お兄様や、働いて下さってる皆様との久しぶりの夕食を終えた後、私は久しぶりに自分の部屋に戻ってボーッとしちゃってました。改めて・・私、やっと帰って来たんだなって思うと・・・何かをやる気にもならずに、それでボーッとしちゃいます。
あ・・・ですけど、疲れちゃったのでお風呂に入らなきゃいけないですよね〜・・・・このまま寝そうになってしまいました。え〜っと、タオルは〜・・・・あ、お風呂って・・私とお兄様共同で使ってるんですよ。それまではいつも時間帯ずらして入ってるので・・・多分この時間なら・・うん、お兄様いませんよね!
私はお風呂に必要なものを準備して、部屋を出ました。お風呂場は1階の裏側の方にあるんですけれど・・・・入り口がとても奇麗で、お風呂に入りながら見る外の景色がとても素敵なんですよ〜。2年ぶりの家のお風呂・・・何だかとても懐かしく感じます。
いよいよお風呂場の入り口まできました。そろそろと私は戸を開けました。そこが着替え場になっていて・・って・・あら?何やらお着替えがありますね〜・・・・も、もしかして、お兄様がお風呂に入ってらっしゃるのでしょうか・・・・!?
私は思わずお風呂場のある方の戸を凝視してしまったのですけれど・・・モザイクが入っているガラス戸なのでよく見えないんですよね〜・・・・・う〜ん、やっぱり出直してきましょうか・・・・私がそう思ったその時、突然自動ドアみたいな感じで戸が開きました!!
私は驚いてしまって・・・・湯気が少しモワモワしてる中、その戸を開けたのは・・・・・・

「ん?おや、スピカ。やぁ、偶然だね。」
「!!!お、お兄様!?」

そうです!それは当然ながらお兄様だったんです!!
わわ〜っ、どど、どうしましょう!?大事な部分はもちろんタオルでお隠しになっていますけれど・・・・お兄様のお体をこうして見てしまって・・わ、私・・・・!

「アハハッ。どうしたんだい?そんなに驚いて。おまえも風呂に入るつもりだったのかな?それなら、一緒に入らないかい?」
「い、一緒にって・・・そんな、無理ですよ〜!!あ、あの、私!出直してきて・・・・!」
「まぁ、待ってスピカ。いいだろう?小さい頃は毎日一緒に入っていたんだから・・たまにはいいんじゃないかい?」

と、お兄様は私の腕を掴んでそう仰いました。わっ!お兄様の手ったらお風呂で濡れてらっしゃいます・・・キャ〜ッ。こうされたら・・私、入るしかなくなっちゃうじゃないですかぁ〜!

「え、え〜っと、ですけど・・・私、あの・・・」
「フフッ。背中位なら流してあげるよ。」
「あ、あの・・ですけど・・・その・・恥ずかしい、です・・・」
「アハハッ。まぁ、考えてみたらおまえももう、20歳だっけ?・・そう考えるのも無理はないのかな?・・・・お兄様の前でも、恥ずかしいのかな?」

ウッ・・・そ、そんな・・低いお声で囁かれても・・・!

「お、お兄様、ですから・・恥ずかしいんです!!」

うぅ〜っ。何か顔が一気に熱くなってます〜。お兄様ってばぁ〜!

「えぇっ?私だから恥ずかしいのかい?・・・私は全然気にしないよ。おまえの胸が大きくなくてもね。」
「!!お、お兄様!!!」
「アハハハハッ!冗談だよ。だからそんな怖い顔をしないで・・・さ、そうと決まったら服を脱いでこっちにおいで。このままいると、私はカゼをひいてしまいそうだからね・・・それじゃ、後3分以内に来なかったら、強制的におまえを連行するからね。」
「えっ!?ち、ちょっと・・お兄様!?」
「アハハッ!それじゃ、また後でね。」

と言って、お兄様は戸を閉めて入って・・というか戻ってしまいました・・・・うわ〜ん、失敗しちゃいました〜。まさかお兄様にバッタリ遭遇してしまうなんて・・・しかも、よりによってお風呂場で、だなんて・・・・
それに加えて「強制的に連行」とか・・・うぅ〜っ、ひどいですお兄様〜。私が前に逃げたこと、未だに根に持ってらっしゃるなんてぇ〜!お兄様ったら〜。逆らえないのが余計に怖いです〜・・・・
仕方ないので、私は覚悟して服に手をかけて脱ぎました。本当は・・お兄様とお風呂をご一緒するなんて、本当に恥ずかしすぎて、今すぐ逃亡したい気分です〜・・・・ですけど、お兄様に逆らったら怖いので・・・うぅ〜っ、ですけど入りづらいです〜・・・・
私は何とか服を全て脱いで生まれたままの姿になりました。ですけどすぐにバスタオルを巻いて・・・・うぅ〜っ、この戸を開けるのに今度は勇気が要りそうです〜・・・・
私は一旦手をかけたんですけれど・・・ダメです、やっぱり緊張してしまって・・・お兄様がいると思うと、本当に恥ずかしくて・・・・あぁ〜っ、ですけどお兄様に逆らうと後が怖いので・・・もう、どうにでもなれです!!こういうのを「当たって砕けろ!」って言うんですよね。もう砕けてもいいです!入っちゃいます!!
私はもう恥ずかしさを捨てて戸をガラガラと開けました。怖くて目をつむってしまいましたけど、すぐに目を開けました。お兄様は入り口近くのジャグジーに入っておられました。

