀬を蔑む清家の台詞に長瀬の目が怒りで大きく見開かれ、歯噛みした口から怒号が飛び出す。
怒りに燃える目で長瀬は清家を睨み付けた。
ふいに、長瀬を取り囲んでいる舎弟たちの中から、待ちくたびれたと言ったような声が上がる。
「おい、キヨ。終わったんなら、俺たちにも使わせろよ」
「いいぜ。代わってやるよ」
清家は長瀬の髪を掴んでいた手を解き、長瀬を放り出すと、周囲を取り囲んでいる舎弟たちに向かって言い放った。
「こいつは俺らの性処理便所マ○コだ。ここにいる全員で好きに輪姦(まわ)しまくってやればいいぜ」
清家の言葉を合図に、長瀬の周りで様子を見守っていた舎弟たちは一斉に牙を剥き、堰を切ったように長瀬に襲い掛かった。
「! ひっ……や、やめろ……ッ! ぅぐッ……あぁ……ッ!」
肢体を何本もの手に押さえつけられ、顔を恐怖に引きつらせながら、長瀬はそこから逃れようと必死でもがいた。
だが、中出しされた精液でドロドロになった女性器を、子宮に突き当たるまで硬い雄肉で強く貫かれ、動けなくなった長瀬は完全に逃げ場を失った。
「っひ……ッ……ぅあぁ……っ!」
媚薬と雌の本能で発情した長瀬の子宮に、硬く怒張した雄肉が何度も激しく突き当てられる。
愛液と精液でとろとろに濡れた膣肉で男のモノを膣奥深く咥えこみながら、長瀬は雄に突かれて感じる雌の快感に女性器をヒクつかせた。
男の硬い肉棒が、長瀬の膣奥にたっぷり溜まった何人もの子種汁を、グチョグチョと濡れた音を立ててこね回し、掻き混ぜる。
深く交わった結合部から、愛液と何人分もの精液が混ざり合って白く泡立ったものがとろとろと溢れ出し、長瀬の尻を伝ってコンクリートの地面を濡らした。
自分より格下の好きでもない男の硬い雄肉で、雌の証拠である子宮をなぶられ、長瀬は快楽にとろけた雌の顔を晒して喘ぐ。
心では拒んでいても、毎日のように城戸に犯され雌として仕込まれた快楽は長瀬の女性器を疼かせ、逞しい雄に犯されることを雌の本能で求め望んでいた。
「マジで誰でもいいんだな、こいつ。どんだけビッチなんだよ」
休む暇もなく突き犯されて快楽に喘ぐ長瀬を、男たちは蔑んだ目で見ながら、呆れたような顔で下品な馬鹿笑いをした。
順番が回ってくるのが待ちきれないのか、下っ端たちの中には、他の男に犯されて喘ぐ長瀬をオカズに、硬くなった自らのモノを出して扱いている者もいる。
その射精は、校内最大派閥の頭の座から引きずり降ろされ、自らが従えていたはずの舎弟たちの性処理便所に成り下がった長瀬に向けられる。
いきり勃ったモノを扱く下っ端たちに取り囲まれた長瀬の顔に、髪に、学ランに、どろりとした白濁汁が勢いよく飛びかかった。
複数の男たちから放たれた大量の精液は、長瀬の精悍な顔と、黒くうねった髪、黒い学ランを白くドロドロに汚し、全身を雄臭い臭いに染め上げていく。
「よかったなぁ、いっぱいぶっかけてもらえて。晴嵐の便所マ○コはチ○ポとザー○ン大好きなんだよなー」
バカにするように間の抜けた誰かの言いぐさに、周囲から下卑た嘲笑が沸き起こる。
「っぐ……クソが……ッ!」
男に女性器を犯されながら長瀬は、自分に向かって下品な野次を飛ばす舎弟たちを鋭い眼光で睨み付けた。
身体は快楽に喘ぎながらも、長瀬の心は今にも折れそうに辛く痛んでいた。
見た目同様、心も男である長瀬にとって、自分と同じ男から女扱いされるのは、苦痛と屈辱以外の何物でもない。
それだけでも苦痛なのに、今まで舎弟として自分に付き従っていたはずの男たちからこんな仕打ちをされるだなんて……こんな酷い話があるだろうか。
ふと、城戸に投げつけられた言葉が長瀬の中で響く。
『てめーが女みてーな身体なんかじゃなくて、普通の野郎なら、こんな目に遭わされずに、頂点(テッペン)に一番近い『晴嵐のキング』でいられただろうにな。気の毒なやつだ。恨むんなら、こんな身体に生まれたことを恨むんだな』
見た目は男でありながら女の部分も持つ半陰陽であるがゆえに、長瀬は普通の男よりも強く男らしく振る舞うよう努力し、普通の男が思うであろう以上に、男らしくありたいと意識して生きてきた。
その結果、長瀬は、幾多の猛者がひしめくヤンキーの巣窟である晴嵐で並み居る普通の男たちを下し、『キング』と名指されるほどの最強の地位にまで登り詰めることができた。
しかし結局、どんなに強く男らしくても、普通の男ではない半陰陽だということがバレれば、普通の男たちは誰も長瀬を自分と同じ男としては見てくれない。
長瀬の秘密を暴き、陥れた城戸はもちろん、仲間だと信じていたはずの清家や長瀬派の舎弟たちでさえそうなのだ。
結局は女性器があるというだけで、雄の欲望のはけ口に犯されるだけの、なぶられるだけの雌としてしか見てくれない。
努力すれば普通の男みたいに、いやそれ以上になれるのだと信じてがんばってきた。
