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[211]76 04/12/19 11:36:21 ID:Q7232Y9w

高町家に引き取られたフェイト3日目14_11 〜the remote Device 1〜

「なのはさん、フェイトさん。デバイスをアクティブ状態にして頂けますか?」
なのはは頷いてレイジングハートを解放した。
「フェイトちゃん、どうしたの?学校の時もバルディッシュ出さなかったし」
まだこの子は本調子じゃないから、と告げると
「アクティブにするだけなら問題ないですよ」とリンディさんが言った。
その言葉を信じて私もバルディッシュを解放する。
バリアジャケットに換装した私達を見て、すずかとアリサは目を見張り
「かっこいい・・・」とどちらともなくつぶやいた。すこし気恥ずかしかったけど、
それはなのはも同じようだった。
「じゃあ、これをそれぞれのデバイスに近づけてみて下さい」とさっきの玉を渡される。
なのはと目配せをし、同時に玉を近づけた。
『Power Supply and Device Link Mode Set up』バルディッシュとレイジングハートが
同時に発音し、それぞれの玉と杖の間に光が発生した。光は一瞬で消えたけど、
玉が透明度を増していく。
「じゃあ、その玉をありささんとすずかさんに渡して下さい」なのははすずかに、
私はアリサに玉を渡す。二人は球を受け取り、しげしげと見つめている。
「じゃあ、その球を強く握って下さい。」二人は言われた通り玉を握りしめる。
すると玉から光があふれ、二人は一瞬光に包まれた。
見るとすずかはなのは、アリサは私と同じバリアジャケットになっていた。
「こうすると、メイン術者と同じバリアジャケットに換装されますからね。
杖も同じ形になります」
リンディさんはにこやかに説明した。二人とも自分を見回して説明を聞いてそうにない。
すずかはすこし恥ずかしそうに、アリサは・・・ものすごく恥ずかしそうにしている。
私の格好ってそんなに恥ずかしい物なのかな?


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