第9話「長かった夜」
「ん・・っ・・・!はぁ・・っ・・!や・・あぁっ・・・・!」
「あぁ、スピカ・・最高だよ。おまえの中が、こんなにも良かったなんてね・・・フフッ、クセになってしまいそうだよ。」
「いやぁっ!あぁっ!はぁ・・っ・・・!ああぁん!!」
結局スピカはその体をレグルスに完全に支配されることとなった。
レグルスはスピカと1つになりながら、スピカの体のあちこちにキスの雨を降らせた。
レグルスの為すことにスピカはただ敏感に反応してしまっていた。この訳の分からない、初めて出会った男性・レグルスにこんなことをしてしまっている自分がみじめで仕方なかったが、なぜかそれほど嫌な気分はしていなかった。
それは多分に、彼の不思議な魅力のせいなのだろうか。彼の言葉には、何か逆らえないのである。
「・・・スピカ・・フフッ、本当は・・・痛いだろう・・・・・?」
「え・・・・・・・・・?」
「隠さなくてもいいんだよ。処女だったんだろう?」
「!!」
「さっきから何回か挿れていたからどうにか入ったという感じだけど・・・それでも痛いだろう?」
「ん・・・ですけど・・・気持ち・・いいです・・・・やめ、ないで・・下さい・・・・・・」
「おっと、それは失礼したね。フフッ、もっと痛がるかと思っていたけど・・・これは驚いたよ。いいよ、それじゃあ最後までいこうか。どうしても痛かったら、私の首に腕を回して。」
「・・はい、レグルスさん・・・・・・」
「・・・じゃあ、動くよ・・・」
「はい・・・・・!ん・・っ・・・!あぁっ!んっ!!」
レグルスは今までとは比較にならない位速い速度でスピカの中を貫いた。
スピカもさすがにこれは痛かった。それにレグルスの指摘通り、彼女は処女だった。だからレグルスが言ってくれた通り、レグルスの首に腕を回し、レグルスに抱き着いた。
レグルスもまた、スピカを抱いて動き続けた。
ジュプジュプと、出たり入ったり繰り返す淫靡な音が静かな夜によく聞こえる。周りは本当に静かで、住宅街などにある家ではなさそうである。
「あっ・・・!ん・・・っ・・!レグルス・・さん・・・!ああぁっ!」
「・・スピカ・・・愛しているよ・・・・・・」
「んっ・・・・!レグルスさん・・・・!キス・・して下さい・・・・・!」
スピカは与えられる痛みと快楽で、いつの間にか恥と、今自分が置かれている状況すら吹っ飛んでしまっていた。ただひたすらこの行為に溺れてしまったのである。
「スピカ・・・・・あぁ・・・私は今、最高に幸せだよ・・・ずっと、おまえとこうなることを待ち望んでいた・・・・・・」
レグルスはそう言いながら、スピカの唇に自分のそれを重ねた。
最初は重ねるだけのキスだったが、徐々にそれは舌を絡めるディープなものへと変わっていく。
それをやりながらレグルスの動きは止まる所を知らず、更に速くなっていった。
「あっ!ああっ!ああぁっ!!レ、レグルス・・さん・・・・・・!」
「ハァ、スピカ・・・・フフッ・・もう少しで・・イきそうだよ・・・・・」
「・・レグルスさん・・・・!ああっ!はあぁっ!!ん!」
「スピカ・・・・イく・・・・イくよ・・・・・!」
レグルスはそう言ったと同時に、スピカの中から一気に抜き、最後に少し自分の手でそれを擦り、その性をスピカのお腹の上で出したのであった。
「ん・・・っ・・・・・・」
スピカは突然の初めての行為で、完全に気持ちよさと痛みに襲われ、更には慣れないことでの疲れで、自然とその目を閉じてしまっていた。
レグルスはそんなスピカを見ながら苦笑していた。
「可愛いスピカ・・・・お休み・・・・夢の中でも、私を探してくれると嬉しいんだけどね・・・・・・」
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