だけど結局、この身体である以上、そんなことは最初から土台無理なことだったのだ。
屈辱の悔しさなのか、信じていた者たちに裏切られた悲しさなのか、それともその両方なのか。
いつしか、長瀬の目からは涙がこぼれ落ちていた。
「へへ……泣くほどいいのかよ」
もはや何人目の相手かも分からない男が長瀬の上で腰を振りながら、ニヤついた顔で長瀬を見下ろしている。
怒りに震えながら長瀬は小さな声で何かをつぶやいた。
「……じゃねぇ」
「あぁ?」
「俺は女じゃねえっ! クソが……バカにしやがって!」
聞き返す男に、長瀬は怒りの形相で噛みつくように叫んだ。
だが、男の硬いモノで子宮を強く突かれ、その衝撃に長瀬は自らが雌であることを思い知らされる。
「! ぅぐ……ッ!」
「なーにバカ言ってんだ。てめーは女に決まってんだろ。チ○ポでマ○コと子宮突かれて気持ちよくなって、ガキ孕めるんだろ。だったら女じゃねーかよ」
「うぅ……ッ」
呆れたように言って、男は長瀬の子宮に自らの硬い雄肉を強く押し当てる。
刺さりそうなほど強く押し当てられて、長瀬は顔を歪ませ、呻いた。
やはり、自分は雌なのだ。どうしようもなく。
どうあがいても、普通の男……雄にはなれない。
悔しくて悲しいが、これが紛れもない現実だった。
「てめーがガキ孕めるメスだってこと、身体で思い知らせてやるよ! 俺の種で孕め! 妊娠しろっ!」
射精寸前のパンパンに張った雄肉が長瀬の子宮に激しくブチ当てられ、容赦なく長瀬を追い詰めていく。
襲いくる雌の快楽に必死に抵抗しようとする長瀬だったが、胎の奥からこみ上げてくる強烈な快楽の前には全くの無力だった。
「いっ、嫌だ……っ、やめろっ……! あっ、あぁっ、またいくっ、オマ○コイクぅっ……!」
屈辱と快楽の中、長瀬は男の硬い肉棒を強く子宮に突き当てられながら、新たな子種汁が子宮口を叩くのを感じて女性器をヒクつかせ、もう何度目かも分からない絶頂を迎えた。
+++
「!」
ふと、長瀬は真っ暗な部屋の中で目を覚ました。
息が苦しくなるほど、心臓が激しく暴れ打っている。
ここは……どこだ……?
混乱した思考の中、暗闇の中から辺りの様子が徐々に浮かび上がってくる。
見慣れた部屋の光景から、長瀬はここが自室のベッドであることを知り、安堵の溜息をついた。
どうやら、先ほどまでの壮絶な凌辱劇は、全て夢の中の出来事だったらしい。
まさに悪夢、ってやつだな……。
まだ治まらない動悸に息を乱しながら、長瀬はTシャツの胸元を掴んだ。
激しく打つ鼓動は、胸元を掴む拳を押し上げ、身体を小刻みに震わせる。
ふと寝返りを打とうとした長瀬は、下半身にぐちょりと不快な感触を感じ、思わず顔をしかめた。
「っ……」
下着の中、股間辺りにべっとりと濡れた感触がある。
おそらく、夢の中で犯され絶頂した時に、実際にも出てしまったのだろう。
「クソが……ッ」
長瀬は掛け布団をはねのけると、両性器から出た汁でドロドロに濡れた下着をズボンごと脱ぎ、ベッドの下の床に勢いよく投げ捨てた。
そして、新しい下着に履き替えるため、ベッドを降りようとする。
「……っ」
ふいに、女性器から何かが漏れ出す感覚に、長瀬は動きを止めた。
膣からどろりとした卵の白身のような粘液が溢れ、糸を引きながらシーツに粘りつく。
まるで中出しされた精液が溢れ出すかのような感触に、長瀬は身震いした。
この感触には、かつて長瀬がまだ処女だった頃……男を知る前から覚えがあった。
生理から二週間ほど経った頃、いわゆる排卵期に当たる頃に起こる現象だ。
そう言えば、前回の生理日から、そろそろ二週間が経つ。
と言うことは、今の長瀬の身体はいわゆる危険日……つまり、最も妊娠しやすい時期と言うことになる。
そんな子どもの出来やすい時期に、いつものように避妊もせず、城戸に生で子種を膣出しされたら……冗談抜きで、長瀬は本当に城戸の子どもを孕んでしまうだろう。
あんなやつに妊娠させられるなんて、あんなやつの種で孕まされるなんて、絶対に嫌なのに、嫌なはずなのに……。
拒む心とは裏腹に、長瀬の中の雌は、逞しい雄を受け入れ、その子種でできた子を胎に宿したいという生殖本能のまま、城戸の雄を求めて発情し、疼き始める。
「っく……」
胎の奥から湧き上がってくるような疼きに我慢できず、長瀬はベッドの上で両膝を立て、両脚を左右に開いた。
興奮して勃ち上がった男の部分は硬く反り返り、尿道口から我慢汁を溢れさせ、垂れ流している。
その下の膨らみに隠れるようにして左右に大きく開いた女性器は、濡れ潤った口をぽっかりと開け、開きっ放しになった膣口からは漏らしたように愛液がとろとろと溢れ出している。
大量に溢れ出した愛液は長瀬の尻を濡らしながら、シーツに濡れた染みを作っていた。
長瀬は普通の男がするように、硬く勃ち上がった自らの男の部分を右手で扱く。
