「お兄ちゃま、朝だよ、起きて」
「ん……朝か……」
まだ眠いけど、とりあえず体を起こす。
「おはよう、お兄ちゃま」
「……おはよ、花穂」
眠い目をこすりながら花穂に挨拶を返す。
……そういえば、花穂に起こされるのも久し振りだな。
「お兄ちゃま、朝ゴハンできてるよ」
「解った。着替えたらすぐに行くよ」
「うん」
嬉しそうに花穂が部屋から出て行く。
さて、俺もとっとと着替えていきますか。


第4話 商店街を歩こう 前編



朝食を食べて出かける準備をして、現在駅のホーム。
今日からドイツへ行く父さん母さんの見送りである。
「祐一、花穂、行ってくるからな」
「体には気をつけるのよ」
「そっちもな。ちゃんと生きて帰って来いよ」
「パパ、ママ、頑張ってね」
最後の言葉を交わしたところで、電車のドアが閉まる。
そして、電車が動き出す。

「……パパとママ、行っちゃったね」
「そだな。……花穂、寂しいか」
「……うん。でも、お兄ちゃまもいるし、隣には衛ちゃんたちもいるから平気だよ」
少し寂しそうだけど笑顔で応えてくれる花穂。
「そっか。……それじゃ、帰りますか」
花穂の頭に手を乗せながら言う。
「うん」
二人して駅の出口へ歩き出す。

「……で、今日は昨日約束したとおり衛ちゃんと3人で商店街に行く日だけど」
家へ帰る途中、シリアスな顔で花穂に話し掛ける。
「けど……どうしたの?」
「昼食、どうしよう?」
表情を崩しながら言う。
「えっと……お昼ゴハン?」
「おう。家で食べるのと商店街で食べるの、どっちがいいと思う?」
「うーん、衛ちゃんの都合を聞いてから決めない?」
「確かにその方が良さそうだね。ま、なんにせよ一旦家に帰りますか」
「うん、そうだね」

そんなこんなで小林家前。
インターホンを押して衛ちゃんが出てくるのを待つ。
「はい。あ、花穂ちゃん、祐一さん、こんにちは」
「こんにちは、衛ちゃん」
衛ちゃんと花穂が挨拶を交わす。
「こんにちは。衛ちゃん、昨日約束した通り商店街へ行こうと思うんだけど、大丈夫?」
挨拶しながら衛ちゃんに訊いてみる。
「うん、もちろんだよ」
「おっけー。で、行く前にひとつ質問があるんだけど」
「質問?」
「うん。昼食は今食べるのと商店街のどこかのお店で食べるのとどっちがいいかな?」
「うーん、今日は外食にしようかな? 飲食店の案内にもなるし」
確かに、花穂への案内ついでに外食するのもいいな。
「じゃあ、外食ということで」
「はい」
「それじゃ、準備したらもう一回呼びに来るから」
「解りました。ボクも準備しておきます」
そんなこんなで衛ちゃんと一旦お別れ。

部屋に戻って簡単に準備する。男の準備なんて大して時間はかからない。
特に今回は一旦外にいたわけだし。
そして、花穂に一声かけてからリビングでボーっと待つ。
「お兄ちゃま、準備できたよー」
花穂から声がかかる。
「おっけー。じゃ、でかけますか」
「うん」
で、二人揃って玄関へ移動。『いってきます』と声を揃えて言ってから家を出る。

小林家前。花穂がインターホンを押して声をかける。
「衛ちゃん、準備できた?」
「うん。すぐ行くよ」
本当にすぐに衛ちゃんがやってきた。
「それじゃ、行こっか」
「「うん」」
俺の言葉に花穂と衛ちゃんの返事がハモる。
そうして、俺たち3人は商店街散策に出発した。

