「き、君の気持ち!?」
「そう!!」
「私がなんで怒ってるのか全く解ってないんだもん!!!!!」
エイミィが怒る理由?????
そんなもの、僕がエイミィを襲ったことじゃないか!?
クロノは必死に考えを巡らすが、答えはそれしか出てこない
「だ、だから・・・・僕がキミに・・・・・・・・あんなことしたから・・・・・」
「違う!!そうじゃない!!・・・・・・・私がクロノ君にそんなこと一言でも言った?」
「え・・・・?い、いや、言ってないが・・・で、でも!あれは僕が全て悪いんだから!」
「あ〜・・・もう!!だからそうじゃないの!」
エイミィが少しずつ苛立ちはじめた
「じゃぁ!!何だって言うんだ!!!」
クロノもたまらず大声をあげる
「クロノ君の気持ちを私はまだ聞いてない!!
クロノ君は誰でも良かったの!?・・・・私じゃなくて、力ずくで押さえ込める女の人だったら誰でも良かったの!?」
エイミィの怒ってる理由・・・・
つまり、エイミィは・・・・・
長い沈黙が数時間のように感じられた・・・・・・・実際には数十秒の沈黙だったが
「あ・・・・・・ぼ、僕は・・・・・・」
「いきなり押し倒されて、あんなことされて・・・・・私はクロノ君にとってなんなの?
ただの学生からの友人?・・・ただの仕事上の部下?」
「ねぇ、答えてよ!!」
「僕は、エイミィだから・・・・・自分を押さえきれなかった・・・・・」
「・・・・・・・私、だから・・・・?」
「あ、あぁ。他の女性じゃ、あんなことはしない・・・・・・。
エイミィだから・・・・・。その・・・・・」
上手く言葉に出来ないことが恨めしく思える
こういうときにどういう事を言えば良いのか全く解らない
ただ思いつく言葉をたどたどしく口にすることしか出来ない
「じゃぁ・・・・・なのはちゃんやフェイトちゃんだったら・・・・?」
「なっ!?なんで、なのはやフェイトが!?!」
「答えて」
凛としたエイミィの言葉にさえぎられる
「・・・・・・なのはや・・・・フェイトでもあんなことはしない・・・・・
いや、しようという気すら起きない・・・・・・エイミィだけだ・・・・」