「僕が怪我した時、、、、、、? ・・・・あっ!ま、まさか、、、、フェ、フェイト」
「僕の部屋にエイミィが来た時、、、、き、キミは部屋の外に居たのかい、、、、?」
「う、、、、うん、、、、、」
頬を染めながら私は答えると、クロノは頭を抱えながらしゃがみこんだ
「く、クロノ、、、?」
「え、と、、フェイト、、キミはどこまで僕たちを見ていた、、、、、?」
「え、、、ふ、、、二人が、、、き、、、キスしてたところ、、、、、」
私の胸がまたギュッと苦しくなった
「そ、、そこまでか、、、?」
「うん」
「そうか、、そうか、、、、そこまでか、、、、」
クロノは少しホッとしたようだった
「く、クロノ、、、私、、あの時聞いちゃったの、、、クロノがエイミィと先に約束してたこと」
「わたしとの訓練を優先しなければ、クロノは怪我すること無かったんだよね」
「フェイト、それは違うぞ。あれは僕が訓練中に余計なことに気を回したことが原因だ。
決してフェイトのせいじゃない」
「で、でも、私が訓練をお願いしなければ」
私の口をふさぐように、クロノが私を抱きしめた
「もういい、、、もういいんだよ、、、、」
「く、クロノ、、、?」
「フェイトが気に病むことなんて何処にも無い。あれは僕の不注意だったんだから」
「う、、、うん、、、、、、、、。」
クロノの暖かくて、包み込むような体温が心地よくて
私はやっと自分の中の「好き」がわかったような気がした
「クロノ、、お願いがあるの、、、」
「ん、、?なんだい?フェイト」
「私と勝負して欲しい、、、、」
「勝負?!」
「うん、、、私と訓練じゃなくて、本気で戦って欲しいの、、、」
「何故、、、、?僕と闘いたいんだ?」
「私、、、、、クロノのことが好き。」