「・・・ユーノ君が・・・残ってるって・・・どういう事っ!?」
「なのはちゃん、落ち着いて・・・」
「落ち着いていられないよ!!」
「落ち着くんは2人ともや。ほら、なのはちゃんもフェイトちゃんも座って」
しぶしぶ、といった感じで座る2人。
私も、心の中は落ち着いてなんかない。
『ごめんね』?ふざけないでよ・・・!!!
『代わりがいるから』・・・?
苛立ちが収まらない。
「何にせよ、ユーノ君が取り残されとる、これは事実で間違いない。助けなあかんのも事実や。
私らがあの迷宮に入っても怪物に負ける事もまず無い。
・・・けど、こんな状態のままで行ったらあそこにあったホトケさんの仲間入りするのは目に見えとる。
だから、落ち着こうって言うとるんや」
「分かってるよはやて・・・でも!!」
「ユーノ君が・・・危ないんだよ!?」
「きっと大丈夫だよ。だから落ち着かなきゃだめだよ」
すずかの言葉って、何でこんなに重いの?
・・・私が、子供っぽい思考してるって事?
「アリサちゃん、最後にユーノ君と別れたのはどこやった?」
「・・・面の所よ。どこの面かは分からないけど」