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[138]名無し君 2005/10/19(水) 21:30:19 ID:N550K5vK

魔法少女リリカルなのはSTAR'S (2)

「それじゃぁそろそろ寝ようかなぁ」
なのはが重たそうな目をこすりながら言う。

ここ高町家は早起きを習慣としているような為、
自然と寝るのも早くなる。
「うん。」
その習慣はフェイトの体にもしみ込んだらしく、
今では9時ぐらいになると、一緒になのはの部屋のベッドで
仲良く寝るのが二人の習慣になっていた。

「あ!そうだ。最近物騒な事件が増えているので気をつけてくれ。
アースラやその他の時空管理局のメンバーもやられている。」
クロノが真剣な眼で二人を見据えながら言う。
「けど二人ともAAAクラスの魔導師だから・・・きっと大丈夫よ」
リンディーさんはこの二人の力を良く知っている。
そこらの魔導師よりもずっと強くて・・・
内心ではうちに就職してほしいのだが・・・・
「うん」
「はい」
「それじゃお休みお兄ちゃん。義母さん、エイミィー、アルフ、ユーノ。」
フェイトの声にクロノの顔が真っ赤になる。
「みんなお休み」

リアルタイム通信をきった。その後は少しの静けさがその場を
覆っていた。
「フェイトちゃん・・・きっと大丈夫だよね」
なのはが最後のクロノの一言が心配なのか怖そうに
聞いてくる。
「うん。なのはも強いんだし・・・それに
いざとなったら・・・私が守る。」
「フェイトちゃん・・・」
その声にやはりなのはは感動した。
かつては命をかけて戦ったライバル同士。
それが目の前でスゴく優しいことを
言ってくれる。
「うん。ありがとう!!寝よ」
「うん。」
この日の幸せだった日々が過ぎ
戦いの日々が幕あけることを
まだ誰も知らなかった。

「よくも・・・ママを・・」どこかから悲しみの声・・・
いや・・・これは慟哭。
一つの悲しみが今なのはたちを巻き込んでいく・・・


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