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それから・・・・私とお兄様は、ベッドの上で交わっていました・・・・
お兄様の、とても硬いそれが、私の中を貫いて・・・でも、私は・・・まだ、どこか足りなくて・・・・

「あああぁっ!ああぁぁっ!!も、もっと・・して・・下さい・・・!レグルス、様ぁ〜・・っ・・・!」
「スピカ・・スピカ・・・・!あぁ、いくらだってするよ。おまえが望む限りずっと、ね・・・・!」
「ああぁっ!!レ、レグルス、様・・・・!っ・・・!ああぁぁっ!!ああぁ・・っ・・・!」
「スピカ・・・・!愛しているよ、スピカ・・・・!」

お兄様が、私の奥を貫きました・・・あぁ・・・そこには、甘美な気持ち良さがあります・・・・

「ああぁっ!!は、はい・・私、も・・レグルス様、の・・こと・・・愛して、います・・・!」

お兄様に腰を抱かれて・・・ベッドの激しく軋む音が、私とお兄様の愛の強さを象徴しているかのようです。
どうして・・どうしてお兄様は、こんなにカッコ良くて、魅力的な方なんでしょう・・・・・・どうして私は、お兄様の妹に生まれてきてしまったのでしょうか?兄妹で、こんな関係を持ってしまうなんて・・・本当は、いけないことなのに・・・・
でも・・それでも、私はお兄様が好きです・・・・・やっぱり、小さい頃からずっと・・お兄様のこと大好きなんだって・・改めて思い知らされます。
・・・何だか、お兄様をこうしてお名前で呼んでいると・・・・私とお兄様、まるで本当の恋人同士みたいで・・・って実際そうなんですけど・・・・う〜ん、何と言いますか・・・兄妹であることを忘れさせてくれるような、そんな感じがします。最初は、全然実感湧かなかったんですけど・・・・今は、何だかそう思います・・・・
お兄様と、もっと恋人同士でいたいです・・・・!このまま・・ずっと一緒にいたいです・・・・!

「スピカ・・・・!」

お兄様と私の唇が重なりました・・・・お兄様とのキスは、その密度を濃くするばかりです。舌を絡めて・・白くて細い糸が、私とお兄様の唇をつないでいて・・・・
その間にも、お兄様が、私の中を入ったり来たりしています・・・その速さが、並じゃなくて・・・!お兄様も私も、腰を動かして・・・お互いにお互いを強く感じていました。

「ああぁぁっ!!ああぁ・・っ・・・!はぁ・・ああぁっ・・・!ああぁん!ああぁ・・っ・・・!イ・・イっちゃう・・・・!!」
「・・スピカ・・スピカ・・・・!・・私も、イきそうだよ・・・・」
「・・・また・・中で、出して下さい、ね・・・!」
「はぁ・・っ・・いいのかい?」
「はい・・・!ああぁっ!ああぁ・・っ・・!ああぁぁっ!!ああぁぁ・・っ・・・!あああぁぁぁーーーーーーーっっっ!!!」
「っ・・・!スピ、カ・・・・!」

お兄様の精が・・・・私の中ではじけ飛ぶかのように放出されるのを感じます・・・・自分でも、中がとても熱いのを感じます・・・・あぁ・・私、幸せです・・・・!
お兄様はゆっくりと抜いてから、私を優しく抱き締めて下さったので・・私も、お兄様を抱き締めました・・・・

「スピカ・・お疲れ様。体は・・大丈夫かな?」
「あ・・はい。お兄様。」
「・・・・もう、「お兄様」扱いするのかい?」

と、お兄様が複雑な表情をしながらそう仰いました。

「えっ?ダメ・・なんですか?」
「・・・・まぁ、いいよ。フフッ・・おまえの「お兄様」であることに変わりはないんだから。」
「・・・おにい、さま・・・・」

お兄様の今の微笑み・・・何だか、悲しそうに見えました・・・・え、え〜っと・・・

「・・レグルス、様?」
「フフッ。どうしたんだい?急に名前で呼んでくれて・・・私の機嫌取りならしなくていいよ。おまえとこうしていれれば、私は十分幸せだからね・・・」

