29 とスピカは言った。マクリスはそれを笑顔で受け止めてくれた。 「うん、ありがとう!スピカ君・・・・まずいな・・このままだと、君に飛び火して恋しちゃうかも・・・・」 2人は見詰め合った。そのまま2人の顔の距離は近くなり、自然とその唇が重なった。 「アハハッ。こうして君の体に触れるのが、とても久しぶりな気がするよ・・・・・ね。君の体は・・僕を待っていてくれたのかな?」 マクリスはそう言って唇をスピカの項に、そして胸の方に移動させながらそう呟いた。 「あ・・っ・・・やぁ・・っ・・・!」 と言いながら、マクリスはスピカの乳首を舌で転がす。スピカの体はビクビクとマクリスのすることに反応した。 「ひゃ・・あぁっ・・・!あぁ・・っ・・・そ、そんな・・に・・・!ダメ・・・です〜・・・!」 とマクリスは笑顔で言って、スピカの秘所に指を這わせた。 「あっ・・あぁっ・・・あ・・はぁ・・っ・・あぁん・・・!」 と言って、マクリスは指を1本、スピカの中に入れた。 「ひゃあぁっ!!ち、ちょっと痛いです、マクリス様・・・・!」 と言って、マクリスはゆっくりと指でスピカの中をかき回した。 「ん・・あ・・あぁっ・・・!マクリス・・様・・ぁ・・っ・・!」 と、マクリスはスピカの名前を甘く低く耳元で囁いた。スピカの体がビクンと反応する。 「ああぁっ!!い・・あっ、あぁっ!!マクリス、様・・・・!」 そんなことをハッキリ言われてしまうと少し照れくさいスピカであったが、頷いて返事をした。 「・・マクリス、様・・・!」 挿れられただけでスピカの体が一気に熱くなった。やっと欲しかった本当の快感にスピカも酔いしれていた。 「こうしていると、君の顔がよく見えるね・・・・アハハッ!じゃ、いくよ。」 そうしてマクリスはスピカを抱き締めて動いた。マクリスは最初から無駄のない速い動きでスピカの中を行き来した。 「あっ・・ああぁっ・・・!ああぁっ!ああぁぁっ!」 とマクリスは笑顔で言って、それまでとは比べ物にならないほどすごい速さで動き出した。突然のこの速さにスピカは一気に感じてしまっていた。 「ああぁっ!!ああぁぁっ!ああぁん!ああぁっ!!はぁ・・ああぁっ・・・!」 マクリスはずっと変わらずこの速いスピードでスピカの中を行き来している。こんなにされるとスピカの体は気持ち良さでたちまち満たされてしまって・・・・もうそろそろ限界が近かった。 「あああぁっ!ん・・ああぁっ!ああぁっ・・・ああぁぁん!!マ、マクリス、さま・・ぁ・・・っ!イ、イく・・・・!」 マクリスは一気にスピカの中から抜け出てその性を放出した。スピカも一気に絶頂に達したことで、マクリスをボーッと見つめることしか出来なかった。 「アハハッ。いやぁ〜、イイHだったね!僕は今日という日を忘れないだろうな〜・・・・君もそうだと嬉しいんだけどね?スピカ君!」 と、スピカは恥ずかしかったが、笑顔でマクリスにそう言った。 「うん、そうしてね!・・・・ハァッ・・・・」 マクリスはそうして息をついて落ち着きを取り戻していたみたいだった。スピカもまだ荒い呼吸ながら、やっと体を動かす自由を取り戻せた感じで、薄い夜着を軽く身に付けながら、気になっていたことを尋ねた。 「あの、マクリス様・・・・」 と言ってマクリスは照れながら笑った。どうやら本気の初恋らしい・・・・このように初心な反応をするマクリスをスピカは何となく可愛いと思いながら話を続けた。 「ウフフッ、そうですか・・・・あの、ですけど・・私は娼婦ですから。娼婦は、男性の望みを全て与えて、幸せになってもらう為に存在するのだと、アトラス様は仰っていました・・・・その、私がお役に立てるとは思えませんけれど・・・・マクリス様は、お悩みだったみたいですから・・・・お話だけでもすれば、少しでもそのお心が安らかになるかと思いまして・・・・」 とマクリスは言って笑顔でスピカを見つめる。だがスピカはそのようなことにはめっぽうウトかったのでまるで検討が付かなかった。 「えっ?そ、そんなことないですよ・・・・私、あの・・その・・・・鈍感、らしいので・・・・」 ここまであっさり肯定されるとスピカはちょっと悲しくなってしまうが・・・・・事実そうみたいなのだから仕方がない。反論なんて出来る訳がなく、スピカは絶句して苦笑するしかなかった。 「君の気持ちはとっても嬉しいんだ!うん、だから・・今以上に悩んじゃって、示しが付かなくなったら、その時は君に話すって約束するよ!・・・ありがとう、スピカ君・・・君と出会えて、僕は本当に良かったと思ってるよ・・・・」 と言ってマクリスはスピカを抱き締めた。 「はい・・私の方こそ、ありがとうございます・・・・」 そうして2人は、しばらくの間抱き合ったのだった・・・・・・・・・・・・・・ |