「フフッ、来たねスピカ。待っていたよ・・・ギリギリ3分前って所だったね〜。葛藤していたのかな?」

と、お兄様はジャグジーから一旦出られて、私の方に来てそう仰いました。うぅ〜っ、やっぱりお兄様には筒抜けなんですね・・・・

「そ、それはそうですよ〜!お兄様と、こうしてお風呂をご一緒するなんて・・本当に、恥ずかしくて・・・・」
「別に、恥ずかしがることなんかないさ。大丈夫だよ、おまえは十分奇麗だから。むしろ、そのタオルがおまえの全てを遮ってしまっていて・・もったいないね。」
「!お、お兄様!!」
「アハハハッ!・・もちろん、後でそのタオルで隠されている体を、私に見せてくれるんだろう?」
「お、お兄様!!何か・・目元がエッチですよ!?」
「ん?まぁ、それはそうだろうね。フフッ・・私はエッチだよ、スピカ。」

ウワ〜ン!開き直られてしまっても困っちゃいます〜!!

「お、お兄様〜!!や、やっぱり私、失礼して・・・・!」
「こら、ダメだよ。逃げたら許さないからね、スピカ・・いじめてしまうよ?」

お兄様はそう言って私の頬に手を当てられました。うぅ〜っ・・何か、口元は笑ってらっしゃるのに、目元が怖いです〜、お兄様〜・・・!

「わ、分かりました!逃げませんから!ですから、その・・・」
「ん?あぁ、ごめんね。おまえの風呂を邪魔するつもりはなかったんだよ。さ、何からするのかな?スピカ。私に出来ることがあるなら、喜んで手伝わせてもらうよ。」

え、え〜っと・・喜んでって言われてしまいましても・・・・

「せ、洗顔、から・・していいでしょうか?」
「フフッ。別に、いちいち私に許可を取る必要はないよ。ただ、私が必要な時には声をかけてね。それまでは、しっかりおまえを観察させてもらうよ。」

か、観察って・・・・

「観察なんてしなくていいです〜!!」
「おや?どうしてかな?」
「どうしてって・・恥ずかしいからに決まってるじゃないですかぁ〜!!ム〜ッ、お兄様のバカバカ〜!!本当に、私恥ずかしいんですから〜!!」

私はもうヤケになって、お兄様のお体に軽くポカポカと叩いて攻撃してしまいました。ですけどお兄様は・・全然余裕なんですよね〜・・・・

「アハハハハッ!ごめんごめん、スピカ。分かったから、そんなに怒らないで。おまえに気付かれないように観察すればいいんだろう?」
「そういう問題じゃないです〜、お兄様〜!!ム〜ッ・・お兄様分かってらっしゃるクセに〜!!」

私はもう1回ポカポカとお兄様に攻撃してみました。だって・・明らかにお兄様は、私をからかってるのが丸見えなんですもの・・・悔しいですけど、やっぱりお兄様にはかなわないんだなぁ〜って、思い知らされます・・・・

「アハハハッ・・全く、おまえは本当に可愛いね・・・そういう所は向こうに行っても変わってないみたいで、お兄様は安心したよ。」

と言って、お兄様は私を包んで下さいました・・・・
ヒャ〜ッ。お兄様の胸元が、私の顔にあって・・・お、お兄様・・とても素敵なお体ですよね・・・・・背が高いですし、この筋肉の付き方も、とても素敵で・・・何だか、ついうっとりしてしまって・・・・・!いけない。私、お兄様の妹なのに・・こ、こんな、こと・・・・
ですけど・・お兄様は本当に、妹の私から見てもとても魅力的な方だなって思います。もしも、私が妹じゃなかったら・・・やっぱり、お兄様に恋をしていたかもしれません・・・それ位、お兄様は本当にカッコ良くて、優しくて、素敵な方なんですもの・・・・・
ですけど・・・私にとって、お兄様はやっぱり・・永遠の憧れです。妹だから、余計にそう思ってしまうのかもしれません・・・本当に、お兄様はカッコ良くて、優しくて・・・ずっと、大好きです・・・・


  

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