・・・・お兄様・・・・

「・・ですけど・・・お兄様、悲しそうなお顔をなさいましたから・・・・」
「・・スピカ・・・・」
「お名前でお呼びした方がいいなら・・・私、これからそうしますよ?」
「いや、いいよ・・・・おまえとの関係は、隠さなければならないだろうからね・・・」

あ・・っ・・・そ、それは・・そうですよね・・・・・ですけど、そう言われて・・そうしなければならないと分かっているのに・・心が痛いのはなぜでしょうか。
お兄様との関係が・・秘密の関係だから?・・・・やっぱり、兄妹のこんな関係を誰も好まないのは当たり前ですし・・・・ですけど・・・兄妹だって、いいじゃないですか・・・・私はお兄様のこと、とても愛してますし・・・お兄様も、私のこと・・愛して下さってますよね・・・・

「・・隠すのって・・つらいですね・・・・」
「・・そうだね・・・ごめんね。おまえに、余計に負担をかけさせてしまって・・・・」
「そんな・・私はいいんです。むしろ、大変なのはお兄様だと思います・・・・」
「おや?どうしてだい?」
「そ、その・・・・明らかに私よりも、お兄様の方が人付き合い、沢山ありますから・・・その方たちを欺くことが・・・私より多いでしょうから・・・・」
「スピカ・・・・ありがとう。でもね、私なら大丈夫だよ・・恐ろしいことに、こういう世界にずっといるおかげで、嘘をつくことには慣れてしまってね・・・・それに。おまえとこういう関係になりたかったのは本当だよ・・・・ずっと、そう思っていたから・・・・今更そのことで苦労したりはしないさ。」

おにい、さま・・・・

「ずっとって・・いつ頃からですか?」

何だか気になってしまったので、私はお兄様に尋ねてしまいました。

「フフッ・・昔から、ずっとだよ。」
「ええぇぇっ!?」

私はさすがに驚いてしまいました。ですけど・・・お兄様は、嘘を仰ってる感じじゃないです・・・・

「そうだね・・・正確に言えば、おまえと初めて対面した時から・・かな?」
「そっ!!それって!!私が赤ん坊の時・・ってことですか!?あ、あり得ないですよ〜、そんなこと〜!」
「アハハハハッ。確かに、赤ん坊の時ならあり得ないね〜。」

へっ?

「えっと・・お兄様?仰ってることの意味が、よく分からないんですけど・・・・」
「えっ?あぁ・・・フフッ。まだおまえは、分からなくていいんだよ・・・・」

とお兄様は仰って・・・私の頭を撫でて下さいました・・・・ちょっとだけお兄様の言葉が引っかかりますけど・・・ウフフッ。頭なでられると・・私嬉しくなっちゃいます・・・・

「・・おにい、さま・・・・」
「それよりも、ね。おまえの体がまだ大丈夫そうなら・・もう1回、おまえとしたいんだけどね〜?」

えぇっ!?そっ、そういえば・・私、裸のまんまでした〜!!え、えっと・・エプロンは・・・・!
急に理性を取り戻した私は、ベッドの脇に置いてあったエプロンを身に付けました・・・・だ、だって・・裸でいるの・・恥ずかしいんですもの・・・・

「そっ、その・・・お兄様のエッチ・・・・」
「おや?どうしてそんな風に言われなければならないのかな?・・・私の愛は、止まることを知らないんだよ?・・・・本当にね、小さい頃からずっとおまえのことを想っていたんだから・・・・それを今になってようやく爆発させて・・たったこれだけで収まると思っているのかい?」

えっ!?えぇ〜っと・・・そ、それは〜・・・・

「おっ、お兄様!その、確かにそうかもしれませんけど!!・・今日はもう、寝かせて下さい・・・・私、疲れちゃいました・・・・」

本当なら、お兄様としてもいいんですけど・・・・やっぱり私、ほぼ治ったとは言え、完全に病気が体から消えた訳じゃないですし・・・無理は禁物なんですよね・・・「普通の生活をしてもいい」とお医者様に言われてきましたけど・・・無理だけはいけないと思うんです。

「そうか・・分かったよ。仕方ない・・・・それじゃ、添い寝させてね?スピカ・・・」
「えっ?お兄様と・・一緒に寝るんですか?」
「当然だろう?こうして夜を一緒に過ごしたのに、別々に寝るのかい?・・・・それは、あまりにも寂しすぎると思わないかい?」

うっ・・た、確かにそうですけど・・・・

「そっ、それじゃあ・・今度は私から、お兄様に約束してもらっていいですか?」
「ん?何かな?」
「・・・寝顔・・見ないで下さいね?」
「う〜ん・・・それは、守りかねる約束だね〜。」
「えっ!?あの、お兄様!?」
「フフッ。おまえが眠る時、自然と私の方を向いて寝る可能性だってあるだろう?それに・・愛する女性の寝顔を見て喜びに浸るのが、男の楽しみなんだよ。」

えぇっ!?

