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[142]jewel :【Turn over】 2006/02/01(水) 14:41:40 ID:3N99rhcV

Turn over 【]]】

 (…ここだ!)
 3人が敵の執拗なアタックを紙一重で防ぐ中、ついにクロノが「一瞬」を見出した。
「スティンガーブレイド、エクスキューションシフト!」
 100本を越える青白い光刃が、魔導師へと向かっていく。
「…圧縮がムリなら拡散、とでも?」
 あっさりと受けきると、魔導師は再度右手に魔力を圧縮させ、クロノを弾き飛ばす!
「うわあああ!」 ドォン!
「クロノ君!!」 なのはが叫ぶも、後頭部を強打したクロノは起き上がらない。
「最後の判断にしては、随分と短絡的だったな」
「…うんん、流石クロノだよ」
 ―ユーノが、魔導師の背中を取っていた。
「何!?」「…封!」
 幾重にも重なった立方体が、魔導師を捕えた。
「なの…は…!」
「レイジングハート、お願い!」 『Starlight Breaker!』
 なのなの杖に、桜色の光が集まり始める。
「成る程、さっきのは目くらましってワケか。やるねぇ」
「…残念、だったね…」 不敵に笑うユーノ。
「…いい目だ。君といい、他の2人といい。決意が…鈍りそうだよ!」
 魔導師が魔力を解き放った。結界が、内部から崩されていく。
「くっ…!」 吹き飛ばされそうになりながらも、ユーノは必死に魔力を注ぎ込む。
「ユーノ君! レイジングハート、急いで!」
「まったく偽善だな。世界を守ろうとでも!?」
 語気を強める魔導師。
「…残念…だけど、僕にはそんな…力は、ないよ…。でも、僕がなのはや…クロノ達を
 守れれば…きっと…みんなが、世界を…」
「ユーノ君っ!!」 『…five…four…three…』
(…まだなの?…早く、早く!)
 涙目になるなのはの眼前で―遂に、結界が砕かれた。
「あと一歩だったな!」 魔導師が、なのはに飛びかかる。
「!!」 ドォン!

「…ホント、あと一歩だったね」
 攻撃を受けたのは、二人の間に割り込んだユーノだった。
「な!?」 「ユーノ君!」 『…zero. Master!』
 全てを出し尽くし、倒れこむ。だが、薄れ行く意識の中、ユーノは確かに聞いた。
(スターライト…!)
 自らの、守るべき人の声を。


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