アリサとすずかが同時に声を上げ、私達にしがみついてきた。
「・・・一般人も一緒だったのか。まいったな」クロノさんが何の確認もせずに
現れるなんて、何かよっぽどな事があったんだろう。なのはが苦笑いして、
「この子達は、別にばれても心配ないよ。
ただ、ちょっとタイミングが悪かったかなって」
私は、アリサとすずかにこの人は大丈夫。さっきのとは違うからと言って聞かせる。
それでも二人は怯えている。無理もないかな。
「アリサちゃん、すずかちゃん。心配なら私達の後ろに隠れて良いから」
二人は私達を軸に後ろに下がった。
私となのははクロノさんにさっきあったことを伝えた。
話している側からクロノさんの顔がどんどん赤くなっていった。
「ま、まままままま、まあ、そのことは後でじっくり聞こう」
あわてふためくクロノさんはちょっと面白いかも。
「ところでだ。この一帯で大規模な時空のゆがみを関知した。
多分、さっきの件がらみだとは思うが」私は気を引き締めた。
なのはの顔も真剣になっている。
「ここで話をするのも何だから、場所を変えないか?」私となのはは頷いた。
「友達も、ここにいるより安全だろうから一緒に連れて行くか?」
私達は二人を見る
「・・・なのはちゃん、離れないで」とすずか
「私も、ついて行って良い?」とアリサ
「じゃあ、ついてきて」 エイミィさんと一言二言はなし、クロノさんがゲートを開く。
そして私達は光に包まれた。