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「・・他の女性なら、ためらいもなく挿れる所なんだけど・・・・とても痛みを伴うものなんだよ。まぁ、ゆっくり慣らしていけばいい話なんだけど・・・・大丈夫かな?スピカ。」 レグルスがそう言い、先端をスピカにあてがって少し押した瞬間、スピカに痛みが走った。 「あっ!!レ、レグルス、さん・・・・!」 レグルスはスピカを優しく抱き締めてそう言い、スピカの中に進入していった。その道はとても狭くて、切り開いていくような感じだった。スピカに襲いかかる痛みも猛烈なものになる。 「う・・っ・・ん・・・!うぅ・・っ・・・!」 2人は強く抱き合った。その間にも少しずつレグルスは確実にスピカの中に入っていって・・・・やがて全て入った。 「はぁ・・っ・・・スピカ。全部入ったよ・・・・痛いだろう?大丈夫かい?」 スピカは何とか笑顔を見せた。実際はとてつもなく痛いのだが・・・・「痛い」と言えば、きっとレグルスはこの行為をすぐにやめてしまうだろう。それはスピカが嫌だった。どんなに痛くてもレグルスと一緒になりたいと思ったからである。 「・・スピカ。無理をしていないかい?・・つらそうだよ?」 レグルスがスピカを見つめる眼差しが少し冷たくなった。それは、スピカがウソをついていると見抜いたからであろう。スピカは素直になって言うことにした。 「あの・・ウソをついてしまってすみません、レグルスさん・・・・ですけど、私レグルスさんと、こうしていたいんです・・・・!ですから・・・・」 スピカがそう返事をした次の瞬間、レグルスが1回だけゆっくりと動いた。それだけでスピカの中に痛みが走る。 「うっ・・・!!」 痛がってても必死に頑張っているスピカを見て、とうとうレグルスも折れてくれたようである。スピカがニッコリ笑顔を浮かべると、レグルスもフッと微笑を浮かべた。 「あ、あの、レグルスさん・・・・気持ち、いいです・・・・」 とレグルスは言って、少しずつ速く動き出した。 「あっ・・ああぁっ・・レグルス、さぁん・・・・!」 それだけレグルスは言うと、どんどんと動きを速くしていった。それに伴ってスピカの快楽も徐々に高まってきた。 「あっ・・ああぁぁっ!あぁっ・・・!レ、レグルス、さん・・・・!」 スピカの体は確かに快楽も感じていた一方、そろそろ痛みに耐えるのも限界がきていた。涙目になったスピカを見て、レグルスはスピカとつながっているそこを見てみれば・・・・確かに赤い鮮血がそこから流れていた。 「!・・・はぁ、はぁ・・はぁ・・・・」 一気に解放されたスピカは荒い息をしていた。そんなスピカの頬に、レグルスは軽く手を置いてスピカを見つめた。 「・・・スピカ・・・・ごめんね。本当に痛かっただろう?」 レグルスはスピカを抱き上げた。お姫様だっこの状態である。 「おまえの体はもう限界だろう?私のことなら気にしなくていいよ・・・・慣れてくれば、どうってことはないんだからね・・・・」 スピカは顔を赤くしながらそう言ったのだが、レグルスはフッと微笑を浮かべた。 「フフッ、そんなことはないさ。私も気持ち良かったよ・・・・」 スピカの顔はもう真っ赤だった。レグルスはおかしくて笑ってしまった。スピカはレグルスに笑われてしまったことで、恥ずかしくて仕方なかった。薄い掛け布団を手で引っ張って顔の半分以上を隠すも、大好きなレグルスのことだけは見ていたくて、目元の手前で引っ張るのをやめる。 「フフフッ・・スピカ。その掛け布団を取ってごらん。」 スピカは慌てて引っ張っていた掛け布団をパラリと手で払った。胸元に掛け布団が落ち、スピカの顔の全てが露になったその瞬間に、レグルスはスピカの唇に自分の唇を重ねた。 ・・・最高の甘い夜。2人のことを見守っているのは、2輪の赤い薔薇だった。 END. |