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ん・・・・んん〜?あら。私・・・寝てた、んですよね?急に目が覚めました・・・・ 「・・スピカ、起きたか?」 えぇ〜っ!?いっ、いえいえ!ミザールさんがそう仰って下さっても、このままいるのはちょっとまずい気がします〜!!と、いうか・・・いつの間にこんな風になってしまっていたんでしょう?私・・・・まさか、ミザールさんに寄りかかって寝ちゃうなんて・・・・! 「いえ!あの、本当にすみません!!重くなかったですか!?」 えぇっ!?さ、さすがにそれはないのでは・・・・? 「そっ、そうですか?」 ミャウさんが、そんなことを・・・・? 「そうなんですか〜。可愛いですね〜。」 ミザールさん・・・ミャウさんのお話をなさった途端に、本当にお優しい顔をなさってます。それまでクールな印象が強いミザールさんでしたけど、ミャウさんのことが本当にお好きみたいです。 「・・・スピカ。」 あっ・・ミ、ミザールさん。私に、気を遣って下さってますか?ですけど・・・・確かに、思った以上に今もだるさが残っていて、寝足りないのが事実なんですよね〜・・・・ウゥッ。ここはミザールさんのお言葉に、素直に甘えた方が良いのでしょうか?・・・ミザールさんに、とても申し訳ないですけど・・・・ 「あの、すみません!ミザールさん。いいんですか・・・?」 あぁ・・ミザールさんのお優しさが、胸にジーンと響きます・・・・こんな私のことを労って下さるなんて、ミザールさんは本当に優しい方です。何だかレグルスさん以上に惚れ込んでしまいそうになってしまって・・・って、いけませんね、私。アトラスさんじゃないですけれど、心が多くて・・・・ウゥッ。反省です・・・・ 「はい・・ミザールさん。今日はお付き合いいただいて、本当にありがとうございました!また今度、お店の方に遊びに行きますね!」 そうして私はすぐに帰宅して、もう1度寝ることにしました。明日もまたお休みですけど、ミザールさんが心配して下さったので、体調をしっかり整えないといけませんよね! |