二人でしばらくアリサをなだめた後、残った問題に目をやった。
アリサは、すずかを見ると怯えだした。無理もないと思う。
親友だと思ってた人が自分の親友をいたぶり、自分も手にかけたのだから。
・・・なのは、どうしよう。
<<こうなったら仕方ないと思うから、全部言っちゃおう。フェイトちゃんも
それで良いよね?>>
私となのはは、自分たちのこと、今までの経緯、母さんがやったこと
色々と話した。最初は、半信半疑だったけど、何とか信じてもらえた。
信じるしかないのかもしれないけど・・・。
話し終わって気がついたら、アリサの汚れがきれいになくなっていた。
傷は・・・残ったまま。アリサに大丈夫か聞いてみたら、大丈夫と答えてくれた。
「でも、しばらくはすずかと顔合わせられないな・・・」と、ぽつりつぶやいた。
体の汚れはなくなっても、心の傷は深かった。
母さん・・・どうして私をそこまで憎んでいるの?。
しばらくして、すずかも気がついた。私達は、アリサにした説明をしようと
したら、知ってるからと止められた。