シリアルがない…いったいどういうこと?ロストロギアなら必ず番号が振られているはず。
もしかしたら、別のものなのかも
なのはは…多分どうしてだろうぐらいにしか思ってないかもしれない。
私はユーノに聞いた
<<ごめん。僕にもわからない。それよりも早くノエルさんの封印を。僕の力では呪縛が持ちそうにない。>>
ノエルさんの方を見ると、体の表面から出てきた"黒い力"が膨らんでいき、
呪縛の鎖にひびが入り始めている。私はなのはとコンタクトをとり、地上に降りて杖を構えた。
パリンとガラスが割れるような音ともに鎖が壊れ、ノエルさんの腕が前に差し出される。
そして、左に持っている刀のようなものの刃の部分を右手で掴み、引くとそれは二つに分かれた。
「敵4体。迎撃対象2…距離50…風向き参考…照準セット…カートリッジ×2…」
「なのはちゃん、フェイトちゃん。早く離れて!!」すずかが叫ぶ。
「…ファイエル」私となのはが離脱したその場所へ正確に腕が飛んできた。
危なかったー。あの刃物がある限りシールドで防げないし、いったいどうすれば…
フェイトちゃん、封印の時から少し困惑した表情を浮かべてるし、一体どうしたのかな?
私は近くに寄って理由を聞いてみる。
「解らなければ、いいよ。今は話してる暇、なさそうだから」そういって、
フェイトちゃんが私を突き飛ばした。直後、私がいた空間にロケットパンチが飛んだ。ありがとうと言うと、一瞬だけ笑ってすぐ、
「今度は、あの二人が危ないかもしれない」 下を見ると、左手をすずかちゃんに向けている。
"Flash Move"私はすずかちゃんを抱いて即座に離れた。