「active support」女性の電子音声が聞こえた。同時に呪文は完成、すずかに向けて
打ち込んだ。ねらい通り、気を失って倒れてくれた。
・・・なのは、後は頼むね 私はちょっと疲れちゃった。
<<うん、任せといて>> いつの間にかバリアジャケットに着替えたなのはが
目の前に降り立つ。紐は、いつの間にかほどけていた。
黒い霧が、再びクロノさんの形になる。
「どうして、クロノ君の形になったの?プレシアさん」・・・やっぱり母さんだったのか
「どうしてかって?あの坊主が憎いからに決まってるじゃない」
杖を構えるなのはにあざ笑うかのようなクロ・・・母さん。
「今日はほんの余興に来ただけよ。まあ、不良品とせいぜい仲良くしときなさい」
霧は、かき消えていった。もう吹っ切れたと思ったのに、やっぱりつらいよ・・・。
なのはが私の縄をほどいてくれ、二人でアリサの縄をほどいた。
アリサはしばらく放心していたが、泣きだし、なのはと私にしがみついてきた。
「ヒック、怖かったよぅ。痛かったよぅ。」アリサの足に赤い筋が流れていた。