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[24]549 ◆51nyTkmf/g 2005/04/16(土) 00:11:59 ID:y+8Qaxvl
[25]549 ◆51nyTkmf/g 2005/04/16(土) 00:12:54 ID:y+8Qaxvl
[26]549 ◆51nyTkmf/g 2005/04/16(土) 00:13:36 ID:y+8Qaxvl
[27]549 ◆51nyTkmf/g 2005/04/16(土) 00:14:28 ID:y+8Qaxvl
[28]549 ◆51nyTkmf/g 2005/04/16(土) 00:15:25 ID:y+8Qaxvl
[29]549 ◆51nyTkmf/g 2005/04/16(土) 00:16:17 ID:y+8Qaxvl

Call my name! (12)父と母

「……ねぇ、あなた」
 少女の先を打つように、母が言葉を発する。びっくりした
少女は、あわてて両親の方を向くように寝返りしてしまう。
「ん、なんだい?」
 父の無骨な手が、布団から出た少女の腕を中に戻し、肩が
隠れるように布団をかけ直した。
「大丈夫?」
「あぁ、ぐっすり寝ている」
 少女は冷や汗が出るくらいドキドキしていたが、父の言葉
にほっと胸をなでおろした。
「……この子、とても可愛いわ」
「そうだな」
「不思議なの。本当に自分の子みたいに感じるのよ」
「あぁ」
「私、こんな子が欲しい……」
 少女の横で交わされる夫婦のピロートーク。少女はじっと
両親の言葉に耳を傾ける。小さな胸を、悲しさと嬉しさでいっ
ぱいにして。
 少女はこの両親の子ではない。少女の記憶そのままの両親
なのに、両親の中に少女はいない。両親が偽物なのか、少女
が存在しない者のか、それは少女に分からないし、自分自身
が偽りと思う気持ちの方が強い。とても辛く悲しい思い。
 だが、自分のような子が欲しい、その母の言葉だけで少女
の胸は熱くいっぱいになる。
(お母さん、お父さん。わたし、二人とも大好きだよ)
 何が真実でも、少女のこの思いは変わらない。
「なら続きをしないとな」
「えぇ」
(……え?)
「桃子、今度は俺にも……」
「うん。待ってて、あなた」
(え? えぇ?)
 ゴソゴソと動き出す音が聞こえる。これでもう終わりだと
思っていた少女は、また両親が何か始めたのでとても焦った。
朝は弱いが寝付きのよい少女でも、さすがに横であんなこと
をされていたら寝るに寝れない。
(続きって、まだあるの?)
 軽くイッた母の様子にもう終わったと勘違いしたけで、両
親はまだ前戯の途中だった。だが、そんなことは幼い少女に
分かる訳も無く、それ以上のことは想像の埒外だ。
(なにをするの?)
 一度寝返りをうったとは言え、寝られずじっとしているの
は辛いし、子供ならではの好奇心もある。気になることもあ
り、少女は我慢出来ずそっと目を開いた。
「!!」
 両親の様子に息を飲んだ。
 布団の上に座り込んだ母と、その前に仁王立ちの父。二人
ともすべて脱ぎ捨てて全裸になっている。母は父の腰に手を
伸ばし、何やら太い棒のような物を握っていた。父の足の間
から伸びるそれは、まるで拳を握った腕のようにも見え、暗
がりの中で少女の目には自身の腕くらいあるように映った。
(あれって、お父さんの?)
 まだ父と一緒に風呂に入る少女は、父に自分には無いもの
が付いているのは知っている。だが自分の記憶にあるそれは、
もっと小さくて象の鼻のようにだらんとぶら下がっていて、
目の前にあるものとはあまりにも違い過ぎた。
(痛いの、かな?)
 それは腫れているようにも見える。何より、それを握る母
の手はさするように動いているし、顔を近づけてふぅふぅと
息を吹きかけている。父も眉間に皺を寄せて我慢しているよ
うで、大丈夫かと少し心配になる。
(あっ、えぇ?)
 母が舌を伸ばし、それの先端をペロッとなめた。ピクッと
跳ねる父のそれ。母は片手でそれの根元を押さえ、太くなる
拳の付け根に舌を這わせる。さらに根元から先端までつぃっ
となめ上げ、先から根元の方へついばむように口付けする。
「うっ」
 父の口から声が漏れる。しかめっ面の父は苦しそうでもあ
り、少し違う感じもする。父とは対照的に母の顔は、お菓子
の味見で結果に満足した時のように幸せそうだった。
(おいしいの?)
 母の胸に顔をうずめた時の父の顔なら少女にも理解できる。
少女も同じことをすれば、きっと同じ顔をするだろう。だが
父のそれは母の胸とも違うし、もちろんお菓子と同じとは考
えられない。なのにあんな表情をする母が不思議で、少女は
母がどう感じているのかに興味をそそられる。
「桃子……」
 父が母の頭を軽く撫でる。母は一度離れて大きく口を開き、
父のそれを頭からくわえた。すべてはくわえきれていないが、
先の大きい部分はもちろん、全体の半分位まで母の口内に収
まってしまった。
(お母さんが、お父さんを食べちゃった?)
 あまりに美味しそうな顔をする母に、本当に食べてしまっ
たのかと少女は心配になったが、母が頭を動かして父のそれ
が姿を見せたのでほっとした。母はふたたび父のそれをくわ
え、ゆっくりと唇で扱きはじめる。喉の奥まで飲み込み、口
から出るギリギリまで引き抜く。かと思えば、頭の部分を強
く吸ったり、口の中で舌を激しく動かしているのが見て取れ
る。
「んんっ」
 父は母の頭に手を乗せ、ぐっと声をかみ殺している。もう、
父が苦しくてそうしているのではないと、少女は理解した。
父も母と同じ、母にしてもらうのが、気持ちいいのだと。母
も、少し苦しげではあっても、懸命に父を気持ちよくさせよ
うとし、それがとても幸せそうで。
(お父さんはお母さんが大好きで、お母さんもお父さんが大
好きで)
 少女は、少し両親が羨ましくなった。


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