常に冷静に艦内の戦闘能力を分析する、クロノの当然とも思える判断だった
「で、でも・・・・訓練なら明日じゃなくても出来るんじゃない?」
「エイミィ、それは違う。いつ、どんな事件が起こるか解らないんだ。」
「そのためには訓練を頻繁に行う必要がある」
クロノとの付き合いが長いエイミィはクロノのそんな考えは簡単に理解できた
理解はできたが、心は納得は出来ていない
「でも!私との約束の方が先だよ!?」
「エイミィ、優先度を考えてくれ」
この一言がエイミィの我慢の限界を超えさせた
「つまりクロノ君は、私との約束よりも、フェイトちゃんとの訓練の方が大事なわけね」
「いや、大事だとかじゃなくて、優先度が・・・・」
「もういい!!もうクロノ君のことなんか知らない!!勝手にすれば!!」
「お、おいエイミィ」
「クロノ君のばかぁぁぁぁ!!」
ばっちぃぃぃぃぃん!!!!
凄まじい音と共にクロノの頬には真っ赤なモミジマークが・・・・