27

その後、アトラスさんがお勧めする化粧品店に足を運んで色んなお化粧を試してみたり、お洋服屋さんにも行きました。アトラスさんは本当に色んなことをよくご存知で、お化粧品もお洋服もセンスの良いものを見立てて下さったんです!ついでにお勧めされたものを全部アトラスさんが買って下さって・・・申し訳ないような、でもとても嬉しい気持ちが私の中に広がりました。

今でも少しアトラスさんを怖いと思うことがあるのですけど、やっぱりアトラスさんは大人の中の男性!という感じで素敵で格好良いんですよね〜。お店にいた時よりもアトラスさんをグッと身近に感じられて、それが私には何より嬉しいです。
夕食もアトラスさんお勧めのレストランに連れて行ってもらって、ご馳走になってしまって・・・・外に出て気が付けば辺りはすっかり暗くなってて、ネオンの光が奇麗に灯っていました。

「・・時間はあっという間だな。もうこんな時間か・・・・」
「はい。あ、あの、アトラスさん?お店の方は・・・」
「ん?今日は欠勤だ。」
「えぇっ!?」

アトラスさんの一言に私は本当に驚いてしまったんですけど、そんな私を見たアトラスさんが少し呆れた表情をなさいました。

「おいおい、今更だぜ?スピカ。元々俺は、今日店に出る気はこれっぽっちもないんだ。欠勤することはアルビレオにも伝えてあるしな。」
「あ、そうだったんですか・・・・でも、そしたらアトラスさんをご指名するお客様は・・・・」
「フッ、俺は時々こうしていなくなるぜ?常連はその辺のことをよく分かっている。あぁ・・もしおまえが店に来た時とかち合ったのなら、今の内に謝っておこう。」

は、はぁ・・アトラスさん、時々いなくなられちゃうんですね・・・分かりました。心に留めておきましょう・・・・

「は、はい。分かりました・・・・」
「・・じゃ、最後の目的地へ行くとするか。」
「最後の目的地ですか?」

私がそう聞くと、アトラスさんは前髪をかき上げてフッと色っぽく微笑まれました。キャ〜ッ、素敵です〜。

「そうだ、ちゃんと着いてくるんだぜ?」
「はい。」

そうして私はアトラスさんの後ろにピッタリくっついて歩きました。今日も繁華街はとても活気付いていて、色んな方が街を歩いています。その中には当然ながら男女のカップルさんも多くて・・・・もしかしたら私とアトラスさんも、何も知らない方から見るとカップル・・に見えてしまうんでしょうか?
ヒャ〜、アトラスさんと少しでも釣り合ってれば良いんですけど・・・・一応お化粧もお洋服も、お店で見立ててもらってからそのままなんですけど・・・・他の方にどんな風に見られているのかと考えると、ついドキドキしてしまいます・・・

「あの、アトラスさん。これからどちらに行かれるんですか?」
「フッ・・分からないか?スピカ。」
「はい・・・」

私がそう返事をすると、アトラスさんは繁華街から少し抜けた人気のあまりない方へ道を曲がって行かれました。私も着いて行って、それからネオンの光が奇麗な建物の中に入って行ったんですけど・・・・えっ?ここって、まさか・・・まさか・・・・!!

「あの、アトラスさん?まさか、ここって・・・・」
「フッ・・ようやく気が付いたか?スピカ。」

キャーーッッ!ちょ、ちょっと待って下さい〜!どうしてアトラスさん、そんな余裕なんですか〜!?

「ア、アトラスさん!ここはダメですよ〜!私は・・・!」
「おっと、もう遅いぜ?今日の俺の最大の目的だったんだからな・・・・」

キャアッ!ア、アトラスさんに肩を抱き寄せられてしまいました!ど、どど、どうしましょう!?

「そ、そんな・・・・!」

なんて言っている間に、個室に到着しちゃいましたよ〜!!そう、そこにあったのはダブルベッドです・・・・ヒャア〜ッ!私は現実の光景に目を瞑りたくなりました・・・・そうです。ここは、ホテルなんです・・・!!

「今更逃げるなんて、らしくないな?スピカ。おまえは遊んでる女だもんなぁ?」

アトラスさんが怖いです〜!いつもの素敵な微笑が、とても怖く見えて・・・私は必死に首を横に振ることしか出来ませんでした。

「ち、違います・・・!遊んでないです・・・・!」
「いいな、おまえのその顔。襲いがいがある・・・」

ウゥッ・・それまでアトラスさんはとてもお優しかったのに、一気に人格がちがくなられてます〜!!ど、どうして・・どうしてこんなことをなさるのでしょうか?私はそのままアトラスさんにベッドに押し倒されてしまいました・・・・

「アトラスさん・・・どうして・・・・!」

私の言葉は最後まで続きませんでした。アトラスさんの唇が、私の唇に重なったからです!
愛情も何も伴ってないキスだと思いながら、どうして私、こんなに胸がドキドキしてしまっているのでしょうか・・・・?顔も体も一気に熱くなるのを感じました・・・

「・・その口紅、おまえによく合ってるぜ。魅惑的だ・・・・」
「!アトラスさん・・・あっ!ダ、ダメです!」

アトラスさんに褒められたことが嬉しくて、ついポーッとなったら・・・アトラスさんが突然、服の上から私の胸に触れてきたんです!

