出会い 2

「ぁ……んぐっ」
 窮屈そうなスーツを着たままの磐田の上で、ズボンと下着のみを下ろされたルークは膝を持ち上げられる。秘部をさらけ出すような格好にさらに頬を染め必死に閉じようとするが、磐田の力には敵わない。
「漏らしたらもっと酷いことするわよ」
 悔しさによるものか、それとも快感によるものか。目に涙を溜め、落ちそうになるアナル栓を必死で締め付ける。
「お手洗いに行きたいの?」
「……は、ぁ、はいっ……」
 必死にうなずきかけたが、なけなしの羞恥心からかちゃんと口で返事をするルークに、知らずユリカの口角が上がる。
「『御主人様、お手洗いに行かせて下さい』と言いなさい」
 一瞬目を見開いたが、今の自分は彼女の執事、何もおかしい台詞ではない……そう考え、彼は言う。
「……ごしゅじん……さまっ……、おてあらい、に、んあっ!」
 眉間に皺を寄せながら、できる限り平静を装った声で命令どおりの言葉を発していたルークだが、興奮を隠し切れない磐田が、彼自身を撫でたらしい。
「テメッ……!」
 呼吸が乱れ頬は赤く染まり、涙の零れそうな顔で磐田を振り向く。
「貴方がさっさと言わないからでしょう」
 冷たい表情のユリカに一瞬怯えた顔を見せたが、すぐに睨み返す。深呼吸をして一気に言った。
「行かせてください……っ」
「いいわ。磐田、運んであげなさい」

「俺の肩に手をかけろ」
 初めて磐田の声を聞いたルークはそれを拒んだが、そのままの──膝を掴み足を開かされたままの姿勢で持ち上げられてずり落ちかけたため、仕方なく自分を持ち上げる男の肩につかまる。
 部屋を出てすたすたと歩くユリカについていく。無駄に広い屋敷に、青年は一瞬気を取られる。
「廊下を汚したりしないでね、全部舐めてもらうわよ」
 慌ててアナルに入った栓に意識を戻す。
 廊下を曲がると、飾ってある花を取り替えながら、頬を染めてこちらを見るメイドが居た。
「ご苦労様」
「顔色がお悪いようですわ、廊下を汚されたら困ります。早くお手洗いに連れて行って差し上げて下さいね」
「大丈夫よ、汚したら自分で掃除するって言ってるわ」
「まあ、それはそれは」
 笑顔で声をかけたユリカと会話する。こんなことは慣れっこのようだ。しかも、口調こそ丁寧ではあるものの、友達のような態度である。
「ここのメイドは皆、お嬢様と同じような趣味を持っている」
 磐田に耳打ちされ納得しながらも、ルークは嫌な顔をする。お嬢様の趣味でも、俺にこんな趣味はない。どうせなら合意の上でやってくれる男を捜せばいいのに……
「私はこういうのが好きなのよ、合意の上では成立しないわ」
 振り返って言った主人に青年は目を見開く。
「……なんとなくそんなこと考えてる気がしたから」
 なんとなく考えを見抜かれたようだ。

「もうすぐ着くわよ」
 ルークは既に限界だ。実際は5、6分の道のりだが、もう30分ぐらい歩いている気がする。
「あっ……!」
 栓が抜け落ちた。最悪の事態を想像して固く目を閉じたが、決壊は来なかった。恐る恐る目を開くと、磐田の太い指が差し込まれている。
 嫌悪に顔を引きつらせながらも一応礼を言う。
「あ、ありがと、ぅ……」
 と、ユリカが噴き出すのが聞こえた。振り返ってこちらに向かって歩きながら言う。
「あなたいいわ、今までで一番気に入った」
 磐田の横まで来ると、また振り向いてルークの耳元に口を寄せ、言った。
「もっと嫌がりなさい、感じさせてあげる」
「んっ……」
 ルークの耳から微かな快感が全身へ広がった。

「やっと……着いた……」
 輝く大理石の床、同じく大理石でできた浴槽、その隣にそんなに珍しい造りではないものの、高級感漂う洋式便器がある。
「よく我慢したわね、出していいわよ」
 便座の上にしゃがむような格好で乗せられる。不満げに磐田を見るが、そのまま指を抜かれる。
「あ、いやだっ……ぁっ……」
 向きを変える間に出してしまわないようにと括約筋が収縮する。不安定な足場で靴を履いたままでは上手く動けずバランスを崩す。もうとうに限界を超えていたそこは、ビュッと茶色の液体を噴き出してしまった。
「あっいやっ……ん、あっ、あぁぁぁっ……」
 出始めると止めることは難しい。ひとしきり液体に近いものを噴き出した後、固形の便が出始める。それが内側を擦り、薬の効果もあってか立ち上がっていた性器が震える。
 ポチャン──便が水に落ちた瞬間、達してしまう。
「は、あっ!」
 性器が萎えると、固形のものを出すために腹に力が入っていたのか、チョロチョロと精液とは違う黄色がかった液体が漏れ出し上着にかかる。必死に止めようとするが出し切ってしまい、可愛らしい音を立てて肛門からもガスが出た。
「そういう経験もないくせに前も触らずイってしまうなんて……淫乱なこと。誰が大きい方以外も出していいと言ったかしら」
 荒い息をつきながら、恥ずかしさに頬を真っ赤に染め上げるルークに、ユリカは言う。
「漏らしてしまうのなら仕方ないわね。じい!」
「はい、お嬢様」
 青年をユリカに会わせた初老の男性が、白い物を彼女に手渡した。

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