「あ、、、、、遅刻、、、、、だ、、、、」
いつもなら飛び起きて着替えをするだろうが、今日はとてもそんな気になれるわけも無い
「、、、、、クロノ君、、、、、、、、、、どうして、あんなこと、、、、、、、、、」
思い出し顔を赤く染めつつも、すぐに恐怖感へと変わる
「(怖かった,,,,,,,,)いつものクロノ君じゃないよぉ、、、、あんなの、、、、、」
コンコン・・・・・・
ドアのノックにビクっと身体が反応する
「エイミィ、、、居る?」
「か、、、艦長ですか?」
「えぇ。そうよ。・・・・・中に入ってもいいかしら?」
「は、、はい。どうぞ、、、、」
ゆっくりとドアが開き、リンディが入ってくる
「ここ、、、、、、、、座ってもいいかしら?」
ベッドの脇を指差しながらリンディが尋ねる
「はい、、、、どうぞ。」
ちょうどエイミィの隣10cm位にリンディが座る
・・・・・・・・少しの沈黙の後、エイミィから声をだす
「あ、あの、、艦長、、、今日は、、、遅刻してしまって、、、申し訳御座いません。」
「良いのよ。あなたが連絡もなしに遅刻するなんて絶対に無いものね。
きっと何かあったんだろうなぁ、、、って思ってたの」
「・・・・・・・・」
「あなたの目を見れば直ぐにわかったわ、、、、」
エイミィの目は泣きつづけた為に真っ赤に晴れ上がっていた
「あ、、こ、、、これは、、その、、、、」
「エイミィ、何か悩んでいるなら、私で良ければいつでも聞くから、、、、
お願いだから、1人で抱えて悩まないで欲しいの。」
「艦長、、、、、、」
「私はこの船に乗る皆のことが大事なの。エイミィ、、、私にとって、あなたも私の大切な娘なの。だから、、無理にとは言わないけど、、、、もし話せるようになったら、私に相談して欲しいの。」
暖かくて、柔らかくて、包まれるようなリンディの言葉は、エイミィの心に深く染み渡っていった
「それじゃ、私はもう行くわ、、、エイミィ、、、今日はお休みしていいからね、、、」
そのまま立ち上がりドアから出て行こうとするリンディの腕を、エイミィは強く引きとめた
「あ、あの!私,,、、、、、、、艦長にご相談したいことが、、、、、、」
「えぇ。いいわよ・・・・」
微笑みながらリンディはベッドへと戻った