そして左手の中指を、愛液でとろとろに濡れ溢れ、左右に大きく開いた女の部分の入口にあてがった。
「……ん……っ」
指は何の抵抗もなく、ぬるりと膣奥深くに吸い込まれていく。
熱く濡れた膣壁は長瀬のごつい男の指にまとわりつき、硬く男らしいものでこすって欲しくて疼いている。
長瀬は男の部分を扱きながら、熱く疼く女性器に指を抜き挿しし始めた。
「ん……くぅ……っ」
濡れ潤った膣で感じる男の指の感触が、まるで城戸に女性器を弄られているようで、いつしか長瀬は妄想の中で城戸に指マンされていた。
妄想の中の城戸は、いつも長瀬に見せるようなニヤついた笑みを浮かべ、武骨な男の指で長瀬の柔らかい女性器を突いて掻き回す。
『オマ○コヒクヒクして、指に絡みついてくるぜ。マ○コ汁でグチョグチョだし、俺に指マンされて、そんなに気持ちいいのかよ?』
「きっ、気持ちいい……っ、気持ちいいよ……ッ……城戸っ……! お前の指で、俺のオマ○コ奥までズボズボして、えぐってっ……!」
長瀬は、いつも城戸にされているように、愛液で濡れ潤った女性器に指を激しく抜き挿ししながら叫んだ。
膣奥まで深く指を挿れると、弾力のある子宮口に突き当たる。
指先を突き当てたまま、長瀬は指で何度も強く自らの子宮を突いた。
痺れるような快感が胎にじんわりと広がる。
「あぁッ、あぅ……ッ!」
城戸の硬く逞しいモノで子宮を突き犯されている感覚がよみがえってきて、長瀬は快感に膣を濡らした。
城戸とのセックスに慣れきった身体には物足りず、長瀬は指を三本に増やした。
そして、いつも城戸にされているように、膣奥まで激しくピストンする。
「あ、あぁ……ッ……城戸っ、俺を犯して……っ! チ○ポでオマ○コ突いて、犯して、メチャクチャにしてっ……!」
いつしか長瀬は妄想の中で、城戸の逞しいモノを自らの女の部分深くに受け入れ、あられもない言葉を口走っていた。
『いいぜ、長瀬。俺のチ○ポで、てめーのグチョグチョマ○コ突きまくってやる。チ○ポにマ○コ犯されてイけよ。オマ○コ絶頂しろっ!』
妄想の中で城戸に責められながら、長瀬は発情して降りてきた子宮に指を強く突き当てた。
その瞬間、胎の奥がきゅーっと収縮し、指を咥えこんでいる膣が強く締まる。
同時に、長瀬の右手に握られた男の部分が大きく脈打ち、手の中にドクドクと白濁汁を吐き出した。
「ぅあっ、うあぁッ……いくっ、イクぅっ……チ○ポとオマ○コイクぅッ……!」
暗闇の中、長瀬は大声で叫びながら、男女両性器で絶頂した。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
ベッドの背もたれに背を預け、息を乱す長瀬は放心状態になっていた。
やはり、男女両性器で同時に味わう快感は、信じられないほど気持ちいい。
以前のように、普通の男と同じく男の部分だけ弄るというやり方では、到底味わえない快感だ。
城戸の差し金で、自らの女性器を指で慰める快感を味わってからというもの、長瀬のオナニーは、男女両性器を両手で同時に弄るというのが常だった。
長瀬は絶頂の余韻でヒクつく女性器から左手の指を抜くと、自らが放った精液の溜まった右手の指先同士を重ね合わせてすぼめ、女性器に突き挿れた。
「んっ……」
そしてそのまま手を傾け、手で作った窪みに溜まっている精液を膣に流し入れる。
どろりとした生暖かい、覚えのある感触が膣内に流れ込んでくる。
「あっ……オマ○コにザー○ン入ってくるっ……すげー気持ちいい……っ」
恍惚とした表情を浮かべる長瀬の喉から、快感に震え、上ずった声が上がる。
城戸とセックスしている時のように直接膣内射精される快感は味わえないが、精液を女性器に流し入れるという行為と、女性器で味わう精液の感触に、長瀬は興奮していた。
ちなみに、長瀬には男としての生殖能力はない。
以前、かかりつけの両性科で検査した際に、はっきりとそう診断されたのだ。
精液の見た目は普通の男とほぼ同じだが、長瀬の身体には精子を造る機能はないため、女性器を妊娠させることはできない。医学的には先天的な男性不妊ということになる。
つまり、自分の精液を自らの女性器に流し込んでも妊娠することはないのだ。
長瀬のようなタイプの真性半陰陽の男は、普通の男性と同じように男性ホルモンは分泌されるので、見た目は普通の男と変わらないが、内性器や生殖機能は普通の女性と同等もしくは限りなく近い者が多いとされているのだった。
長瀬は右手の窪みに残った精液を左手の指で掻き出して膣に押し込む。そして、右手の指先を女性器から引き抜いた。
精液と愛液に濡れた指先は、城戸との中出しセックス後のように、女性器との間にぬるりとした糸を引いた。
女性器に流し込んだ精液がこぼれ落ちないよう、長瀬は腰を上向きに傾け、両脚を開いたまんぐり返しの体勢になる。
