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「・・他の女性なら、ためらいもなく挿れる所なんだけど・・・・とても痛みを伴うものなんだよ。まぁ、ゆっくり慣らしていけばいい話なんだけど・・・・大丈夫かな?スピカ。」
「・・・レグルスさん・・・・はい。私、大丈夫です!レグルスさんのして下さることですから・・・・頑張ります。」
「フフッ・・ありがとう、スピカ。じゃあ、ちょっとだけ・・・・」

レグルスがそう言い、先端をスピカにあてがって少し押した瞬間、スピカに痛みが走った。

「あっ!!レ、レグルス、さん・・・・!」
「あぁ・・痛いかな?スピカ・・・・」
「ん・・っ・・・ですけど、大丈夫、です・・・・!」
「スピカ・・・・ごめんね、我慢してね・・・・」

レグルスはスピカを優しく抱き締めてそう言い、スピカの中に進入していった。その道はとても狭くて、切り開いていくような感じだった。スピカに襲いかかる痛みも猛烈なものになる。

「う・・っ・・ん・・・!うぅ・・っ・・・!」
「いいよ、スピカ・・私にしがみついてごらん・・・・・」
「は、はい・・・・!」

2人は強く抱き合った。その間にも少しずつレグルスは確実にスピカの中に入っていって・・・・やがて全て入った。

「はぁ・・っ・・・スピカ。全部入ったよ・・・・痛いだろう?大丈夫かい?」
「あ・・は、はい・・・・大丈夫です。」

スピカは何とか笑顔を見せた。実際はとてつもなく痛いのだが・・・・「痛い」と言えば、きっとレグルスはこの行為をすぐにやめてしまうだろう。それはスピカが嫌だった。どんなに痛くてもレグルスと一緒になりたいと思ったからである。

「・・スピカ。無理をしていないかい?・・つらそうだよ?」
「そっ!そんなことないです!あの・・本当に、大丈夫ですから・・・・」
「・・・スピカ。本当かい?それなら・・動いても大丈夫なのかな?」

レグルスがスピカを見つめる眼差しが少し冷たくなった。それは、スピカがウソをついていると見抜いたからであろう。スピカは素直になって言うことにした。

「あの・・ウソをついてしまってすみません、レグルスさん・・・・ですけど、私レグルスさんと、こうしていたいんです・・・・!ですから・・・・」
「スピカ・・・・ありがとう。でも、本当に痛かったら無理をしないで、すぐに言うんだよ?」
「はい、レグルスさん。」

スピカがそう返事をした次の瞬間、レグルスが1回だけゆっくりと動いた。それだけでスピカの中に痛みが走る。

「うっ・・・!!」
「・・痛い、だろう?・・本当に続けていいのかい?」
「は、はい・・・!お願い、します・・・レグルスさん・・・・!」
「・・・・分かったよ、スピカ。続けよう・・・・」
「・・・レグルスさん・・・・!」

痛がってても必死に頑張っているスピカを見て、とうとうレグルスも折れてくれたようである。スピカがニッコリ笑顔を浮かべると、レグルスもフッと微笑を浮かべた。
それからゆっくりとスピカを気遣いながらレグルスは動いた。何度同じことをされても痛いだけだったが・・・・ふとそれが段々と快感に変わってきていることにスピカは気が付いた。

「あ、あの、レグルスさん・・・・気持ち、いいです・・・・」
「えっ?」
「あ、その・・・・痛い、んですけど・・・・気持ちいいです・・・・」
「・・本当かい?それじゃあ・・・・」

とレグルスは言って、少しずつ速く動き出した。

「あっ・・ああぁっ・・レグルス、さぁん・・・・!」
「スピカ・・・・!気持ち良いかな?」
「はっ、はい・・・!気持ち、いいです・・・・!」
「そうか・・・・!」

それだけレグルスは言うと、どんどんと動きを速くしていった。それに伴ってスピカの快楽も徐々に高まってきた。

「あっ・・ああぁぁっ!あぁっ・・・!レ、レグルス、さん・・・・!」
「・・はぁ・・っ・・スピカ・・・・!」
「あぁっ・・・う、ん・・・!レグルスさぁん!!」
「あぁ・・・スピカ。愛しているよ・・・・おまえだけを、愛しているからね・・・・」
「はい・・・・!私も、レグルスさんを・・愛しています・・・・!」
「スピカ・・・・・」
「ああぁっ!ああぁっ・・・あぁっ・・・レ、レグルス、さん・・・・わ、わた、し・・・・!」

