私はクロノの部屋の前で悩んでいた
夕方のやりとりの時の、私のあの一言が心に今でも消えなかったから
冷たい一言だった
あの時の二人の困ったような表情がいつまでも頭から消えなくて
でも謝らなくちゃ、、、、、
コンコン
「クロノ、起きてる?」
少ししてから
「フェイトか?開いてるよ」
私はクロノの許可がおりたので部屋に入る
クロノの部屋に入ると今までと何かが違った
何だろう、、、何かが、、、、
それが、エイミィが使ってるシャンプーの香りだと気付いたのは部屋を出て、エイミィとすれ違った時だった
「ん?どうした?フェイト?」
入り口で考え事をしていた私にクロノが声をかける
「えっ、、あ、何でもない、、、」
「どうした?何か相談事か?」
クロノはコーヒーの入ったカップを私に差し出しながら聞いてくれた
「ん、、、えっと、、、その、、、あ、、、謝りたいことが、、あって、、」
「謝りたいこと?僕にかい?」
「ん、、うん、、、、クロノとエイミィに、今日廊下で、、、」
「あ、、、、、あ〜、、、あのことか、、、」
「ご、ごめんなさい、、、、私、二人にその、、、」
「もういいよ。」
クロノはポンッと私の頭に手を乗せて優しく微笑んだ
「フェイト、、、でも、、、その、、、なんで、、、僕とエイミィのこと知ってたんだ、、、、、」
「エッ、、、、、、え、、えと、、、、その、、、クロノが怪我した時、、、、」