「フェイト、どうした?」
「組み分けなんだけど…私はBチームに入った方が良いと思う。
私はアルフとの連携にも慣れてるし、誰か一人、チーム内でミドルレンジ以上に
対応できる人がいた方が良いと思うんだ」
「…確かにウチらのチーム、接近戦と防御に特化しすぎかも」
アルフが苦笑いすると、ザフィーラがふむ、と頷く。
「成る程、それじゃ」
「私がユーノと代わるよ。なのはとユーノなら、コンビネーションもばっちりだし」
クロノの言葉を、フェイトが遮った。
「だそうだが…どうだ、なのは、ユーノ?」
「私は別にいいよ! ユーノ君とコンビ組むの、久しぶりだし♪」
「ぼ、僕も全然、構わないけど…」
微妙に焦るユーノ。そこに、フェイトからの念話が届く。
(…頑張れ♪ ユーノ)
「フェ、フェイト!」
「? どうした、ユーノ」
不思議そうに見つめる一同に、ユーノは何でもない、と慌てて否定した。
「…うーん、フェイトちゃん、グッジョブ♪」
エイミィが、フェイトに向かってサムズアップ。
「…? まぁ、とりあえずこれで決まったな。さっきも言ったが、出発は2時間後だ。
みんな………宜しく頼む」
クロノの言葉に、全員が強く頷いた。