CHAT-log 100429

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#1:雨宿りSS
※全てはここから始まった↓

[2010/04/28 23:39:54] [930] 名無しさん283:

5月特有の憂鬱な天候に、お決まりの憂鬱なイベント。
「傘、持ってないだろうと思って」
「迎えに来てくれたのは嬉しいけど…私の分の傘は?」
「あれ?必要だった?」「え………ううん。そうか。そうよね。必要無いわ」
「じゃあこっちに入って一緒に帰」
「一人で帰るからその傘頂戴?」

メタル夢は油断するとドS夢主になります。


※そして流れが出来る↓
[0:51:52] [938] gla:雨宿り妄想にのってみるテスト
[1:24:04] [940] knzt@実☆家:楽しい流れですね。私も乗っかってから寝ることにします

※その結果がこれだよ!!↓
御品書
クラッシュ@gla様
スネーク@knzt
フラッシュ@283様
フラッシュ@とんこつ様
ウッド@名無しさん331様
エアー@5565様



[0:54:03] [939] gla:

大きいひよこがきょろきょろしている。
雨に煙る街で色とりどりの傘が踊る中、一際目を引く鮮やかな黄色。
その黄色いひよこはこちらを見ると一直線に駆け寄ってきた。
頭からかぶった黄色い合羽にクチバシのようにはみ出しているバイザー。思わずひよこを連想したけど、本当は一目ですぐに、わかる。

「ありがとう、迎えに来てくれたのねクラッシュ」
「うん!オレ、傘さすのは苦手だけど、オマエの分の傘はちゃんともってきたぞ!」

両腕をつかって大事そうに抱えていた1本の傘をクラッシュが誇らしげに差し出す。
戦闘用とは思えない可愛いらしい格好で、そんな笑顔を見せるものだから。曇っていた私の心に明るい光が差し込んできて、
戦いなんて始まるわけがないと思わせる。

◆何故シリアスになったしwwwww


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[1:38:06] [941] knzt@実☆家:

――「迎えに来て、スネーク」
そう通信で呼び出されて行ってみると、彼女は申し訳程度の屋根の下でひたすら俺を待っていたようだった。
「こんな雨なんて、当たりながら帰ってもいいだろ」
「やだ、びしょびしょになって風邪引くのがオチでしょ。そうなったら“バカなのに風邪引くんだ、ふーん”とか言うんでしょ」
「その前に腕を引っ張ってオマエを組み伏せるほうが先だなァ」
「…最悪」
持ってきた傘は一本。それを彼女に渡す。
「どうして、一緒に入らないの?」と聞かれたが、俺は濡れようが何だろうが構わなかった。多少湿気があったほうが、俺は調子がいい。
「待ってるオマエ見てたら、犬みてェだった」
「かわいかった?」
「あったかいアタマしてんな、相変わらず。ご主人様を待つ忠犬みたいだったってこと」
「なっ…」
「傘なんか仕舞えよ。この後、どうせ濡れるんだ」
傘を持つ彼女の手を掴んだら、俺の手は雨粒のせいで光が屈折していた。


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[3:30:51] [943] 名無しさん283:

スタスタ スタスタ
「ちょ、ちょっと待ってよ、なんで迎えに来たフラッシュが傘さしてないのよ?!」
「一本壊れてた。そりゃアンタが使っとけ」
「じゃあ一緒に入ればいいじゃない!」
「体格差考えろアホ。小さい傘でンなことしたら、二人揃って濡れるだろ」
「で、でもこれじゃなんか…」
「トロ臭ぇくせして余計な気使ってんじゃねーよ。ワイリーナンバーズの防水機能は完璧だぜ?…そこいきゃアンタはただでさえもうずぶ濡れなんだ、早く帰って乾かさねぇとやべーんだろ?人間ってのは」
「そりゃ…そうだけど…」
「んじゃごたごた言ってねーで行くぞ」
スタスタ スタスタ
「ま、待ってよもー!」


(んでその透けた服、とっととどーにかしやがれ!やべーって!)



っつ感じで赤面しながら早足で先を歩いてるといいと思うよ。何気に背後に夢主を庇って、前からすれ違う人の視線を防御しつつ。


おやすみなさーい


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[13:02:42] [945] 名無しとんこつ:

ねえ、なんでフラッシュが私の車に乗ってるの?」
「今から帰るんだろ。野暮用で近くまで来てたんだがな、この雨だ。相乗りさせてくれや」
「えー。自分で移動した方が早いくせに…
あ!待って、もしかして座席…!…あーあ、びしょ濡れ…」
「悪い」
「な、なんで素直に謝っちゃうかなあもう。第一どうやって鍵開け、ごめん、愚問」
「そういうこった。おら早く乗れ、発進」
「はいはい、わかりました隊長」
「…なあ」
「うん?」
「タダイマ・オカエリ」
「…おかえりなさい、ただいま。フラッシュ」

うちにかえろう。


車でご出勤のglaさまへ(返品可


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[16:37:26] [946] 名無しさん331:

「参ったなぁ」
突然の土砂降りで逃げ込んだバス停の屋根下。
ニュースでも今日は晴れだと言っていたのに
傘なんて用意してる筈も無かった。
そして今日に限って携帯電話を忘れてしまった。
「どうしよう」
早く帰らないと皆が心配するだろう。
ふぅ、溜め息をついた。
いつになるか分からないけれど雨が止むのを待とう。
そう思った時だった。


「おねぇちゃーん」

聞き覚えのある声に思わず雨の中に顔を出した。
「……あれ!?ウッド!?」
雨霧の向こうから現れたウッドにびっくりした。
なんでこんなとこにウッドがいるんだろう。
「どうしてここに?」
「おねぇちゃん傘忘れてると思って探してたの」
はい、と笑顔で渡される。
私の頬が嬉しくて緩んでしまったけど一つ気が付いてあっと声をあげた。

[16:38:07] [947] 名無しさん331:

「ウッドの傘は?」
「僕は平気。機体が木だから」
といわれて納得した。でもだからと言って一人だけ傘を差すのは気が引けた。
「ウッドもはいろ?」
「いいの?」
「うん、一人じゃ寂しいし」
「てへへ…じゃあ遠慮なく」
一つの傘下に大きい体と小さい体が入る。
ちょっとウッドの機体がはみ出してて私は小さい頃にみたアニメを思い出す。
「どうして笑ってるの?」
「えへへ、ウッドってトトロみたいだなって思ったの」
「トトロ?」
「優しくて大きな森の精霊さん」
そう言って私が笑うとポッとウッドの頬は赤く染まった。


ポタリポタリと木から落ちてくる雫は
雨よりもひと際心地良い音を立てて二人を送った。


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[21:53:40] [956] 名無しさん5565:

「お前ってやつは…」
雨に溶けた呆れ声に、ぬかるんだ地面から大きな影へと視線を映す。彼の持つ大きな傘が、冷たい雨と私の間を遮った。
「あは、ごめんね…エアー」
「謝るくらいなら世話を焼かせるな」
「…善処します」
差し出された傘を受け取ると、声をかける間もなく踵を返す大きな背中に苦笑い。きっと彼は、相合傘なんて擽ったい真似…してくれないだろうから。
「…いっぱい、探させちゃったね」
少しだけ振り返った足元を指差して、
「足、泥まみれ」
「……迷惑、だったか?」
「ううん、まさか」

嬉しい、

笑むと、彼は濡れそぼったハンドアームでそっと私の手を引いた。



(ぎこちなく指を絡ませた、濡れ鼠がふたり)


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