・・・うん。何も無い。綺麗さっぱり、向こう側が真っ暗。
「一番端っこまで来たんだ。・・・まずいな」
「何がまずいのよ?」
「逃げ場が無い」
コイツ、何言ってるの?
私の疑問は、すぐに解消された。・・・最悪な形で。
・・・後ろから、数えるのは不可能なほど蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲。
「・・・ね、ねえ、どうするの?」
「・・・・・大丈夫、なんとかするよ」
いきなり、私は抱えあげられた。
「ちょっと、放しなさいよ!!!」
何をされるんだか分からない。
「ごめんね、アリサ」
その目は、すごく真っ直ぐで。・・・私は何も返事を返せなくて。
気がついたら、いつものなのはの部屋の中。
すずかに泣きつかれて。
ホコリまみれのなのは達がいて・・・
でも
その中にアイツの姿は無くて・・・・
私は・・・何も考えられなくなって・・・意識が遠くなって・・・
起きても、アイツは戻っていなかった。
みんなの表情が、暗かった。
私もきっと、今笑おうなんて考えられないだろう。