私は先になのはの部屋に行きしばらく待っていると、ユーノをつれてなのはがやってきた。
すこしユーノがやつれて見える。
「疲れた…すこしやすませて…」ユーノが床にへたばる。
なのはは引きつり笑いをしている。
「ごめんね、ユーノ君」ユーノは大丈夫と手を振っているけど、全然大丈夫に見えない。
「フェイトちゃん、ちょっとこっちに来て」とユーノをバスケットに入れたなのはが呼ぶ。
なのはのもとに行くとハイ、と青いリボンを渡された。
「新しいリボン買ってみたんだけど、私には似合わないみたいだし、
フェイトちゃんつけてみて」私はリボンをはずし、なのはにもらったリボンを付けてみた。
「やっぱりフェイトちゃんに似合ってるね」私は鏡の前でちらっと見た。
こっちでも悪くないかもしれない。それから、何をするでもなく二人でぼうっと過ごした。
10:50。そろそろ時間なので、ユーノを起こす。すこし元気になったみたい。
リビングに降りると恭也さんがいたので、すずかの家に行く旨を伝えた。
恭也さんは玄関まで送ってくれた。玄関には一台の車が待っていた。
運転しているのは昨日の執事さん…女の人だ。後扉を執事さんが扉を開け、中から
すずかが出てきた。
「フェイトちゃん、改めて紹介するね」
とすずかがとなりの執事さん(にしてはラフな格好)の横に立った。
「メイド長のノエル。車の運転とか家のこと全般をやってくれているの」
「初めまして、ノエル・k・エーアリヒカイトと申します。ノエルとおよび下さい」
とものすごく丁寧に挨拶をしてくれた。逆にこっちが恐縮してしまう。
私も自己紹介をする。自己紹介が終わり、私達は車に乗り込んだ。