12

「・・今日はあれから・・レグルスと会っていなかったのか?」
「えっ?あ・・夕食の時に、少しだけお会いしました・・・・」
「・・・そうか・・・・ならば、あの者からこの話を聞くこともないのだろうな・・・・」
「あ、は、はい。そうですね・・・・」

そうして沈黙。2人ともお茶を飲む。
レグルスにこのような事実があることが意外だったし、何よりもラグリアとこうして話をすることによってほぼラグリアにスピカは怖さを感じなくなっていたし、随分と親しみを持った。
だがそれでもラグリアはこの王国の王様で一番偉い人だ。ハメを外しすぎてはいけないので、スピカは自分自身を律した。

「・・・スピカ。」
「あっ、は、はい!」
「・・そのように身構えずとも良い。フッ・・・・珍しいことだ。そなたはまるで娼婦という感じがせぬな・・・・そなたを抱いて良いものかどうか、判断に迷いそうだ・・・・」

とラグリアに微笑んで言われてしまってはスピカも困ってしまった。しかもラグリアの微笑があまりにも優しく暖かいものだからスピカはドキドキしてしまった。

「そ、そんな・・・・あ、あの、ラグリア様さえよろしければ・・・私は、そのためにこのお城に来ましたから。」
「・・そうだったな・・・・茶も飲み終えた所だ・・・・始めようか・・・」
「あ、は、はい。」

いよいよだ。スピカは鼓動が早まるのをよく感じながら立ち上がった。ラグリアも立ち上がり、スピカの頬に手を置いた。

「・・ラグリア、様・・・・・」

こうして近くで見てみると本当にラグリアは美男だと分かる。こんなにカッコイイ人ならさぞ女性にモテるだろうに。やはり将来は他の王国のお姫様みたいな人と結婚するのだろうか?
だが・・・・今このラグリアの眼差しはスピカにだけ向けられていた。今なら自分が・・・ラグリアの「お姫様」になってもいいのだろう。

「・・スピカ・・・・」

ラグリアはスピカの腰を抱き、ゆっくりと顔を近づけてきた。スピカもラグリアに少しもたれかかって瞳を閉じた。
2人の唇がゆっくりと重なる。5秒以上経ってもラグリアはスピカから唇を離すことがなかったので、スピカは少し驚いてしまったがラグリアに従うことにする。
長いキスだった。ラグリアはゆっくりと顔を離した。

「・・ラグリア、様・・・・」
「・・・本当に、そなたは愛らしいな・・・・レグルスが惚れ込むのも無理はない・・・・」
「!そ、そんな・・・・!あっ!キャッ!!」

唐突にベッドに押し倒されてしまい、スピカは驚いてしまった。

「・・スピカ・・・・」

ラグリアはスピカの名前を低く甘く囁いた。スピカはそれだけで体をビクッと反応させてしまった。その間にラグリアはスピカの服を脱がしていく。

「あ・・っ・・ラグリア、様・・・・!」

服を脱がされていくスピカも、ラグリアの服に手をかけてその服を脱がしていった。
お互いに服を脱がし合って、その内に2人とも裸になった。

「・・スピカ・・・・フッ・・そなたは、言葉だけで感じてしまうらしいな・・・・」
「!!ラグリア様・・・・!」
「レグルスから聞いた。フッ・・・・見かけによらず・・淫乱なのだな、そなたは・・・・」
「そ、そんな・・・・!」

そんなことを言われてしまうとスピカもつい身悶えずにはいられなかった。ラグリアに触って欲しくて・・・満たして欲しくて・・・・

「そのような目で私を見るとはな・・・・満たして欲しいか?」
「は、はい・・ラグリア様・・・・」
「・・そうか・・・・だがそなたにはまだやらぬ・・・・まずは私を満たして欲しい・・・・」

ラグリアはそう言って自分の股間をスピカの顔に近づけた。

「あ・・は、はい。ラグリア様・・・・」

既にラグリアのそこは勃起していたが、スピカは口に含み、舐めてしごいた。
ラグリアのそこはとても熱くて、大きくて・・・・・昨日レグルスとはこのことをしなかったので、アトラス以外にこれをしたのはラグリアが始めてだ。
アトラスにこれは散々仕込まれたことだった。スピカはアトラスに教えられたことを頭の中で思い出しながらラグリアのそこを口でしごいた。