スピカの体は確かに快楽も感じていた一方、そろそろ痛みに耐えるのも限界がきていた。涙目になったスピカを見て、レグルスはスピカとつながっているそこを見てみれば・・・・確かに赤い鮮血がそこから流れていた。
真紅のソファでこうして横になっていたから気付きにくかったが・・・・どうやらスピカは痛みが限界のようである。レグルスはゆっくりスピカからそれを抜いた。

「!・・・はぁ、はぁ・・はぁ・・・・」

一気に解放されたスピカは荒い息をしていた。そんなスピカの頬に、レグルスは軽く手を置いてスピカを見つめた。

「・・・スピカ・・・・ごめんね。本当に痛かっただろう?」
「そっ、そんな・・・あの、大丈夫です・・・・」
「スピカ。無理をしないでと言っただろう?おまえの体を傷つけるつもりはなかったんだけど・・・・」
「えっ・・・・?私、別に・・大丈夫ですけど・・・・」
「あぁ・・・・いや。出血してしまっているんだよ・・・・」
「えぇっ!?えっと、私・・・・!」
「あぁ、まぁ・・・・これは処女から抜け出た印ではあるんだけど・・・・痛いだろう?今日はもう、ゆっくり休もう・・ね?」
「!?あの・・レグルスさん!?」

レグルスはスピカを抱き上げた。お姫様だっこの状態である。
そのままレグルスはスピカをベッドまで運んでゆっくりと寝かせた。後からレグルス自身もスピカの隣に横になり、スピカに声をかけた。

「おまえの体はもう限界だろう?私のことなら気にしなくていいよ・・・・慣れてくれば、どうってことはないんだからね・・・・」
「レグルスさん・・・・すみません。私ばっかり、気持ち良くなってしまって・・・・・」

スピカは顔を赤くしながらそう言ったのだが、レグルスはフッと微笑を浮かべた。

「フフッ、そんなことはないさ。私も気持ち良かったよ・・・・」
「えぇ〜っ。ホントですか〜・・・・?」
「おや?スピカ。どうしてそんな疑いの眼差しで私を見つめるんだい?」
「・・・その・・レグルスさんは、このようなことに慣れていらっしゃるでしょうから・・・・もっと過激なものじゃないと・・・・」
「・・スピカ。おまえ・・・自分が何を言ってるのか分かっているのかい?」
「えっ!?えっと、その・・・・」
「・・・意外だね〜。おまえはもっと過激にされるのが好みなのかい?」
「ちっ、違います〜!!わ、私は!!その・・・レグルスさんと、こうしただけで疲れてます・・・・」

スピカの顔はもう真っ赤だった。レグルスはおかしくて笑ってしまった。スピカはレグルスに笑われてしまったことで、恥ずかしくて仕方なかった。薄い掛け布団を手で引っ張って顔の半分以上を隠すも、大好きなレグルスのことだけは見ていたくて、目元の手前で引っ張るのをやめる。

「フフフッ・・スピカ。その掛け布団を取ってごらん。」
「えぇっ?どうしてですか?」
「おや。私とキスもしたくないのかな?」
「・・そんな・・・・!」

スピカは慌てて引っ張っていた掛け布団をパラリと手で払った。胸元に掛け布団が落ち、スピカの顔の全てが露になったその瞬間に、レグルスはスピカの唇に自分の唇を重ねた。

 

・・・最高の甘い夜。2人のことを見守っているのは、2輪の赤い薔薇だった。
密かに淡い光を放ちながら、2輪の赤い薔薇はいつまでも咲き誇り、スピカとレグルスを支えていたのだった・・・・・・・・・・・・

 

END.


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