そして、愛液が粘りつく左手の中指を、愛液と精液でぬるぬるに濡れて開いた女性器の真上から一気に突き立てた。
「あぁ……ッ!」
充血して膨らんだGスポットがごつい男の指に押し潰され、女性器に痺れるような快感が走る。
男の部分だけでは決して味わうことのできない甘美な快感に、長瀬はとろけた表情で切ない声を上げた。
そして、もっと快感が欲しいという欲求のまま、愛液と精液で濡れた膣を指でグチョグチョに突いて掻き回し始める。
「あ、あぁっ、いい……っ、オマ○コすげーイイよ、城戸ぉ……っ」
くちゅくちゅと濡れた音を立てて夢中で女性器をこね回しながら、いつしか長瀬は再び城戸の名前を口にしていた。
「城戸、城戸のチ○ポで俺のオマ○コ突いて……! オマ○コの中で城戸の中出しザー○ン混ぜて……っ!」
興奮に上ずった声で城戸の名を呼び、卑猥な言葉を口走りながら、長瀬は右手のひらに残った精液の残りを舐め回す。
青臭く、少し苦い味のする自らの精液は、淡白でとろりとしていて、長瀬は物足りなさを感じた。
長瀬が普段味わっている城戸の精液は、もっと濃厚でどろりと粘ついた雄臭い味がする。
やはりこれも、種無しの半陰陽と、雌を孕ます子種を持った普通の雄との違いだろうか。
コンプレックスを刺激されつつも、長瀬は城戸の精液を舐めたくてたまらなくなってきた。
こんな種無しな半陰陽の精液じゃなくて、普通の男が射精した本物の種ありの、何億匹もの生きのいい精子がビチビチとうごめいている濃厚な精液を舐めたい。
犬のように手のひらをべろべろと舐め回しながら、長瀬はそんなことを思っていた。
右手を舐めた後、長瀬は再びその右手で自らの男の部分を握った。
そして、射精しても硬いまま我慢汁を溢れさせている男の部分を、手で上下に扱き始める。
「ぁん……ッ、チ○ポもイイっ……城戸の手でチ○ポしごいてイカせて……っ!」
興奮に息を荒げ、開いた両太ももを上体に引き付けた格好で、長瀬は自らの目の前で硬く屹立した男の部分を扱く。
尿道口から溢れ出した我慢汁は長瀬の手を濡らし、こすれ合う男の部分との間でクチュクチュと濡れた音を立てていた。
男の部分を扱きながら、長瀬は愛液と精液でとろとろに濡れ溢れた膣を指でこね回す。
「気持ちいいっ……気持ちいいよ、城戸っ……オマ○コで城戸の中出しザー○ン混ぜるの、すげー気持ちいいっ……!」
くちゅくちゅと濡れた音が響き、深く指を咥えこんだ膣口からは、愛液と精液が混ざり合って白く泡立ったものが、城戸と中出しセックスした後のように溢れ出し、長瀬の尻を濡らしている。
「俺っ、すげー子どもデキやすい危険日なのに……っ……こんないっぱい生で城戸の中出しザー○ン入れられたら、ぜってーデキちまうっ……排卵日の危険日マ○コで、城戸の子ども妊娠しちまうっ……」
快感に顔を歪ませ、長瀬は震えながら切ない声を上げた。
城戸に膣内射精されたという妄想で盛り上がっている長瀬だったが、実際に長瀬の膣内にあるのは、種無しな半陰陽である長瀬自身の精液なので、たとえ妊娠する可能性が非常に高い危険日であっても、妊娠することは絶対にない。
だが、もしこれが長瀬の妄想通りに普通の男である城戸の精液だったら、膣内に溢れ出した子種はあっという間に子宮内を遡り、排卵された卵子のいる卵管膨大部に到達して卵を受精させ、長瀬は間違いなく妊娠しているだろう。
身体は妊娠可能な女性器を持つ半陰陽だが、心は紛れもなく男である自分が、同じ男である城戸に犯され、妊娠する。
男としてはとんでもない屈辱だが、長瀬の中の雌は逞しい雄の強い子種で子作りされることを悦び切望していた。
「あぁッ……オマ○コイクッ……! 城戸の中出しザー○ンで、子種でっ……オマ○コ妊娠しながらイクぅ……ッ!」
暗闇の中、快楽に衝き動かされた長瀬のアクメの絶叫が響き渡る。
充血して膨らんだ膣粘膜から膣内に、愛液が勢いよく噴き出した。
ごつい男の指を発情して降りてきた子宮に強く突き当て、長瀬は子宮と膣で絶頂した。
イッたばかりの女性器を絶頂の余韻でヒクつかせながら、長瀬は男の部分を扱く手のスピードを速め、射精へと導く。
「城戸っ、子種たっぷりの濃いザー○ン、俺の顔にブッかけて……! あっ、いくっ、チ○ポイクッ……!」
至近距離で発射された精液が、長瀬の顔に勢いよくかかった。
頬を伝う生暖かくどろりとした感触が城戸に付けられた所有の証のようで、長瀬の中の雌は得もいわれぬ快感と満足感を感じていた。
+++
翌日の放課後。
いつものように長瀬は、空き教室で城戸に従わされていた。
壁にくっつけた机の上で城戸は股を開き、露出した自らの雄肉を、膝立ちになった長瀬の口に突っ込んでいる。
「……っ、いいぜ、長瀬……お前のクチマ○コ、すげー気持ちいい……っ」
熱く濡れた口腔粘膜に、怒張した男性器がぬるりと包まれる。
