私が気が付いたら右にフェイトちゃん左にアリシアちゃんと言う感じの図式で講義を受けていました。
(あれ?私っていつの間に大学まで来て講義を受けているんだろう?大学まで歩いた記憶なんてないのになんで?)
私は講義の最中だけど朝の時間まで記憶を遡って見たけれど、やっぱり記憶がありません講義が終わったらフェイトちゃんかアリシアちゃんのどちらかに説明して欲しいです。
それから20分後に講義を知らせる講師の挨拶があったので私はフェイトちゃんとアリシアちゃんに声を掛けました。
「ねぇフェイトちゃんにアリシアちゃん聞きたいことがあるんだけど良いかな?」
私は自分のカバンに筆箱を急いでしまい同じく二人は私と同じ動作をしている最中に声をかけられて動きを止めていました。
「なに?なのは聞きたいことって?」
最初にフェイトちゃんが声を出しました。
「うん…朝に私が気を失った後って誰が教室まで私を運んだのかなぁって気になって」
私は今まで気になっていた疑問を言いました。
「私とフェイトだよ。なのはちゃん」
そこでアリシアちゃんが答えてくれました。
「二人で?ありがとうフェイトちゃん、アリシアちゃん」
私はそこで二人に感謝の言葉を言いました。
「うぅん…なのはが困っている時は私が助けるから…ね。アリシア」
「うん!フェイトの言うとおりだよ。フェイトの友達なら私も友達だもん」
二人は同じ事を言ってくれて私は正直嬉しかった。
「ありがとう…あっ!昨日アリサちゃんたちと分かれた後に家でアリシアちゃんのことを話したら今度連れてきてって、お父さん達が言ってきたから今週の金曜日に家に二人して泊まりにこない?多分ウチは平気だと思うから」
「え?本当なのは、それなら平気だよ。アリシアも大丈夫だよね」
私の提案にフェイトちゃんはOKサインを出してアリシアちゃんに聞きました。
「うん平気だよ。なのはは友達だもん」
アリシアちゃんも平気なようで安心しました。
「今日お父さんたちに聞いてみるよ。今週の金曜日が平気か」
私はそう言うとフェイトちゃんとアリシアちゃんの二人に言いました。
「アリサちゃん達にも聞いとこうよ」
「うん…そうだね。二人も友達だもんね」
私がそう言うとフェイトちゃんもOKを出してくれました。
「今の時間って既にお昼なの?」
私は今まで時間を気にしていなかったことに対して二人に聞きました。
「うぅん…今日はこれで講義は終わりだから、これからどうする?お昼ごはんでも食べに行く?」
これで講義は終わりなので暇です。
「これで終わりだったんだ。」
私がフェイトちゃんの言葉をオウム返しで発音すると、「お腹すいた〜」っとアリシアちゃんが言ったので私たちは昼ご飯を食べに大学敷地内から鳴海駅前まで足を運びました。
「お昼はどこで食べようか迷っちゃうよね」
私はどこで食べても良かったので発言は他人任せになってしまいました。
「あ、それなら、なのはの両親が経営してる翠屋で食べるってのは平気?」
フェイトちゃんがそう言うとアリシアちゃんは「何?翠屋って」と私たちに聞き返しました。
「うん翠屋って言うのはね。なのはの両親が経営している飲食店つまり食べ物や飲み物を扱ってるお店のことだよ。アリシア」
フェイトちゃんがアリシアちゃんに説明した後、私たちは翠屋に向かって歩き出しました。
続く♪