「・・・うまい、な・・・・」
「・・ん・・っ・・・」

ラグリアがスピカの頭を押さえつけた。ラグリアのそこはますます大きくなって熱くなったような気がした。
スピカはとにかく色んな角度からラグリアのそれを舐めた。しごいて、時に手でも触ったり・・・・ラグリアは特に反応を示さなかったものの、その表情はそれより恍惚としていて、気持ち良さを感じてくれているみたいだった。

「・・ん・・・はぁ・・っ・・・」
「・・・・フ・・・さすが、娼婦だな・・・・気持ち良い。」
「・・あ・・っ・・・ん・・・・」

ラグリアに誉められたことが嬉しくて、スピカは更にラグリアに満足してもらえるようラグリアのそこを舐めてしごいた。精液とはまた違う液体がスピカの口の中に広がるのが分かる。
スピカはそれをゆっくりと飲み込む。それからまた舌を使って先端を舐めようとしたその途端に・・ラグリアがマッタをかけてきた。

「良い・・・私は大分満たされた・・・今度は私の番だ。そなたの望んでいることを満たそう・・・・私に、何をして欲しい?」
「あ、あの、えっと・・・・その、私は・・ラグリア様の、気の向くままに・・・・」
「・・いや、そなたから言って欲しい。私を満たしてくれた・・ほんの礼代わりだ。」

とラグリアは微笑んでそう言ってくれた。その微笑みが本当に優しかったので、スピカはラグリアの言葉に甘えることにした。

「・・えっと、それじゃあ・・・・ここを・・・」

と言って、スピカは顔を赤くしながら大事な部分を指差した。

「・・そこを・・どうするのだ?」
「え?えっと・・・触って、下さい・・・・」
「フッ・・本当にそなたは淫らだな・・・そのような愛らしい顔をして、そのようなことを私に頼むとは・・・・」
「えっ!?あ、あの・・・!」
「フッ、分かっている。このようにじらしても仕方ない・・・満たしてやろう。そなたのことを・・」

ラグリアはそう言い、スピカのそこに指を触れた。
クチュッと音が鳴る。既にスピカのそこは濡れていた。

「あっ・・・!う・・ん・・・!」
「・・もう、濡れているのだな・・・・」

そう言ってラグリアはゆっくりと円を描くように、優しくスピカのそこを指でかき回す。

「あっ・・ああぁっ!あぁ・・・あぁ・・ん・・・!はぁ・・あぁっ・・・!あぁ!あぁ・・ん・・!」

やっと欲しかった、この快楽。スピカの腰がラグリアの指の動きにそって自然と動く。

「・・どんどん濡れていくな・・・フッ。舐めて欲しいか?」
「あ、は、はい・・・!」
「・・では、いただこうか・・・・」

そう言ってラグリアはスピカの大事な部分に顔を埋め、舌で舐めた。恥ずかしさと気持ち良さにスピカは包まれた。

「あぁっ!あぁ・・っ・・!はぁ・・あ・・ん・・・!ああぁ・・っ・・・!あぁ・・っ・・!ラ・・ラグ、リア・・様・・・!」
「・・そなたのここは・・蜜が止まることを知らぬのだな・・・・」
「あぁっ!!ラ、ラグリア・・さ、ま・・・!」
「・・本当に淫らだな、そなたは・・・・こんなに濡らしても・・・・まだ、か・・・・?」
「あっ・・・!ラグリア、様・・・ぁ・・っ・・!」
「・・仕上げだ・・・・」

ラグリアはそう言い、スピカの両足を今以上に広げて蕾をすごい速さで指で転がした。

「あっ!ああぁっ!あぁ・・っ・・ああぁっ!!あぁ・・っ・・!ああぁん!ああぁっ・・・!ラ、ラグリア・・様・・・・!」
「・・スピカ・・・・・」

自分の耳元で低く甘く囁くラグリアの声がスピカを余計に刺激した。本当にスピカは言葉に弱かった。

「ああぁっ!ああぁ・・っ・・!ラ、ラグリア・・様・・・!私・・もう・・・・!」
「・・限界・・か・・・・?」
「はい・・・!あっ!ああぁっ!ああぁぁっ!!ああぁぁーーーーっっ!!!」

スピカは絶頂に達した。それを見たラグリアも指の動きを止める。

「・・そなたは本当に淫らだな・・・・フッ・・・・」

ラグリアが微笑む。そのラグリアの優しい微笑を見てスピカはドキッとしてしまった。


  

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