リンディさんが、時計を見て
「それじゃ、もう遅いですし。クロノ、後はよろしくね」
クロノさんが仕方ないなといった感じで
「じゃあ、いつもの場所で良いよな。ユーノはどうするんだ?」
「僕は、なのはと目的が一緒になりそうだし、一緒に行くよ」
クロノさんが一瞬、むっとしたような顔をしたけどすぐに元に戻って、
「それじゃ、行くぞ」とここに来た時にいたホールへ向かう。
何だか、ここに来た時とは違う空気が私達を支配している気がした。
司令室のドアをくぐる前に一度皆で振り向いた。
リンディさんを始め、皆が手を振ってくれている。私はすずかと軽くお辞儀をした。
なのはは元気に手を振り返し、アリサは名残惜しそうにある所を見つめていた。
アリサの目線の先にいたエイミィさんはすこし引きつり笑いをしていた。
ホールについて、クロノさんとエイミィさんのやりとりの後、
来た時と同じような光に包まれた。