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ん・・・・んん〜?あら。私・・・寝てた、んですよね?急に目が覚めました・・・・
気のせいでしょうか、随分長い間寝ていた気がします〜・・・・って、待って下さい!!いっ、今気付きましたけど!!私、ミザールさんの腕に寄りかかってませんか!?

「・・スピカ、起きたか?」
「ミザールさん!?あ。すっ、すすす、すみません!!私、ミザールさんに寄りかかってました・・よね?」
「あぁ・・・気付いたらそうなってた。でも、このままで構わない。」

えぇ〜っ!?いっ、いえいえ!ミザールさんがそう仰って下さっても、このままいるのはちょっとまずい気がします〜!!と、いうか・・・いつの間にこんな風になってしまっていたんでしょう?私・・・・まさか、ミザールさんに寄りかかって寝ちゃうなんて・・・・!
私は慌ててミザールさんから離れて、すぐに謝りました。

「いえ!あの、本当にすみません!!重くなかったですか!?」
「・・大丈夫だ。ミャウの方が重いから。」

えぇっ!?さ、さすがにそれはないのでは・・・・?

「そっ、そうですか?」
「あぁ。腹の上に乗って、おやつって言って鳴くんだ。」

ミャウさんが、そんなことを・・・・?

「そうなんですか〜。可愛いですね〜。」
「あぁ、本当に可愛い。あんたが分かってくれて嬉しい。」
「はい。あの、ミャウさんは、本当に可愛い猫さんですから。」
「・・ありがとう。ミャウに伝えておく。」

ミザールさん・・・ミャウさんのお話をなさった途端に、本当にお優しい顔をなさってます。それまでクールな印象が強いミザールさんでしたけど、ミャウさんのことが本当にお好きみたいです。
ハッ!お話が一段落付いたら、沈黙が広がっちゃってます〜!え〜っと・・・・これからどうするか、ですよね!うぅ〜ん・・・・寝れば、頭がリフレッシュするかと思ったのですけど、何だかボーッとしてます。普段考えられる筈のことも、考えられなくなってしまっていて・・・・

「・・・スピカ。」
「はっ、はい!?」
「・・疲れてないか?あんた、昼寝とは思えないほど、深く眠ってる感じだった。無理しない方がいい・・・・俺のことなら気にするな。早く帰った方がいい。」

あっ・・ミ、ミザールさん。私に、気を遣って下さってますか?ですけど・・・・確かに、思った以上に今もだるさが残っていて、寝足りないのが事実なんですよね〜・・・・ウゥッ。ここはミザールさんのお言葉に、素直に甘えた方が良いのでしょうか?・・・ミザールさんに、とても申し訳ないですけど・・・・

「あの、すみません!ミザールさん。いいんですか・・・?」
「構わない。あんたに倒れられたら、洒落にならないから・・・・家まで送りたいけど、職業柄無理で・・・悪い。」
「いえ、そんな!あの・・お気を遣わせてしまって、本当にすみません。私からお誘いしたのに・・・・」
「・・構わない、スピカ・・・それより、大事にしろよ?」

あぁ・・ミザールさんのお優しさが、胸にジーンと響きます・・・・こんな私のことを労って下さるなんて、ミザールさんは本当に優しい方です。何だかレグルスさん以上に惚れ込んでしまいそうになってしまって・・・って、いけませんね、私。アトラスさんじゃないですけれど、心が多くて・・・・ウゥッ。反省です・・・・

「はい・・ミザールさん。今日はお付き合いいただいて、本当にありがとうございました!また今度、お店の方に遊びに行きますね!」
「あぁ・・・気を付けて帰れよ?」
「はい!」

そうして私はすぐに帰宅して、もう1度寝ることにしました。明日もまたお休みですけど、ミザールさんが心配して下さったので、体調をしっかり整えないといけませんよね!
レグルスさんとお会い出来なかったのは残念ですけど、偶然にもミザールさんに会えて本当に良かったです。ミザールさんの新たな一面や、お優しいことを沢山知りましたし・・・・今日は、最高に良い日でした!この素敵な思い出を胸に抱えたまま目を閉じれば、きっと良い夢が見られそうです。お休みなさい・・・・・・


  

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