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[103]76 04/12/06 03:15:37 ID:EzS5QGv0

高町家に引き取られたフェイト3日目その5 〜学校・昼休み1〜

あれから、少し遅れて教室に入った。
先生は、迷ったんだろうという事で怒らないでくれた。
授業が終わって、なのはが私のところに来た。多分、さっきのことを聞きに来たんだろう。
私は、自分のことでちょっと聞かれただけだからと答えた。
「私も行けば良かったね」と少し済まなそうに言われた。
でも、さっきのことはなのはが見たら、きっと私をかばってくれるのだろう。
それはとても嬉しいけど、私のためになのはとお友達の関係が悪くなるのは
いやだ。
『大丈夫だから、心配しないで』これが、私のいえる精一杯の気持ち。
そう、と言ってなのはは二人の元へ行った。
なのはが去ってからすぐにクラスのみんなに囲まれた。私、余り喋れないからちょっと大変。
こうして、午前は終わって、お昼休みになった。
そういえば、私お昼持ってきたっけ?
なのはに呼ばれて3人の元へ向かった。ちゃんとなのはがお弁当を持ってきてくれていた。
お弁当・・・お母さんが優しかった頃に色々と作ってピクニックに行ったっけ。
ぼーっとしていた私の前にお弁当を差し出される。あわてて私は受け取った。
開けると、なのはと違うおかずが入っていた。一人一人違うおかずなんて、
こってるな、と感心して食べてみると美味しかった。
なのはたちとおかずを交換しながら、全部食べ終わった。
「ところで、聞きたいことがあるんだけど」アリサが切り出し、
「朝、二人で抱き合ってましたよね」とすずかが聞いてきた。
私となのはは一瞬顔を合わせたが、なのはは私が気分悪そうにしていたから
背中をさすっていただけだよと弁解してくれた。
すずかはそれで納得してくれたようだったけど、アリサはさらに怪訝そうな顔を
した。
それから、私が高町家に居候することになったわけについて聞かれたけど、
どもっている私をかばってなのはが代わりに言ってくれた。
でも、アリサはさらに不機嫌になっていった。


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