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[140]jewel :【Turn over】 2006/02/01(水) 14:39:44 ID:3N99rhcV

Turn over 【ⅩⅧ】

「アクセルシューター!」
 複雑かつ有機的な連動性を伴って、なのはの魔力弾が魔導師へと向かっていく。
 一部をバリアで受け止め、残りを避けようとするも、そこにはクロノの罠が。
「ディレイドバインド!」
「甘い!」 驚く魔導師だが、間一髪でその鎖をかわす。
「ディバイィィン・バスター!!」
 ドォン! なのはの砲撃がフィールドを駆け抜け、魔導師にヒット。
 どうだ!? 3人が着地したのも束の間、煙の中から放たれる3本の槍。
「くっ!」「うわ!」「きゃ!」
 クロノが相殺し、ユーノが避け、なのはが受け止める、3者3様のリアクション。
(クロノ君、お願い!)
「ブレイズキャノン!」 ドォン!
「おおっと!」
 またもや、紙一重でかわされる。砲撃が当たった協奏結界が、その衝撃に震えた。
「今度は、こちらの番ってね!」
 カウンターとばかりに放たれた砲撃が、術後のクロノを襲う。
 バキィィン! 受け止めたのは、ユーノの防御結界だった。
(サンキュー、ユーノ)
(うん、それよりどうする?)
(もう一度行く。バックアップを!)
 話しきるよりも早く、クロノが魔法陣を展開。
「デュランダル、スティンガースナイプ!」『OK,Boss』 
 放った操作弾は相殺されるも、なのはが隙を縫って再び飛び込む。
「レイジングハート、A.C.S.行くよ!」『All right.』
「…その技は、さっき見せてもらったろう!?」
 右手に魔力を収束させると、魔導師は逆に間合いを詰め、真っ向から対峙。
 閃光とともに、二人が弾け飛んだ―
「きゃああ!」
(―互角の威力!? まいったねこりゃ)
「はああああ!」 
 魔導師が体勢を整えきる前に、今度はクロノが接近。
「ち!」 小型の魔力弾を放つも、彼はユーノのバリアに包まれていた。
「何!?」 「ブレイクインパルス!!」
 バキィィ…ドォン!
 今度こそ、捉えた!…はずだった。


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