その快感に城戸は息を荒げ、長瀬の髪を掴んで強く腰を突き入れて、唾液で濡れ潤った長瀬の咥内を犯した。
「んッ……!」
城戸の肉棒で喉奥を突かれ、長瀬の目に反射的に涙が浮かぶ。
だが、毎日のように城戸のモノをしゃぶらされてきた長瀬は、もはや最初の頃のような生理的な拒否反応を示すことはなくなっていた。
城戸のいきり勃ったモノを口いっぱいに詰め込まれ、長瀬の口端からはだらだらとよだれが流れ落ちる。
顎に流れた滴は、伸ばした顎鬚を濡らしていた。
咥内にある城戸の肉棒に舌を絡めると、長瀬は舌で城戸の尿道口を突き、裏筋を舐め上げた。
びくんと城戸の腰が震える。
「んっ……いいぜ、気持ちいいっ……。チ○ポしゃぶるのもだいぶ上手くなってきたじゃねえか。お前もすっかりメスらしくなってきたな」
「っ……クソが……」
満足気な顔で見下ろす城戸を、長瀬は上目遣いで鋭く睨み付け、悪態をついた。
女扱いされるのは心底癪に障る。だが、城戸のモノをしゃぶらされるという屈辱に感じるはずだった行為も、今となっては長瀬自らの性的興奮を高める行為にすらなっていた。
その証拠に、長瀬の制服ズボンの股間は硬く勃起した男の部分の形に盛り上がり、長瀬が性的に興奮していることが制服の上からでも明らかに分かる。
女性器の方も下着の中で止めどなく愛液を溢れさせ、下着を通り越した愛液は密着した制服ズボンの股間をしっとりと濡れた色に変えていた。
「ん……っ」
両性器からこみ上げてくる性的な疼きに、城戸のモノを咥えている長瀬の眉根が寄せられる。
城戸のモノが欲しい。
硬くなった男の部分を城戸の手で扱かれながら、とろとろに濡れ潤った女性器を、疼く子宮を、城戸の硬い肉棒でメチャクチャに突かれたい。
衝動的で強烈な欲求が、長瀬の頭を支配していた。
子どもの出来やすい、妊娠しやすい排卵期だからだろうか。
城戸のモノを舐めながら長瀬は、いつもよりも強く自分の中の雌が、女性器が疼くのを感じていた。
どうしようもないほど疼く両性器に快感が欲しくて、いつしか長瀬は無意識の内に股をすり合わせていた。
そんな長瀬の様子に気づいた城戸の顔に企みの笑みが浮かぶ。
城戸は自らのモノを長瀬の口から抜くと、ニヤけた薄笑いを浮かべ、言った。
「なあ、長瀬。マ○コでオナッてるとこ見せろよ」
「なっ……」
唐突な物言いに長瀬の目が驚きで丸くなる。
何言ってんだ、と言い返すよりも早く、城戸の言葉が降ってきた。
「いつもヤッてんだろ? てめーがオマ○コいじって気持ちよくなってるとこ、見せてみろよ」
「!」
当然のように言い放つ城戸に、長瀬の頬がかあっと赤くなった。
そんな長瀬に、城戸はからかうようなニヤついた笑みを見せる。
「ははっ……図星か?」
「っせえ!」
羞恥で紅潮した顔で、長瀬は城戸を忌々しそうに睨み付けた。
動揺している長瀬に、城戸は更なる揺さぶりをかける。
「俺のチ○ポしゃぶって、マ○コにチ○ポハメて欲しくてガマンできなくなったんだろ。上手くできたら、お前の欲しくてたまんねえコレ、ハメてやってもいいぜ」
言って、城戸は硬く反り返った自らの肉棒を見せつけるように、長瀬の目の前で軽く上下に扱いた。
「……っ」
唾液に濡れテカり、ごつごつと血管の浮き出した城戸の雄に、長瀬の視線は思わず釘付けになる。
同時に、その逞しい雄に膣奥まで突き犯される快感を思い出し、長瀬は既にとろとろに濡れ潤った自らの女性器がヒクつくのを感じた。
確かに城戸の言う通り、長瀬は男の部分だけでなく女性器もいじって、両性器でオナニーしている。
しかも、城戸にヤラれているところを妄想しながらだ。
男としてはたまらなく悔しいことだが、長瀬の中の雌は完全に城戸に落ちていて、雌として城戸の雄に付き従うことを何よりの悦びと感じていた。
だからこそ、そんなひそやかな恥部を城戸の前でさらけ出すなど、男としての長瀬のプライドが許すはずがなかった。
「ふざけんなクソが! 誰がてめーなんかに!」
長瀬は猛然と立ち上がると、城戸が乗っている机を両手で勢いよく叩き、城戸の胸倉を掴んだ。
そして、鋭く威圧的な眼光で至近距離から城戸を睨み付ける。
だが、城戸はそんな長瀬に全く動じることもなく、口元に薄い笑みすら浮かべながら余裕の表情で言い返す。
「てめーに拒否権はねえんだよ。てめーの舎弟たちにバラされてーのか?」
「く……っ」
こっちには証拠もあるんだからな、とほくそ笑む城戸に、長瀬は言い返す言葉もなく、悔しそうな顔で歯噛みした。
そうだった。
そもそも、長瀬が城戸に従っているのは、自分の秘密を舎弟たちにバラされたくないからだ。
その秘密というのが、派閥の頭である長瀬は普通の男ではなく、女の部分を持つ半陰陽であること、しかも対抗派閥の頭である城戸にヤラれている、ということなのだが……。
そんな秘密……いや、事実が舎弟たちにバレたら、長瀬にとってはそれこそ身の破滅だ。
