目を覚ますと、なのはが横に座って私を見ていた。 私は・・・裸のままだ。
「一緒にお風呂に入ろ」まだ頭にもやのかかった私はちゃんと頷けたか分からないけど、
なのはが笑ったので出来たのだろう。
服を着るのもおぼつかないので、なのはに手伝ってもらって、とりあえずお風呂場に行った。
脱衣場で鏡を見てびっくりした。涙とよだれの跡がのこっているんだから。
急に恥ずかしさがこみ上げてきて顔が真っ赤になるのをみてなのはが笑った。
「今日はごめんね」両手を合わせて苦笑いしながら謝ってきたので、私は平気だから謝らないでと
なのはに言った。
お風呂で桃子さんが私を気に入ってること、家族のみんなも私を好きなことを聞いて少し安心した。
そして、私が明日からなのはと同じ学校に行くことも。
鞭の傷は大丈夫だからと言ったけど、とっても悲しそうな顔をされた。なのははやっぱり優しいな。
「今日は一緒に寝よ?」嬉しくなって、思いっきり頷いたら少し首が痛くなった。
なのはのベッドで横になってまたしばらくお話をしていたら、お母さんの話になったので
私は少し寂しくなって泣いてしまったけど、なのはが髪をなでてくれて、
嬉しいきもちのまま意識が遠のいていった。
明日はなのはと学校・・・楽しみ。