第40話「愛と将来」

「んっ・・はぁっ・・・あぁ・・っ・・」

スピカは完全にレグルスにその身を委ねていた。スピカはただ、与えられた快楽のままに反応し、ビクビクと体を震わせていた。
レグルスはいつものように、優しくスピカの体を弄んでいた。

「本当に可愛いね、おまえは・・・最高だよ・・・・」
「ん・・っ・・!レグルス、さん・・・!」
「もう大分濡れてきたね・・・気持ちいいかい?」
「は、はい・・・・!気持ち、いいです・・・・!」
「フフッ。素直だね、おまえは。ずっと・・おまえとこうしていれればいいのにね・・・・」

とレグルスは言って、スピカの秘所に指を這わせ、また入れていく。

「あっ・・い、やぁっ・・・!ん・・!あ・・はぁ・・っ・・!あぁっ・・・!レグルス、さん・・・・!」
「感じているんだね・・可愛いよ・・・」
「あぁっ!うん・・・!レグルス、さん・・・!あぁっ・・!ダ、ダメ・・・・!イ、イっちゃう・・・!」
「いいよ・・イってごらん・・・」
「んっ・・!あぁっ!ああぁぁっ!ああぁぁーーっっ!!」

スピカは絶頂に達してから、力なく横になった。レグルスはそんなスピカの体を抱き締めた。

「あぁ、愛しているよ、スピカ・・・・おまえを放したくないよ・・・・」
「・・レグルスさん・・・・」
「・・・じゃあ、挿れるよ・・・・」
「・・は、はい・・・・」

スピカはレグルスの首の後ろに腕を回した。レグルスのそれがゆっくりとスピカの中に入ってくる。それからレグルスはゆっくりと、徐々にその動きを速めていった。
いつもレグルスにされていること。もう2ヶ月近くも経てば何となくスピカにも余裕が出てきていたので、冷静になって考えられる。
レグルスは自分をさらってきた、いわば犯罪者なのだ。それでも今までこうしてレグルスについてきた自分を考えると・・・・自分はレグルスのことが好きなのだろうか?

「あっ・・!ああぁっ!ああぁん!ああぁっ!ああぁ・・っ・・!」

彼のことは嫌いじゃないが、恋人でもないのにこうして肌を重ねて。この行為に何の意味があるのかスピカにはよく分からなかった。本能的に感じる気持ち良さ・・それに負けてしまっているのだろうか?・・・否。それは違う気がする。
スピカはずっと待っていた。あの時の仮面の男性を・・・・・レグルスに自然と、あの時の仮面の男性を重ねてしまったのだろうか。

「ああぁっ!!ああぁっ!レグルス、さん・・・・!」
「・・フフッ・・どうしたんだい?いつもより、感じてしまっているみたいだね・・・・」
「あぁっ!う・・ん・・・!レグルス、さん・・・・!」
「・・・フフッ、こんなに強く締め付けてきて・・・気持ち、いいかい?スピカ。」
「あっ・・・!ああぁっ!あぁ・・っ・・!は、はい・・・・!レグルス、さん・・・・!」
「スピカ・・・・愛しているよ・・・・」

そうして自然と唇を重ねる2人。こうしてレグルスとキスをしていると、全てがどうでも良くなってしまっている。後は快楽に溺れるのみ。
スピカはもう何も考えることが出来なくなってしまった。ただレグルスから与えられる快楽を感じるだけだった。
レグルスはスピカの体のあちこちにキスをしていく。そして腰の動きは速くなるばかりであった。スピカはもう身悶えずにはいられなかった。

「ああぁっ!レグルス、さん・・・!」
「・・・スピカ・・・!あぁ・・そろそろ、イきそうだよ・・・・」
「ああぁっ!あぁ・・ん・・・!レグルス、さん・・・・!」
「!・・っ・・・・」

レグルスは一気に抜き、その白い性をスピカの胸の周りに放出した。
お互いにまだ息の荒い状態で抱き合った。こうしている時が、何よりも幸せだった。

「レグルスさん・・・・」
「ん?・・あぁ、悪いね。拭かないとね。」
「あ・・はい。その、レグルスさん・・・」
「何だい?スピカ。」
「その・・・・レグルスさんは・・・・なぜ私のことを・・・こうしてさらってきたんですか・・・・?」