それだけは何としても阻止しなければならない。
と言うことは、やはり城戸の言うことには従わなければならないということだ。
「クソが……ッ」
長瀬は強く唇を噛み、羞恥の感情に震えながら制服ズボンのベルトに手をかけた。
そしてベルトを外し、いつものように下着ごとズボンを下ろす。
窮屈な着衣から解放された男の部分は勢いよく跳ね上がり、我慢汁のしずくを滴らせた。
女の部分に触れていた箇所の下着はしっとりと濡れ、女の部分との間に糸を引く。
羞恥の表情でうつむいたまま、長瀬はズボンから下着ごと両脚を抜き、それらを足元に脱ぎ捨てた。
「机に上がって股を開け。俺によく見えるようにな」
机から降りた城戸は、独裁者の表情で長瀬に命令する。
長瀬は無言のまま、城戸の乗っていた机の上に腰を下ろすと、両脚を机の上に上げ、かかとを机の縁に乗せた。
そして、城戸の言葉通り両脚を左右に大きく開いて、発情した両性器を城戸の目の前に晒す。
だが、城戸が最も見たい長瀬の女性器は、男の部分の下の膨らみに隠れてよく見えない。
「おい、コラ。肝心のマ○コがキン○マに隠れて見えねえだろーが。キン○マ持ち上げてマ○コ見せろ」
「く……」
城戸に言われるまま、長瀬は右手で男の部分の根本の膨らみを持ち上げた。
膨らみの下から、左右にぱっくり開かれた女性器の割れ目があらわになる。
愛液でとろとろに濡れ潤った女性器は、咥えるものを求めてヒクつきながら、開きっ放しの膣口から愛液を滴らせていた。
「オマ○コ濡れ濡れだな。俺にチ○ポ挿れて欲しくて、ハメて欲しくてたまんねえんだろ?」
揶揄するように言って、城戸は露出したままの自らの肉棒を扱き、長瀬に見せつける。
興奮した長瀬の膣粘膜から新たな愛液が噴き出し、膣口からとろとろと溢れ出した。
「チ○ポハメて欲しかったら、マ○コでオナニーしろ。てめーがいつもヤッてるみてーにな」
城戸の命令に、長瀬は無言で自らの女性器に左手を伸ばした。
そして、いつもオナニーする時のように中指を女性器の入口にあてがうと、既に開き切ったとろとろの膣穴に深く突き挿れる。
「んぅ……ッ!」
膣奥深く一気に突き挿れた指先は子宮に強く突き当たり、その衝撃に思わず長瀬は顔を歪め、声を上げてしまう。
ごつく男らしい長瀬の指を咥えこんだ膣襞は快感にヒクつき、熱く濡れ潤った膣肉を硬いものでこすって欲しくて疼いていた。
疼く女性器に快感が欲しくて、長瀬は自らの膣奥深く埋めた中指を抜き挿しし、柔らかく濡れ潤った膣粘膜をこすりながら、発情して降りてきた子宮を指で何度も突く。
「ぅあッ、あ、あぁ……ッ!」
強く突き上げられる衝撃で胎の奥に快感が走り、長瀬の喉からは切ない喘ぎ声が上がる。
男の部分の下の膨らみを持ち上げていた右手は上に移動し、溢れ出す我慢汁で指をベトベトにしながら、硬く強張った男の部分を扱いていた。
両性器から爆発的に押し寄せてくる快感に、長瀬の理性はもはや崩壊寸前だった。
快楽の虜となった長瀬は城戸に見られていることも忘れて、両性器を弄る両手を必死に動かし、夢中で快楽を貪った。
そんな長瀬の痴態に興奮したのか、城戸は息を荒げながら、雌に飢えてギラギラした雄の目つきで舐め回すように長瀬を見ている。
その右手には長瀬と同じように硬くなった自らの肉棒が握られ、上下に扱かれていた。
「長瀬っ、お前……いつもこんなエロいオナニーしてんのかよ……! マジたまんねえな、お前の濡れ濡れマ○コにチ○ポブチ込みてぇっ……!」
両性器を弄って快楽に没頭する長瀬の淫らな姿に、興奮が頂点に達した城戸はたまらず叫んだ。
そして長瀬の顎を掴むと、噛みつくように深く口づける。
城戸の舌が長瀬の口内に侵入し、長瀬の舌と絡み合った。
「ぅん……っ」
城戸に舌を差し入れられ、半開きになった長瀬の口から低く甘い声が上がる。
自らのモノから手を離した城戸は、男の部分を扱いている長瀬の手を解き、代わりに自分の肉棒を握らせた。
そして、大きなごつい手で長瀬の男の部分を掴み、我慢汁に濡れた武骨な指先で裏筋をなぞるように愛撫する。
「んっ……」
ずっと触って欲しいと求めていた城戸に触られているからだろうか。
自分で触るよりも気持ちいいような気がして、長瀬は思わずため息のような切ない喘ぎを漏らした。
「長瀬。俺の手でチ○ポイかせてやるから、お前も俺のチ○ポ扱け。一緒にチ○ポ扱き合おうぜ」
情欲に濡れた長瀬の真っ黒な目の中に、ニヤッと笑みを浮かべた城戸の姿が映る。
「城戸……っ」
脈打つ硬い肉棒を握らされた手と、掴まれた男の部分で城戸を感じながら、長瀬は至近距離で城戸と見つめ合い、うなずいていた。
「いいぜ、長瀬……っ、気持ちいいっ……」
硬く張り詰めた肉棒を手で扱かれる刺激に城戸は息を荒げ、快感の声を漏らした。
