<<皆さん、聞こえますか?>>リンディさんが魔法の会話を使う。
すずかとアリサは驚いてリンディさんを見る。
<<このデバイスを身につけている間だけですが、
私達とこうやってお話しできるようになります。
何かあった時や人前で話せないことがある時に使ってみて下さいね>>
リンディさんは終始にこやかに笑っている。
「じゃあ、元に戻れと心の中で唱えてみて下さい。」すこしして、二人の姿が元に戻った。
私達も元に戻った。すると、レイジングハートとバルディッシュが
『Power Supply Complete』と発音し、すずかとアリサのデバイスが
『Power Charge Complete』と発音した。
「これで、万が一デバイスのリンクが切れてもしばらくの間、魔法が使えますからね。
魔法の詳しい使い方は、なのはさんとフェイトさんに聞いて下さいね」
それはちょっと、無責任なんじゃないかなと思ったけど言わないことにした。
<<フェイト、よろしく>>アリサがこっちに微笑んでくれている。
<<フェイトちゃん、よろしくね>>すずかも手を振っている。朝の時と大違い
アレがなかったら私はまだなのは達になじめてなかったと思うと、複雑な気持ちになった。
・・・うん、よろしく。なのはがこっちにウインクをする。私も微笑みで返した。