俺と、花穂と、衛ちゃんの3人で商店街を歩く。
ちなみに、花穂と衛ちゃんは手を繋いでいる。……そうしないと花穂が転ぶ可能性が高いから。
当然それ以外の理由もあるだろうけど。
「しかし、よく考えれば俺より衛ちゃんのほうが詳しいんだよな」
衛ちゃんの方が住んでる期間はかなり長いからな。
「うーん、それもそうかも」
俺の言葉に花穂も同意する。
「ま、別にいいんだけどね。で、とりあえず昼食だね」
もう昼だし、本気で腹がへってきていた。
「うん。花穂もおなかすいちゃった」
「ボクも」
どうやら二人も同意見らしい。

「と言う事で昼食にする事にして……どこで食べよう?」
当然ながら商店街にはそれなりに飲食店が存在する。
「うーん、オレンジか百花屋でいいんじゃないかな?」
衛ちゃんのもっともな意見が出る。
しかし、百花屋は後で行く可能性があるのでオレンジにしようと思う。
「じゃあ、オレンジにしますか」
「うん、賛成」
「花穂もそれでいい? ……って、花穂は何のお店かなんて知らないか」
全国チェーンもお店じゃないし、流石に知らないだろう。
「そうだよ。それで、何のお店なの?」
「ファミレスだよ。色々メニューがあるから食べたいものを選べるだろ」
「ふーん」
「で、花穂ちゃんもオレンジでいいよね」
「うん」
と言う事でオレンジで昼食を食べる事に決定。

少し歩いてオレンジに到着。
正式名称『Piaオレンジ』。一部で有名なPiaキャロット関係のお店らしい。
直接系列ではないのでこんな名前になっている……とか聴いたことがある。詳しくは知らないけど。
「いらっしゃいませ、Piaオレンジへようこそ。何名様ですか?」
店に入るとウェイトレスさんがお約束の対応をしてくる。
うむ、今日は不思議の国タイプのようだ。
メイドタイプに敗れたとはいえ2位だっただけあってなかなかいいカンジだ。……それは置いといて。
「3人です」
「念のために訊きますが、お煙草はお吸いになられますか?」
多分吸わないとは思っているらしいが、一応訊いてはおかないといけないらしい。
まあ、高3くらいだと正確な年齢も把握し辛いし、ある意味仕方ないのかもしれないけど。
「いえ、吸いません」
「ですよね。それでは、こちらへどうぞ」
そして、窓際の席に案内される。

「それで、何にする? 今日は俺が全部奢るから値段は気にしなくていいよ」
「いいの? お兄ちゃま?」
「いいよ」
これから花穂にはお世話になりそうだしね。
それに、お金が無いわけじゃないし。
「ありがとう、お兄ちゃま」
「どういたしまして。もちろん、衛ちゃんの分も払うよ」
「え、でも……」
「気にしない気にしない。再会記念も兼ねて、ね」
「お兄ちゃまもこう言ってることだし、奢ってもらっちゃってもいいと思うよ」
「……そうだね。祐一さん、今日はお願いします」
「まかせなさい。……それで、二人とも注文決まった?」
「うん。花穂、スパゲティーミートソース」
「ボクはビーフカレーにするよ」
二人はどうやらすぐに決まったようだ。もしかしたら入る前から決めてたのかもしれない。
「じゃあ、俺は……ハンバーグセットにするか」
決まったところでウェイトレスさんを呼び、注文。ついでに大皿のフライドポテトも頼むことにする。
で、料理が来るまで雑談タイム。

「ねえ、花穂ちゃん。みんなは元気?」
「うん。可憐ちゃんも亞里亞ちゃんもみんな元気だよ」
「よかった。ボク、全然みんなに会えないから、ちょっと心配だったんだ」
「流石に遠いもんね」
「うん。メールのやりとりはしてるけど、表情まではわからないし」
「やっぱり、会えなくなると寂しいよね」
「うん。花穂も引っ越す時はやっぱり寂しかったよ」
「また、みんなで会う機会があるといいよね」
「うん、そうだよね」
やっぱり、友達と会えなくなるのは寂しいからな……。

