第2話 その一言が・・・・@
翌朝
アースラのブリッジは不思議な空気で満ちていた
いつも居るはずの人間が居ない しかも二人
「艦長・・・・エイミィとクロノ執務官がまだ・・・・」
エイミィと交代予定のオペレータが不安気に相談している
「確かに、、、ちょっと遅すぎるわねぇ。」
アースラ艦長リンディ・ハラオウン クロノの母であり、この船の乗組員にとっても母親的存在
普段絶対に遅刻はしない二人が遅刻している
しかも何の連絡も無い
普段はおっとりなリンディもこの事態に少し困惑していた
「うん、、、。わかりました。私が直接二人を呼びに行きます。」
「か、艦長がですか?」
「ええ。少し気になることもあるし、、、、
みんなはいつも通り業務を遂行してください」
「は、はい!了解。」
リンディの心の中にも少し不安が生まれていた
そのままブリッジを出てリンディはエイミィの部屋へと向かった
「、、、、んん、、、、うん、、、、、、、、、、、、あ、、、さ、、、、?」
昨夜、エイミィは部屋へと戻ってきてから泣きつづけ、
そのまま泣きつかれ眠ってしまっていた
勿論、目覚ましなんかもセットしているわけも無く