えっ・・・・?
クロノはエイミィと先に約束していた・・・?
それなのに私のわがままに付き合って・・・・
怪我をして・・・・・・
「もういいわよ、クロノ君のそういうとこ、わたしはもう解りきってるし、そういうとこ好きだし」
私は自分の胸を右手で握り締めていた
私が無理にお願いしたせいでクロノは骨折してしまった・・・・
私のせいで・・・私のせいでクロノが・・・
「それよりクロノ君。この事はフェイトちゃんには内緒だよ。」
私はハッとなって顔を上げる
「ああ、解っている。フェイトがこの事を知ったらあの娘は必ず自分自身を責めるだろう。
自分が無理な訓練に誘わなければ僕が怪我することは無かった・・・と」
「うん。フェイトちゃんは自分のせいって強く思っちゃうよね。」
「あぁ、これ以上フェイトに辛い想いはして欲しくない」
私は言葉が出なかった
ただ胸が熱くて
涙が止まらなかった
私のことを大切に思ってくれる人が居る
私が大切にしたいと思える人が居る
それだけが・・・こんなにも心熱くさせるなんて
二人に謝りたい
二人にこの想いを伝えたい・・・
ただそう思ってドアを開けようとしたその時
「クロノ、エイミィ、、、、私、、、」
「ん、んんん・・ちゅっ・・・ちゅぱ・・・」
「んんん・・・うぁ・・・ぷちゅ・・・ぺちゃ・・・」
今自分の前で起きていることが理解出来なかった
二人、、、、キス、、、、、してる、、、、
気付いたら私は走り出していた
ただ、その場に居たくなくて・・・・
さっきとは違う感情が私の瞳に涙を溢れ出させた