脱衣所で服を脱ぐ。洗面の鏡に姿が映る。部屋では見える範囲でしか見ていなかったけど、
ここは明るい上に鏡があるので見たくない物も見えてしまう。
うっすらと、しかしはっきり残る鞭の跡。美由希さんにつけられた刀の跡。
それをすこしなぞってみる・・・昨日なのはが指でなぞってたその跡をなぞる。
ほかの部分と違って傷のあるところは敏感みたい。
くすぐったいような、何だか変な感覚に襲われる。すこし息が上がり、心臓もバクバクと
音を立てる。しばらくその行為に没頭し、ふと我に返った。
お風呂に入る。湯を掛けると打ち込まれた跡がしみる。私は、舌を噛んで耐えた。
湯船につかり、再びさっきの続きをする。湯の温もりより体が火照っているように感じた。
しばらく没頭していると、何だか切なくなってきた。手を体が赴くままに動かすと、
股の付け根に行き当たる。そこに手が触れると、体に電気が流れたような感覚と
脱力感が体を襲う。桃子さんに太ももを撫でられた時もこんな感じだったっけ。
体がおかしくなったんじゃないかと思ったけど、私はその行為を止められなかった。
私は思わず声を上げてしまい、思わず口を塞いだ。それで、私は我に返ってしまった。
何やってるんだろう、私。しばらく浸かってからお風呂を出た。
お風呂から出て服に着替える。廊下に出たところで恭也さんにあった。