「ほう。やめて欲しいか?」
「は、はい・・・・!」
「なら、体に聞いてみようか。」

アトラスさんはそう仰ると、私の着ているブラウスのボタンを外していって首筋に唇を這わせてきました。

「ヒャアン!ダ、ダメです・・・・!」
「駄目って言う割に、感じてるようだな?スピカ・・・体は、欲しがってるんじゃないのか?」

ウゥッ・・アトラスさんの言うことに抵抗出来ないのが悲しいです〜。アトラスさんとのあのキス1つだけで、私は身も心も溶けたようになってしまいました・・・

「ち、違います・・・・!」
「フッ・・その抵抗がいつまで続くだろうなぁ?スピカ。意外に楽しませてくれるじゃないか・・・」

アトラスさんは完全に余裕でした。そのまま私のブラジャーを上に押し上げられて、私の胸の頂を口に含まれたのですけど・・・キャ〜ッ!ア、アトラスさんの蠢く舌に、体が余計に熱くなっていくのが分かります・・・!

「あっ・・あぁ・・っ!ダ、ダメです、アトラスさん・・・・!」
「震えてるな、スピカ・・・フッ。俺が怖いか?」

アトラスさんはひとしきり舌で舐められてから、今度は同じ所を指で突いてきました。そのアトラスさんの表情は、完全に余裕ある微笑で・・・ウゥッ。ですけどサングラスをなさっているアトラスさんはずるいです・・・私はわがままを言ってみました。

「こ、怖い、ですけど・・・アトラスさんがそのサングラスを取って下されば、まだ・・・・」
「・・あぁ、これか?フッ・・いいだろう。おまえがそう言うなら取ってやるさ。」

アトラスさんは意外にもすんなり私のわがままを聞いて下さいました。そうして片手でサングラスを外されて胸元のポケットに入れていたのですけど・・・・キャアッ!ア、アトラスさん・・・サングラスを取られても格好良いです!
私は初めて見るアトラスさんの本当のお顔にドキドキしてしまいました。アトラスさんは普通に格好良くてワイルドな方だなって思ってましたけど、サングラスいらないですよ!素顔が本当に格好良いです〜!!

「あ・・アトラス、さん・・・・」
「フッ・・どうした?顔が赤いぜ?俺に襲われてるってのに、緊張感のないヤツだな。」
「!あ、そ、それは・・・やっ!ア、アトラスさん、ダメです〜!」

私がボーッとアトラスさんに見惚れていたら、アトラスさんは私のスカートをまくり上げて私の太腿を触ってきました。

「肌は奇麗だな、おまえ。柔らかくて最高だ・・・」

アトラスさんの手が、私のお尻の方に移動されました。キャアーーッ!は、恥ずかしいです〜!

「やぁっ!ダメです、アトラスさん!お願いです、これ以上は・・・」
「フッ、聞こえんな。まだここの答えが出ていない。」

アトラスさんはそう仰ると、私の下着の上から私の秘部に触れてきました。

「あぁっ!ダ、ダメェ・・ッ・・!」
「フッ・・少しばかり濡れてるようだが、やめて欲しいのか?」

私の耳元で、楽しそうにアトラスさんはそう囁かれました。ウゥッ、どうしてこんなに反応しちゃうんでしょうか。本当はやめて欲しいのに、体が求めているなんて・・・・

「・・アトラスさんの・・イジワル・・・」
「ハハハハッ!!他の女とは違う意味で楽しませてくれるな、おまえは。」

ウゥッ・・それって、私のことバカにしてますか?アトラスさん・・・・どうせ色気なんてないですけど・・・えぇ、ないですけど〜!
私は自分でムッとしてしまって、それ以上何も言わずにアトラスさんを少し恨みがましい視線で見つめてみました。アトラスさんの素顔は、改めて見ると本当に素敵でドキドキしてしまいますけど・・負けないようにしなきゃ・・・・

「どうした?抵抗するのに疲れたか?」
「そうじゃないです!やめていただけるならやめて欲しいです・・・」
「ほう。この状態でおまえを放って帰ってもいいのか?」

ウッ!!そ、それはさすがに何というか・・厳しいものがあります・・・・

「・・アトラスさんは、本当にイジワルさんです・・・・」
「フッ、何を今更。諦めて大人しく俺のすることに感じていろ。痛いことはしないと約束する・・」

ウッ・・アトラスさんって、たまにとても優しく言葉を発する時がありますけど・・・そうされると、ついドキンとして抵抗出来なくなってしまうんですよね。


  

PC用眼鏡【管理人も使ってますがマジで疲れません】 解約手数料0円【あしたでんき】 Yahoo 楽天 NTT-X Store

無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 ふるさと納税 海外旅行保険が無料! 海外ホテル