27 「・・時間はあっという間だな。もうこんな時間か・・・・」 アトラスさんの一言に私は本当に驚いてしまったんですけど、そんな私を見たアトラスさんが少し呆れた表情をなさいました。 「おいおい、今更だぜ?スピカ。元々俺は、今日店に出る気はこれっぽっちもないんだ。欠勤することはアルビレオにも伝えてあるしな。」 は、はぁ・・アトラスさん、時々いなくなられちゃうんですね・・・分かりました。心に留めておきましょう・・・・ 「は、はい。分かりました・・・・」 私がそう聞くと、アトラスさんは前髪をかき上げてフッと色っぽく微笑まれました。キャ〜ッ、素敵です〜。 「そうだ、ちゃんと着いてくるんだぜ?」 そうして私はアトラスさんの後ろにピッタリくっついて歩きました。今日も繁華街はとても活気付いていて、色んな方が街を歩いています。その中には当然ながら男女のカップルさんも多くて・・・・もしかしたら私とアトラスさんも、何も知らない方から見るとカップル・・に見えてしまうんでしょうか? 「あの、アトラスさん。これからどちらに行かれるんですか?」 私がそう返事をすると、アトラスさんは繁華街から少し抜けた人気のあまりない方へ道を曲がって行かれました。私も着いて行って、それからネオンの光が奇麗な建物の中に入って行ったんですけど・・・・えっ?ここって、まさか・・・まさか・・・・!! 「あの、アトラスさん?まさか、ここって・・・・」 キャーーッッ!ちょ、ちょっと待って下さい〜!どうしてアトラスさん、そんな余裕なんですか〜!? 「ア、アトラスさん!ここはダメですよ〜!私は・・・!」 キャアッ!ア、アトラスさんに肩を抱き寄せられてしまいました!ど、どど、どうしましょう!? 「そ、そんな・・・・!」 なんて言っている間に、個室に到着しちゃいましたよ〜!!そう、そこにあったのはダブルベッドです・・・・ヒャア〜ッ!私は現実の光景に目を瞑りたくなりました・・・・そうです。ここは、ホテルなんです・・・!! 「今更逃げるなんて、らしくないな?スピカ。おまえは遊んでる女だもんなぁ?」 アトラスさんが怖いです〜!いつもの素敵な微笑が、とても怖く見えて・・・私は必死に首を横に振ることしか出来ませんでした。 「ち、違います・・・!遊んでないです・・・・!」 ウゥッ・・それまでアトラスさんはとてもお優しかったのに、一気に人格がちがくなられてます〜!!ど、どうして・・どうしてこんなことをなさるのでしょうか?私はそのままアトラスさんにベッドに押し倒されてしまいました・・・・ 「アトラスさん・・・どうして・・・・!」 私の言葉は最後まで続きませんでした。アトラスさんの唇が、私の唇に重なったからです! 「・・その口紅、おまえによく合ってるぜ。魅惑的だ・・・・」 アトラスさんに褒められたことが嬉しくて、ついポーッとなったら・・・アトラスさんが突然、服の上から私の胸に触れてきたんです! 「ほう。やめて欲しいか?」 アトラスさんはそう仰ると、私の着ているブラウスのボタンを外していって首筋に唇を這わせてきました。 「ヒャアン!ダ、ダメです・・・・!」 ウゥッ・・アトラスさんの言うことに抵抗出来ないのが悲しいです〜。アトラスさんとのあのキス1つだけで、私は身も心も溶けたようになってしまいました・・・ 「ち、違います・・・・!」 アトラスさんは完全に余裕でした。そのまま私のブラジャーを上に押し上げられて、私の胸の頂を口に含まれたのですけど・・・キャ〜ッ!ア、アトラスさんの蠢く舌に、体が余計に熱くなっていくのが分かります・・・! 「あっ・・あぁ・・っ!ダ、ダメです、アトラスさん・・・・!」 アトラスさんはひとしきり舌で舐められてから、今度は同じ所を指で突いてきました。そのアトラスさんの表情は、完全に余裕ある微笑で・・・ウゥッ。ですけどサングラスをなさっているアトラスさんはずるいです・・・私はわがままを言ってみました。 「こ、怖い、ですけど・・・アトラスさんがそのサングラスを取って下されば、まだ・・・・」 アトラスさんは意外にもすんなり私のわがままを聞いて下さいました。そうして片手でサングラスを外されて胸元のポケットに入れていたのですけど・・・・キャアッ!ア、アトラスさん・・・サングラスを取られても格好良いです! 「あ・・アトラス、さん・・・・」 私がボーッとアトラスさんに見惚れていたら、アトラスさんは私のスカートをまくり上げて私の太腿を触ってきました。 「肌は奇麗だな、おまえ。柔らかくて最高だ・・・」 アトラスさんの手が、私のお尻の方に移動されました。キャアーーッ!は、恥ずかしいです〜! 「やぁっ!ダメです、アトラスさん!お願いです、これ以上は・・・」 アトラスさんはそう仰ると、私の下着の上から私の秘部に触れてきました。 「あぁっ!ダ、ダメェ・・ッ・・!」 私の耳元で、楽しそうにアトラスさんはそう囁かれました。ウゥッ、どうしてこんなに反応しちゃうんでしょうか。本当はやめて欲しいのに、体が求めているなんて・・・・ 「・・アトラスさんの・・イジワル・・・」 ウゥッ・・それって、私のことバカにしてますか?アトラスさん・・・・どうせ色気なんてないですけど・・・えぇ、ないですけど〜! 「どうした?抵抗するのに疲れたか?」 ウッ!!そ、それはさすがに何というか・・厳しいものがあります・・・・ 「・・アトラスさんは、本当にイジワルさんです・・・・」 ウッ・・アトラスさんって、たまにとても優しく言葉を発する時がありますけど・・・そうされると、ついドキンとして抵抗出来なくなってしまうんですよね。 |