「祐一さん」
「どうしたの、衛ちゃん」
「『兄』のみなさんも元気ですか?」
花穂や衛ちゃんの友達は、何故かみんな『妹』だったんだよな。
しかも、俺も含めて『兄』のほうも友達だったり知り合いだったりしたし。
「ああ、みんな元気でやってたよ」
「そうですか」
「ああ、楓にもそう言っておいてくれ」
「はい」
そんな会話をしていると、料理が運ばれてきた。

「「「いただきます」」」
3人声を揃えて言ってからみんなで食べ始める。

「ねえ、お兄ちゃま、衛ちゃん。花穂が明日から通う学校ってどんな学校なの?」
食べ始めてから花穂の質問が来る。
ちなみに、明日から新学期だったりする。
「どんな学校って……広い」
「うん。初等部からあることを考えても、かなり広いよね」
「あと、制服が人気らしい」
あの制服の為に受験する人もいるらしいし。
「高等部と中等部じゃ制服が違うけど、どっちも人気あるよ」
「あの制服、可愛いもんね」
当然、花穂も明日から学校行くんだから制服を着たことはあるんだよな。
「他には……偏差値はそれなりに高め」
「高等部のトップのほうはかなりレベルが高いらしいよ。ボクたちも気が抜けないよね」
中等部から頑張らないと行けないわけか。
「あと……部活はよく知らないや」
「部活動はそれなりにレベルが高いよ。特に、高等部の陸上部、演劇部、スキー部は全国レベルだって」
うちの学校に全国レベルの部活なんてあったのか。
……そういえば、名雪はインハイ経験者って昨日楓が言ってたっけ。
「あとは、衛ちゃんに任せる。衛ちゃんの方が詳しいだろうし」
「はい。えっと、他には……」
こうして、学校の話をしながら食事の時間はすぎていった。

食事を終えたあとは、商店街案内。
ブティック、小物屋、本屋、CDショップ……。
色々覗いたりしながら歩いていく。

そして……ファンシーショップ。
「ねぇ、お兄ちゃま。入ってもいい」
「ああ、いいよ」
花穂、こういうのが好きだから多分ここには入りたがると思ってたんだよな。
「ありがと。行こう、衛ちゃん」
「うん」
衛ちゃんは結構こういうのも好きだから、特に躊躇ったりはしない。
そして、花穂と衛ちゃんは楽しそうに中に入っていく。
その後を俺はゆっくり入っていった。
正直、こういった雰囲気の店は苦手だけど、それでも花穂に付き合ってるうちに慣れた。
……まだ少し恥ずかしいけどね。

ふたりは笑顔で色々な商品を見てる。
そういえば、花穂って可愛いモノを見つけることにかけて素晴らしいセンスを持っているんだよな。
花穂が選んだものは、ただ可愛いだけじゃなく、何故か人や空間にピッタリ来る。
多分、花穂に服とか見立ててもらえば舞や香里、天野でも『可愛い女の子』になるんだろうな。
……ふと思ったけど、ホントに咲耶ちゃんの対極だな……。

さて、それはとにかく俺もキーホルダーでも見てみようかな。
家の鍵につけるの欲しかったし。
鍵だけだとやっぱり寂しいからな

で、適当にキーホルダーを選んだ後、何となくぬいぐるみコーナーを見てみる。
と、けろぴーが売ってる。しかも、いろんな種類が。
……しかし、赤色のや鍵を持ったのはいいとして、何で銃なんて物騒な物を持ったものまであるんだか。

けろぴーの大群から目を逸らし、隣をみると今度は猫と狐のぬいぐるみが大量にあった。
今度、水瀬家に行くとき名雪と真琴に土産として買っていこうかな。
そういえば、名雪的に蛙が『けろぴー』なら猫は『にゃんぷー』だろうか?
しかし、それだと狐が『こんぺー』になってしまうのは問題だよな。
とか、しょーもない事を考えてると後から声をかけられた。