城戸の尿道口からとろとろと我慢汁が溢れ、長瀬の手を濡らす。
我慢汁でぬるぬるになった城戸のモノを右手で扱きながら、長瀬は自らの女性器深くに左手の中指を埋め、発情して降りてきている子宮を指先で何度も強く突いた。
「あぁ……っ、んぅ……っ……」
胎の奥に痺れるような快感が走り、長瀬の腰がびくりと震える。
ぐちゅぐちゅと濡れた音を立てて膣口から見え隠れする指の根本には、白く泡立った愛液が絡みつき、膣口から溢れ出した愛液は尻を伝って机を濡らしていた。
「んッ……」
限界まで硬く張り詰めた長瀬の男の部分が、城戸の手の中でビクンと脈打った。
こみ上げてくる射精感に、長瀬はたまらず声を上げる。
「き、城戸……っ、いくっ、チ○ポイクっ……」
「いいぜ、イけよ。グチョグチョマ○コ指マンしながら、チ○ポイけ!」
とどめを刺すように城戸は、射精寸前の長瀬の男の部分を激しく扱き上げた。
その刺激に、長瀬の男の部分の下の膨らみはきゅーっと上にせり上がり、中で作り溜められていた精液を男の部分の尿道へと押し上げる。
「! ぅあぁッ、イクっ、チ○ポイクぅッ……!」
叫ぶと同時に、長瀬は無防備にとろけたイキ顔を城戸の目の前に晒し、男の部分から勢いよく射精した。
城戸に掴まれた男の部分から勢いよく打ち上げられた白濁汁は、学ランの下に着ている長瀬のTシャツの胸元を濡らし、精悍な頬を白く汚していく。
「ははっ、てめーのチ○ポ汁でセルフ顔射だな、長瀬」
自らが射精した白濁汁を顔に受け、頬をドロドロの精液まみれにしている長瀬に、城戸は野卑た笑いを浮かべた。
「次はオマ○コだな。てめーがオマ○コでメスアクメ、キメる顔見ててやるから、俺の顔見ながらイけ」
「っ……城戸っ……」
至近距離で目を覗き込まれながら城戸に低くささやかれ、長瀬は眉根を寄せた。
膣の奥、指先で強く突いた子宮がキュンと疼く。
嗜虐的な城戸の言葉に、長瀬は自らの内に潜む雌が城戸の雄を求めてたまらなく疼き、暴れ出すのを感じていた。
城戸のモノでイキたい。
この手の中で熱く脈打つ城戸の硬い肉棒で子宮を強く突かれて、子宮で城戸の力強い射精を感じながら絶頂したい。
城戸の濃い茶色の目が、至近距離で長瀬を見つめている。
女のように膣と子宮で感じて絶頂しそうなところを城戸に見られるなんて、恥ずかしくて屈辱的なはずなのに、目が離せない。
「あッ、あぁ……ッ! 城戸ぉっ、いく、イクぅッ……! オマ○コイクぅ……ッ!」
子宮の奥からこみ上げてくる絶頂に、長瀬は衝動的に大声で叫んだ。
指先を強く突き当てた子宮から快感が溢れ出し、充血して膨らんだ膣が激しく痙攣して、膣奥深く埋めた指を強く締め付ける。
城戸の目の前で長瀬は快楽にとろけた淫猥なアクメ顔を晒し、城戸の名を呼びながら女性器で絶頂に達した。
絶頂の余韻でヒクついている長瀬の膣から、白く泡立った愛液がとろとろと溢れ出し、尻を伝って机を濡らす。
まるで中出しセックス後のような光景に、城戸はごくりと生唾を飲んだ。
「すげえ……オナニーでイッても、中出ししたザー○ンみてぇなのがオマ○コから出てくんだな……」
興奮気味に言って、城戸は長瀬の手を掴んで膣から引き抜くと、代わりに自らのいきり勃った肉棒を女性器の入口に押し当てた。
そして、そのまま腰を押し進める。
ずぶりと濡れた音を立てて、城戸の硬い男性器が長瀬の女性器にめり込んだ。
「う……ッ、オマ○コ濡れ濡れで気持ちいいっ……!」
とろとろに濡れ潤った熱い膣粘膜に、硬く張った雄肉が柔らかく包み込まれていく。
得も言われぬ快感に、城戸は思わず声を上げた。
城戸の突然の行為に、長瀬の目が驚いたように見開かれる。
「! なっ、生は……っ……生はやめろっ! 俺、今日マジで危ない日なんだよっ! デキちまうだろっ……ゴムつけろよ!」
長瀬は学ランの内ポケットからタバコの箱ぐらいのサイズの小箱を取り出すと、必死の形相で城戸に突き付けた。
中身は男性器に装着するタイプの避妊具、コンドームだ。
危険日でもお構いなしに城戸とセックスする羽目になるだろうと予想した長瀬は、今朝学校に来る前に立ち寄ったコンビニでこっそりこれを買ってきたのだった。
だが、城戸は長瀬の訴えを無視して、自らの硬い雄肉を長瀬の子宮に強く突き当てた。
「ぅぐぁッ……!」
絶頂したばかりの子宮を突き犯され、快楽に長瀬の顔が歪む。
城戸に突き付けたコンドームの箱は長瀬の手から滑り落ち、机の下に落ちてしまった。
「危ねえ日とか言ってる割には抵抗しねーんだな」
城戸にされるがまま喘ぎ声を上げている長瀬に、見透かすような城戸の言葉が突き刺さる。
「俺のチ○ポで子宮突かれて、オマ○コ気持ちよすぎて離れられねえんだろ」
「くぅ……ッ!」
長瀬の顔に悔しさの色が浮かんだ。
奥歯を噛んで睨み付けてくる長瀬の心をほどくように、城戸は口づける。
