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[164]ヘボ書きマン 2006/04/19(水) 21:50:26 ID:efWQECYH

プリズムの迷宮 (5)

「あーあ・・・」
「なのはちゃん・・・」
「う・・・ごめんなさい」
「あ、でも出口開いたよ?」
「何やて!?・・・あかん、こんなやり方あかん!!埋めるで!!」
「えええ!?何で!?」
「こんなん迷宮でも何でもないやん!!」
「そんな場合じゃないよはやて・・・」


「あ、そういえば言い忘れてたけど、この迷宮では僕達縮小されてるし、怪物もいるんだった」
「はぁっ!?最初に言うべきでしょソレ!?」
「いや、大体ネズミか蟲の大きいのしかいないから大丈夫だよ」
「・・・それって、あれ?」

体長5mありそうな・・・ゴキブリの群れ。

「今度は叫ばないでよ?多分、さっきので寄ってきてるんだね」
「だからアンタ何でそんなに落ち着いてるのよ!?うわ、来たっ!!!!」
「・・・バインドディバイド」

《ぎぃぃぃぃいいいいいい!!!!!!》

うわ・・・気持ち悪ぅ・・・・
「ただの蟲の死骸だよ?」
今、アンタがやったんじゃない。何が攻撃魔法は出来ない、よ。大嘘吐き。
一瞬でズタズタのバラバラじゃない・・・。ゴキブリ・・・・
「参ったなぁ・・・この分だと多分巣が出来てるよ・・・」
何て嫌なモノを想像させてくれるのよ、アンタ。
「早く行きましょ!!こんなトコいたくないわよ!!」
「うん、分かった」
・・・やっぱり、おかしい。コイツさっきよりイキイキしてる。
そりゃ、考古学やってれば遺跡みたいな所に慣れるのかもしれないけど・・・

「・・・アリサ、僕、今変かな?」
「アンタはいつも変よ」
さっきの所から大分歩いて、私達は何も無い所に出た。


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