「なっ・・何ですか〜!?それ〜!!」
「フフッ。男心は、女性には理解しにくいかな?」

えっ・・え〜っ・・と・・・・

「は、はい・・・・お兄様の心の中・・・よく、分からないです・・・・」
「アハハハハッ!まぁ、いいさ。分かられても困ってしまうからね・・・・じゃ、ゆっくりお休み。スピカ・・・・」

とお兄様は仰って・・・改めて私の腰に・・軽く手を回して下さいました・・・・
ウフフッ。何だか、お兄様とこうして一緒に寝れるなんて・・・昨日のお風呂をご一緒した時と同じ、とても久しぶりのことで・・・・小さい頃が懐かしいです。あっ、もちろんその時は腰に手なんて回されませんでしたけど!
ですけど・・・・お兄様のお話を信じれば、その時からずっと・・私のこと、好きだった・・ってことになるんですよね?・・・・キャ〜ッ、そう考えますと・・お兄様にしては相当我慢した感じなのでしょうね〜・・・・
なんて言うと、お兄様に失礼だとは思うんですけど・・・・ですけど、お兄様は・・・考えたことや思ったことは、すぐに実行するタイプなんですよね。それは・・妹の私がよく知ってます。なので・・・・何だかとっても意外です・・・お兄様が、小さい頃から・・私のこと・・・・か、考えただけで嬉しすぎて・・・・!
そう考えますと、私もやっぱり・・小さい頃からお兄様のこと、好きだったと思うんです・・・・いえ、むしろそうでした。はい・・・改めて、お兄様のこと・・小さい頃から好きだったんだなって、実感します・・・・
良かった・・・・お兄様と、こういう関係になれたこと・・・・私は、本当に嬉しいです。例え他の方に隠さなければならない関係でも・・・・お兄様のことは、譲れないです・・・・

「はい、お休みなさいませ。お兄様・・・・大好きです・・・」

私は・・自分からお兄様の唇にキスしちゃいました。軽く・・ですけどね。

「・・スピカ・・・全く。どうしておまえはそんなに可愛いんだろうね・・・・」

と、お兄様はそう仰って・・・ヒャッ!!わ、私の項に・・キスをして下さいました・・・・!

「!おっ、お兄様!?」
「フフッ・・おまえの肌は本当に白いね・・・・ほら、痕がくっきり残るね・・・・」

や〜っ!!

「おっ、お兄様のバカ〜!!エッチ〜!!明日取れなかったら・・それこそお兄様との関係が怪しまれちゃうじゃないですか〜!!」
「アハハハハッ!そんなことはないよ・・・きっとね。」

うぅっ・・お兄様ってば、相変わらずの余裕ぶりです・・・・お兄様は本当にお強い方だと思います・・・・

「とっ、とにかく!!私・・本当に寝ますからね!!お休みなさいませ!お兄様!!」
「アハハッ・・あぁ、お休み。いい夢を見るんだよ、スピカ・・・・」

ム〜ッ。お兄様のバカバカ〜!!・・・・と思いながら、本当は嬉しいんですよね〜、私・・・・うぅ〜っ、ですけど何となく素直になりたくなくて・・ついお兄様に暴言を吐いてしまいます・・・・
ですけど・・お兄様は本当にお優しくて、とても余裕で・・・・そんな私の心も、全部見透かされてるのではないかと思います・・・・
私は色々考えてしまいましたけど・・・・目を閉じました。私の腰の所に・・確かにお兄様が抱き締めて下さってる感触を感じると、とても暖かくて・・・・お兄様のその雰囲気に包まれて・・・・私は眠りにつきました。ずっと・・お兄様のことを考えながら・・・・・・・・


  

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