「あなた・・・誰!!何処からきたの???」
レイジングハートを構えなのはが叫ぶ。
「そない怖い声ださんでも・・けど・・・あんたら
つぶすために来たんやから言われてもしゃあないか」
そういうとその女子はいきなり飛びかかってくる。
棒のような物をもちそれはさながら孫悟空の
如意棒を思わせる。
なのはの方に突撃してくる。
なのはは遠距離が得意のため接近戦に
持ち込まれるのを不利としていたが・・・
いまではフェイトという強い友達がいた。
フェイトはその打撃を受け止めようとするが、
その少女の棒の動きにより弾かれる。
するとその少女は逆端からの攻撃を仕掛けてくる。
これはフェイトにとって初めての攻撃であり、
よけることは無理だった。
その一撃はフェイトの鳩尾に入り、
フェイトを苦しませる。
「ぐっ・・・!」
フェイトは攻撃を食らった瞬間
驚いた。これはデバイスを使った技ではない・・・
すなわち普通の道具を用いての打撃。
ただ一つだけ違うのはその棒にも魔力が込められ
強化されている点だった。
「これで終わりや」
するとその女の子は思い切り棒を突き出してくる。
その一撃にフェイトは吹っ飛ばされる。
本来なら2、3メートルは飛ぶその突きに
フェイトはコンクリートの壁に打ち付けられ
倒れる。
それが行われたのは三秒とかかっていない。
なのはがフェイトを守るのは半ば無理な話だ。
「さてと・・・うちはもう疲れたし
そろそろもどろかな」
「まって!!フェイトちゃんに何の恨みがあるの???」
「何の恨みも無い。強いて言うなら管理局全体や」
「あなたの名前は???」
なのはのまっすぐな瞳に見つめられその少女は
名前を口にする。
「鳳 蓮飛や」
なのははまだレイジングハートを構えている。
「あんたはとくに管理局とも関係ないし、
今日はウチ疲れたから何もせーへん。」
そこへ一人の男の子?が空から出現し、
会話に口を挟む。
「なら俺がやってやるよ。蓮」
その子は特にバリアジャケットは
着ていないようだった。
あの服は柔道の服に酷似している。
「あんた・・・もう終わりや!!晶」
何も見えないからこそ全力で今を取り組まないといけない
苦しみや悲しみを背にこの子たちが存在する
フェイトちゃんと同じように・・・
だから私は逃げない