「お兄ちゃま」
「お、花穂、どうだった?」
「うん、色々あって楽しかったよ。今日は他の所も回りたいから小物しか見てないけど」
そういって花穂は手に下げた袋を俺に見せる。
「なんだ、自分で買ったのか。言ってくれれば買ってあげたのに」
「うーん、でも奢ってもらってばっかりじゃお兄ちゃまに悪いし……」
うう、いい子だ。思わず抱き締めたくなるけど我慢する。
「そっか。衛ちゃんも楽しんだ?」
「うん」
「よし、じゃあ、そろそろ出る……前にキーホルダー買ってくるよ」
「キーホルダー?」
花穂が訊いてくる。
「そう。家の鍵にくっつけるやつね。ついでに、花穂の分も買ってこようか?」
「いいの? お兄ちゃま?」
「もちろん。あ、キーホルダーはその辺に並んでるから」
そう言いながら俺はキーホルダーが合ったところを指差す。
「うん。そういえば、お兄ちゃまはどんなのにしたの?」
「俺? 俺はこういうのにしたけど」
そう言いながらさっき選んだキーホルダーを花穂に見せる。
クリアブルーのプラスチックの立方体がついたシンプルなやつだ。
「じゃあ、花穂はこれにするよ」
そう言って花穂が選んだのはクリアオレンジの俺と色違いのキーホルダーだった。
「おっけー。じゃあ、買ってくるから先に外で待ってて」
「うん」
「はい」
ふたりの返事をしてから出口へ向かう。
俺もすぐにレジに行ってキーホルダーを購入した後、出口に向かう。

「待った?」
「ううん、そんなことないよ」
……なんか、恋人同士みたいな会話してるな。それは置いといて。
「さて、次は……」
「あ、祐一さんだー」
最後まで言う前に後ろのほうから声がした。この声は……。
「佐祐理さん、こんにちは」
「あははーっ、こんにちはですー」
佐祐理さんがいたので挨拶する。と、横からチョップが来る。
「舞、痛いぞ」
「……私を、無視しない」
「はいはい。舞、元気か?」
「元気……」
「それはよかった」
「ところで、祐一さん。そちらの方はどちら様ですか?」
花穂と衛ちゃんのほうを見ながら言う。
「ああ、紹介するよ。俺の妹の花穂と、花穂の親友の衛ちゃん」
「相沢花穂です。はじめまして」
「小林衛です。こんにちは」
俺の言葉のあとに続いて挨拶する花穂と衛ちゃん。
次は花穂たちの方を向いて言う。
「こちらが、3月に卒業した先輩で、倉田佐祐理さんと川澄舞」
「倉田佐祐理です。はじめましてー」
「川澄舞……」
佐祐理さんと舞も挨拶。

ここで、このふたりについて軽く説明。
あの冬、舞は魔物と和解し、佐祐理さんは少しだけ過去と向き合うことが出来た。
卒業後、ふたりとも近くの大学に入学。
最初、佐祐理さんと舞はふたりで暮らす予定だったけど、佐祐理さんの親がそれに反対。
俺も佐祐理さんに相談されたけどいい案が浮かばなかった。
そこで、香里に相談したら『舞さんが佐祐理さんの家で暮らせばいいんじゃない?』との助言を頂く。
佐祐理さんに言ってみたところ、結局全員がこれで納得。
つまり、現在舞は母親と一緒に倉田家に住んでいるわけだ。

「祐一さん、妹さんがいたんですねー」
「ああ、実はそうだったんだよ」
「でも、何故今まで会ったことが無かったんでしょう?」
「ああ。それは、花穂は昨日こっちに来たばっかりだから。俺だけ学校の都合で先に転校してきたんですよ」
昨日あゆ達にもした説明をふたりにする。
「そうだったんですかー(これは最大のライバルですかね)」
「? 佐祐理さん、何か言った?」
「いいえ、なんでもないですよー」
佐祐理さんの言葉に少し納得いかない顔をしながらも、俺は話を変える。

