朝食が終わって私は皿洗い。桃子さんと士郎さんはお店へ行った。
美由希さんと恭也さんはそれぞれ自分の部屋に移動。
ユーノは美由希さんに連れて行かれた
なのははすずかに渡す物があるからと、テレビの前で…ダビングって言ったっけ…
やっている。何だかよく分からないので中身の映っている画面を見る。
みんな楽しそうにしている。
「これは、毎年恒例のお花見に行った時の物なんだ」
なのはは画面から目を離さずに言った。みんな楽しそうと私が言うと
「フェイトちゃんもこれからこのビデオみたいにみんなと一緒に遊べるんだよ」となのは。
うんとだけ私は返事した。
今までこんな事ほとんど無かったから、その言葉だけでも嬉しい。
洗い物も終わって、なのはの横に行く。ダビングというものが終わるまでの間、
私は画面に映る風景をずっと眺めていた。ダビングが終わり、画面が真っ暗になった。
時間は9:55。なのはは携帯をとりだしてすずかにメールを送る。
私はそんなことしなくても直接呼びかければいいのにと言った。
「こういうのは、メールの方が良いんだよ」となのは。
しばらくしてすずかから返事が返ってきた。
「11時頃に迎えが来るって。それまでどうする?」となのは。なのはの好きにしてと
私が言うと、なのはの部屋に行こうと提案された。私は、うんと首を縦に振った。