スピカは恐れていたことを聞いてみることにした。今までずっと気になっていたことを。
レグルスは自分の放出した性を拭きながら、いつもの余裕ある微笑を浮かべて口を開いた。

「急にどうしたんだい?スピカ。そんなことを気にするなんて・・・・」
「え?そ、その・・・・原点に戻って、考えちゃいまして・・・・」
「ふ〜ん・・・まぁ、なぜと言われてもね〜。おまえを愛しているから、という理由しかないんだけどね〜。」
「あ・・・は、はぁ・・・・あの、ですけどレグルスさんは・・・アルビレオさんから聞いたのですけど・・・・今まで一杯、女の人と関係持ってるって聞きました・・・・」
「あぁ・・・まぁ、それはね・・・・フフッ、おまえを手に入れられなかった悔しさからかな・・・・?」
「えっ・・・・?」
「おまえは高嶺の花だからね〜。それに、おまえに求婚する男が多かっただろう?」
「!・・・・レグルスさん、ご存知なんですか・・・・?」
「フフッ、いやだね〜、スピカ。私は、愛する女性のことなら何でも分かっているよ。」

とレグルスは言ってウインクしてみせた。
確かにスピカに対して求婚者が多いのは事実だった。そういえばあの仮面の男性のことを好きになってからもたくさん求婚の話がきて、スピカは全部断っていたことを思い出す。
いつか迎えにきてくれると信じて疑わなかったあの仮面の男性のことを待ち続けた結果であると言えるだろう。両親が半ば強引に結婚を勧めたこともあって危うかった時もあったが・・・・・そのようなことを考えると、スピカの両親は何かとこのような婚姻問題についてはうるさかった気がする。
やはり大事な一人娘だから、しっかりした人のもとに嫁いで欲しいのだろう。いや、むしろスピカの両親が望んでいることは婿取りだったか。スピカは試しにレグルスに聞いてみることにした。

「あの・・・変なこと聞いていいですか?」
「ん?何だい?」
「あの・・・・レグルスさんって・・ご長男ですか?」
「ん?私は二男だけど・・・いや、一応三男かな・・・・?」
「えぇっ!?ど、どういうことですか?」

スピカは訳が分からずレグルスに尋ねた。

「あぁ。私が生まれる前に、一番上の兄・・・つまり長男だけど、彼が病気で亡くなってしまってね。だから・・・二男だけど三男・・というか・・・まぁ、複雑なんだよ。」
「あ・・そ、そうなんですか・・・・」
「あぁ。半分血のつながってない兄がいるからね〜・・・」
「あ・・・そ、そうなんですか?」
「あぁ。後はおまえも知っての通り姉さんがいて・・・」
「あ、はい。」
「姉さんと私は100%血がつながっているけど・・・・フフッ、まぁ私のことより・・・おまえは確か一人っ子だったよね。」

と、レグルスが妙に意味ありげな瞳でスピカを見ながらそう言うので、スピカは少しドキッとしてしまった。

「あ、は、はい・・・・」
「ご両親がおまえを可愛がるのも無理はないよね。更にはこんなに美しいんだから・・・・フフッ。そんなおまえを私はこうして手に入れてしまって・・・・犯罪者としてこれほど嬉しいことはないよね・・・・あぁ、結婚もバッチリだね。安心しておまえの所に婿として行けそうだよ。」
「えっ?ええぇっ!?あ・・ですけど私は・・・・お嫁さんに、行きたいです・・・・」

とスピカは顔を赤く染めて言った。レグルスは少し驚いてスピカを見ていた。

「へぇ〜。それは、もしかしたら憧れ、というヤツかな?」
「!・・・はい・・そう、ですね・・・・別に、お父様やお母様が嫌いな訳ではないのですけど・・・・私は・・・・大好きな男性のもとにお嫁さんに行く方がいいです・・・・何か・・よく分からないのですけど・・・・女としての使命が湧く、というか・・・・」
「フフッ、可愛いね。いいよ、私は何でも。おまえがお嫁にきてくれても、私が婿として行っても・・・おまえと一緒になれれば何でもいいよ。」

と言ってレグルスはスピカを抱き締めた。スピカは気恥ずかしかったが、レグルスとこうして過ごす時間が好きだったし、落ち着けた。

「レグルスさん・・・・・・」

スピカはレグルスの腰に腕を回すのだった。


  

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