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[209]jewel :【Symmetry?】 2006/02/04(土) 21:20:05 ID:12leq8+R

【Symmetry?】 【]U】

「ユーノ君!」
 部屋に入ろうとするユーノに、はやてが呼びかける。
「あぁ、はやてか。どうしたの?」
「それはコッチの台詞や。ユーノ君、なんや元気ないよ?」
(ゴメンユーノ君。…でも、この雰囲気で「覗き見してた」なんて、絶っっ対言えへん…)
 はやての問いかけに、ユーノは苦笑いで答える。
「今日、なのはちゃんとデートやったんやろ…?」
「…うん。でもなのは、具合が悪かったみたいでさ。それなのに、僕が無理矢理
 つきあわせちゃって。ホントに悪いことしたよ」
 俯き気味でそう話すユーノ。

「そーかなあ。なのはちゃん、楽しみにしとったで? 昨日、服選んでるときとか」
 これは、嘘じゃなかった。恥ずかしがってはいたけれど、確かにあの時のなのはは、
楽しそうに笑っていた。…それは、今日も同じ。
「なのはちゃん、楽しみにしてたから、楽しかったから、
 ユーノ君と一緒にいたかったんやと思うよ」
「そ、そーなのかな…」
「うん。まぁなのはちゃんは優しいし、変に気ぃ使うコやから、それもあるかも
 しれへんけど…少なくとも、今日は違うと思う」
「そうだと、いいな…」
「大丈夫、ウチらが保証するよ! せやからもっと自分に自信もって、ユーノ君!」
「うん。ありがとう、はやて」
「はい、どーいたしまして」
 笑顔を向けるはやて。ユーノも、表情を緩ませた。
「あ、それとユーノ君。デートの後のメールは、効果抜群やよ♪」
 別れ際にそういうと、はやては司令室へと戻っていった。

(良かったな、なのはちゃん。ユーノ君は、とっても優しい人や☆
 さ…フェイトちゃん、あとはヨロシク頼むな♪)


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