「そういえば、ふたりは何をしてたんですか?」
さっきからの疑問を尋ねる。
「あ、はい。明日は大学の入学式なので今日は腕をふるおうと思って、そのお買い物です」
「なるほどね。やっぱり凄い料理なの?」
「いえ、そうではなくて……」
「……牛丼」
舞の言葉に一気に脱力する。
「……相変わらず好きだな。別にいいけど……」
「牛丼は美味しい。それに、佐祐理との思い出の食べ物だから……」
「ああ、解ってる」
だから記念に、という意味もあるんだろうな。
ま、佐祐理さんが作った牛丼なら問答無用で美味しいだろうけど。

「では、わたし達はそろそろ行きますね」
「祐一、また……」
「じゃ、またな。佐祐理さん、舞」
とりあえず佐祐理さんと舞に別れを告げる。

「お兄ちゃま。今の、お兄ちゃまの先輩なんだよね」
「そう。先輩で、友人。冬に色々あって仲良くなったんだ」
「そうなんだ……」
花穂が少し寂しそうな顔で言う。……って、何で寂しそうなんだ? (←ドンカン)
と、とりあえずなんとかしないと。

「花穂、ゲーセン行かないか?」
俺はとりあえず向かいにあったゲーセンを指しながら言う。
「ゲームセンター?」
「そう。色々遊ぶものもあるし」
「うん、いいよ」
花穂に少し笑顔が戻る。……よかった。
でも、何で寂しそうになったのか、今度はっきりさせないとな。
「衛ちゃんは?」
「ボクもおっけーだよ」
「それじゃ。ゲームセンターに行きますか」
「「おー!」」
そして、俺たちはすぐそこにあるゲーセンに向かったのだった。


続く



作者(以下作)「ということで、LittleFlower第4話でした」
衛「後書きアシスタントの衛です。少しは楽しんでいただけたでしょうか?」
作「せめて読むのにかかった時間分くらいは楽しんでいただければ幸いです」
衛「……ところで、前回とかなり間が空いちゃったよね」
作「すみません、なかなか書けなかったんです。頑張ってましたが、なかなか完成しなくて」
衛「ふーん……。とりあえず、次も頑張ろうね」
作「頑張ります」
衛「そういえば、読者の皆さんに言っておくことがあるって聞いたけど?」
作「途中、Piaオレンジに行く場面、あそこで出てきた制服」
衛「『不思議の国タイプ』?」
作「そう。Piaキャロ関係でトップクラスに好きな制服だったから今回名前だけ出してみたんだけど」
衛「Piaキャロットの制服なの?」
作「実はPiaキャロ2の制服コンテストで2位になった制服なんだけど。……多分、知ってる人は少ないよね」
衛「マイナーだね……」
作「雑誌も3と違ってパソゲー雑誌(E-Login)だったし」
衛「どんな制服なの?」
作「御影すばる(こみパ)の冬服とぱろぱろタイプ(Pia3)を足して割ったような制服」
衛「……多分、それじゃ誰にもわからないと思うよ」
作「……そうだろうけどね。ちなみに、Piaキャロ2ビジュアルファンブックに載ってますので、機会があったら見てみてください」
衛「機会、あるといいですね」
作「それと、今回佐祐理さん&舞が登場しました」
衛「久し振りのKanonキャラの登場だね」
作「これからもこのくらいの出番しかないと思われます。あ、佐祐理さんの一人称が『わたし』なのは仕様です」
衛「変わっちゃったんだね」
作「そういうこと。佐祐理さんも頑張っているということで」
衛「ご了承ください」
作「さて、次は第5話。当然、今回の続きです」
衛「ゲームセンターに行くんだよね」
作「もちろん。あ、それと次回また新しいキャラが一人出る予定です」
衛「そうなんだ。……誰だろう?」
作「それは、更新されるまでのお楽しみ」
衛「ということで、頑張って書いてね」
作「はい、頑張ります」
衛「それでは、ここまで読んでくれてありがとうございました」
作「また、次のSSでお会いしましょう」
衛「それじゃ、またね」

(2002年12月11日掲載。2003年2月4日微妙に修正)



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