「俺も……お前のオマ○コにチ○ポ生ハメすんの、気持ちよすぎて離れられねえよ……」
余裕のない表情で城戸は腰を動かし、硬く張った雄肉で長瀬の子宮を何度も強く突いた。
膣奥深く埋められた城戸の肉棒から我慢汁が溢れ出し、長瀬の子宮口からとろけ出た排卵期の子宮頸管粘液ととろとろに混ざり合う。
膣粘膜から溢れ出した愛液と混ざり合った二人の体液は、長瀬の子宮を突く城戸の硬い雄肉に掻き回され、グチョグチョと濡れた音を立てた。
「俺のチ○ポでこんな風にオマ○コの奥まで……子宮突かれんの好きなんだろ? オマ○コと子宮の快楽に流されて、俺の子ども孕んじまえよ」
「なっ、何考えてやがんだっ、てめーは! んなこと、できるワケねぇだろっ……!」
畳みかけるような城戸の言葉に、長瀬は猛然と反発する。
だが、それは妊娠するという行為についてのことであり、最初の頃に感じていたような、城戸に対する嫌悪感から来るものではなかった。
「……っ」
ふいに長瀬は右の横っ腹にチクッと針で刺されたような痛みを感じた。
覚えのあるこの痛みは……。
ふと長瀬の脳裏に、かかりつけの両性科医と以前に診察室で交わしたやり取りが浮かぶ。
『なあ、先生。生理の二週間前ぐらいに左右どっちかの横っ腹がチクッて痛む時があるんだけど、これって何?』
『それは恐らく、“排卵痛”だね。卵巣から排卵する時に卵子は卵巣の壁を破って出てくるんだけど、その時の痛みだと思うよ』
排卵痛……? って、ことは……。
そう、つまり長瀬は卵巣から排卵していて、胎内に受精可能な卵を抱いた状態だということだ。
そんな状態で、このまま城戸の膣内射精を受け入れてしまったら、かなりの高確率……ほぼ百パーセントに近い確率で、長瀬は城戸の子どもを妊娠してしまうだろう。
「やっ、やめろっ、城戸っ! 中で出すのはやめろっ! 俺、排卵してんだよっ……お前にザー○ン中出しされたら、マジで、ホントに、孕んじまう……ッ!」
いきり勃った硬い雄肉で城戸に強く子宮を突かれながら、長瀬は悲痛な叫びを上げた。
だが、拒む言葉とは裏腹に、長瀬の女性器は城戸を深く受け入れ、柔らかく濡れ潤った膣粘膜で城戸の硬い雄肉を包み、咥えこんで離さない。
受け入れてはいけない。
理性では分かっているはずなのに、自らの女性器で城戸の雄と交わるあまりの気持ちよさに、長瀬は城戸を拒み切れなかった。
そんな長瀬を見透かすように、城戸の挑発的な言葉が響く。
「オマ○コ気持ちよくてたまんねえんだろ、長瀬。俺に孕まされるって分かってんのに、離れられねえんだもんな」
「……っ」
城戸を睨み付け、長瀬は精一杯の抵抗を見せた。
だが、そんな必死の虚勢も、女性器に容赦なく加えられる快楽にあっけなく突き崩されていく。
城戸にされるがまま雌の快楽に喘ぐ長瀬の耳元で、城戸の低い声がささやく。
「なあ、長瀬……危険日排卵マ○コで俺の子種受け入れて、孕んじまえよ。お前の子宮は俺の子種で孕みたくて仕方ないみたいだぜ」
「っ、そ、そんな……っ」
城戸の言葉に長瀬は、自らの胎の奥で疼いている子を孕むための雌の器官……子宮の存在を否応なく意識した。
排卵期を迎えて妊娠しやすくなっている長瀬の子宮は、受精卵が着床しやすいよう内膜をふかふかに肥厚させ、孕むための子種を求め疼いている。
そんな孕み頃の子宮を、城戸は射精間近の硬く張った肉棒で何度も強く突いた。
切羽詰まった表情で息を荒げ、腰を激しく動かしながら、城戸が言う。
「……っ、そろそろイクぜ、長瀬……お前の危険日排卵マ○コの奥に、子種たっぷりのザー○ン流し込んで確実に孕ませてやる。子どもデキたらちゃんと産めよ。堕ろすのはぜってー許さねえ」
「ぅぐ……ッ」
射精寸前の硬く張り詰めた肉棒が、子宮に突き刺さりそうなほど強く突き当てられる。
胎の奥を揺るがす衝撃と快感に長瀬は顔を歪めた。
「うぅっ……いくっ、イクぜ、長瀬……ッ……!」
城戸が低く呻き、声を上げる。
同時に、城戸の雄肉と密着した長瀬の子宮口に、射精する肉棒が力強く脈打つ感触が広がり、生暖かくどろりとした子種汁が叩きつけられた。
避妊具で妨げられることもなく、膣と子宮で直接味わう城戸の生々しい射精の感触に、長瀬の目が大きく見開かれる。
「?! うぁッ、でっ、出てるっ……! 城戸の中出しザー○ンが俺の子宮に……っ! あッ、あぁ……ッ、そ、そんなっ……デキるっ、デキちまうッ……! ひッ……いくっ、オマ○コイクぅッ……! オマ○コ妊娠するぅッ……!」
ドクドクと脈打ちながら吐き出される城戸の子種汁が、絶頂してヒクつく長瀬の膣奥に溢れていく。
静まり返った放課後の空き教室に、長瀬の絶叫が響き渡った。
【to be continued...】 2014/12/30UP
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