私は、アリサちゃんとすずかちゃんに夕飯もこっちで用意するというメールを出した。
携帯の液晶には9:10と表示されている。 その直後、突然、魔力を吸い取られる
感覚が襲った。 異変を感じたフェイトちゃんがこっちに駆けつけてくれる
「なのは」とだけ言った。私は首を縦に振って、みんなにちょっとフェイトちゃんと
出掛けてくるねとだけ言って玄関に掛けた。お父さんが呼ぶ。
「なのは、フェイト…夕飯が出来るまでには帰ってこいよ」
お父さん達はもう気がついてるかな。私が普通の女の子じゃないことに…。
玄関先でユーノ君とフェイトちゃんで輪になる。
「なのは、私はアリサのところへ行くから、なのははユーノと一緒にすずかのところへ」
分かってると答えると同時に私はレイジングハートに呼びかける。
“All right My Master standby rady setup”レイジングハートが杖に変化し、
私の服はバリアジャケットに換装された。フェイトちゃんもバルディッシュに話しかける
「頼んだよ、バルディッシュ」
“Yes Sir My Master standing By setup”バルディッシュが変形して、
フェイトちゃんもジャケットに換装された。ユーノ君が私の肩に乗る。
お互い無言で頷き、
“Flier fin“ 同時に飛び立った。