魔王と踊れ!2
−change of the world−


ブランドCATWALK 発売日2009.1.30
豪華特典版9,800円 通常版7,800円
ハードPC ディスク数DVD1枚
OSWin2000/XP/Vista ジャンルADG
原画神奈月昇 シナリオ桜沢 大
松木涼
箕崎准
音楽細井聡司
吉田仁郎
上原一之龍
 
音声あり ボーカル曲あり

ストーリー
大陸の中央に位置するリブファール王国。美しい湖畔と緑の山々に囲まれた小国だ。
東の帝国と西の共和国という2つの大国に挟まれながらも、聡明なる王妃と姫の巧みな外交により中立と平和を保っていた。

主人公はリブファールの若き騎士ソロン。
姫マリー・グルノーブルと幼なじみでもある彼は、亡き父の後を継いで騎士になったことに不満を感じていた。
務めにも身に入らず、放蕩騎士として放蕩の日々を送っていた。

自分は、このままでいいのだろうか?
その思いを頭から消すことの出来ないソロンは、国を捨て旅に出ることを決意する。

だが、事態は急変する。

大陸中で信者を増やしつつある邪淫教団が、リブファールにも魔手を伸ばしてきたのだ。
地下教会で練られたクーデター計画。

ソロンは姫と共に阻止を試みるが……。

“世界を変える”冒険の旅、ついに開幕!

キャラクター名私的お気に入り度声優属性
マリー・グルノーブル■■■■■■■■ 8/10民安ともえ幼馴染・姫・神官
ファータ■■■■■■■■ 8/10天天エルフ・魔術師
クリン■■■■■■■■ 8/10金田まひるツインテール・ロリ・元気っ娘・盗賊
アセイミー■■■■■■ 7/10紬叶慧猫耳
ユーリア■■■■■■ 7/10韮井叶女王・正統派
ダリステス■■■■■■ 6/10アドレナ・リン悪人
グリモア■■■■■ 5/10如月葵強気・ダークエルフ
ウィッカ・アムリタ■■■■■■ 7/10天天ロリ・強気・盗賊
フィリア・セオリカス■■■■■■■■ 8/10田中美智聖母・正統派
オーラ■■■■■■ 7/10櫻レオナ正統派・元女王
マグナガルド■■■■■■■■ 9/10田村健一執事・眼帯
チッタ■■■■■■ 7/10理多商人・ショート

主要搭載システム
BGM及びボーカル曲
●オートメッセージ
●スキップ(既読判定あり)
●バックログ
●バックログ中の音声
●クイックセーブ
●マウス追尾
●CG鑑賞(クリアー後)
●音楽鑑賞(クリアー後)
●シーン鑑賞(クリアー後)
●BGM26曲
●OP歌
 True World
 霜月はるか
●挿入歌
 星祭りの歌
 yuiko
●挿入歌
 黄昏の国へ
 天天
雑感
個人的名曲
 前作とほぼ変化のないVAシステム。さらにキーボードへの割当をプレイヤーが出来るようになり、使いやすくなりました。  ゆったりとした曲、激しい曲と曲ごとにテンポがガラリと変わり、全体としてみるとバランスはとれています。使用されている楽器も鍵盤から打楽器まで多岐に渡りますが、基本的に一つの曲で使われている楽器数は少なく、メロディーがはっきりとしたものが多い印象でした。

●マリーの涙
●魂のゆらぎ
●森の精霊
魔王と踊れ!2
(C)catwalk
今回のダンジョンアタックは時間制限なし
続編への期待


「魔王と踊れ!」は2005年に発売されたメーカー曰く「本格RPG」です。力を失った魔王に乗り移られた主人公が、モンスターを倒しまくってパワーを吸収し、世界を我が物にする……というやりたい放題のRPGでした。詳しくは批評を参照して下さい。
 購入動機は、前作が割と好きだったことと、2周目以降面倒だった戦闘がスキップできるようになり、手軽に楽しめそうだったからです。2であることから、システムや世界観自体には慣れていましたし、クオリティーは約束されているものと半ば疑わずに挑んだのですが……?

 なお、豪華特典版には以下の特典が付いてきます。

魔王と踊れ!2+前作+小説「魔王と踊れ!」特装版+原画集+ミニサントラ+ファンディスク(声優ボイス・アレンジBGM)+設定資料集


どこが魔王? タイトルと無関係なシナリオ


■シナリオ
 勧善懲悪の王道ファンタジー。前作と異なり主人公が魔王ではなく一般人なので、そこをどうやって「魔王」に繋げるのかが肝になるのですが、実はほとんど魔王と関係していなかったのが大問題。何故ならゲームのタイトルが意味を持ってこないからです。「テイルズ」シリーズなどと違って、このタイトルは世界観を踏襲するだけでは意味を持たないんです。最後に3への伏線を匂わせるような演出がありましたが、本作にはまるで関係のないこと。タイトルそのものに疑問を抱かせる致命的なシナリオとなってしまったのは残念です。また、ダンジョン探索の5分の1程度しかアドベンチャーパートがないため、全体的にボリューム不足の感は否めません。選択肢が少なく、行動は短く、会話は少なく、心象描写も少ない……これがプレイしてみて受けた印象です。これでは幾らストーリーがしっかりしていても、この手のアドベンチャー+RPGタイプのゲームとしては物足りなさいばかりです。

■キャラクター
 原画は前作から引き続き「神曲奏界ポリフォニカ」の神奈月氏。氏はcatwalkのゲームでずっと原画を担当しているようです。前作より絵のクセが強くなっています。目の描き方がどのキャラも似たような感じです。とは言え、比較的汎用性は高い部類に入りますし、プレイしていて嫌な思いはしないとことでしょう。
 性格はそれぞれの役割を分けるように設定されておりキャラはそこそこ立っているのですが、如何せんそれにまつわるエピソード、すなわちそのヒロインがなぜその性格になったのかという部分が語られないので、いまいちヒロインに対しての愛着が湧きません。それなりに各人が持つ重要な過去は語られるのですが、本当に必要なものだけなので、どうしてもヒロインが薄っぺらく感じられてしまいます。言ってみれば、本作のヒロインは必要最低限のソフトしかインストールされていないコンピュータのようなもので、ゲームにとっては確かに必要なのですが、それだけで面白みにかける存在となってしまっています。

■テキスト
 淡々と事実を述べ続けます。抑揚が少ないので盛り上がりはしないのですが、最低限のことは書いています。RPGだからこんなものでしょうか。

■演出
 オープニングムービーは、イベントCGやダンジョン画面を使ってゲームそのものを紹介する、店頭で見かけるデモムービーのようなものです。あまり製品版で見かけない種類のムービーです。アドベンチャーパートの画像効果は魔法などの発動時に炎がゆらめいたり瘴気がわき出したりと賑やかです。ダンジョン探索パートでは合体魔法を使うときにはサクラ大戦のようなカットインがあります。効果音もやはり、魔法や炎の発生時にそれらしいものが入ります。いずれも合格点を与えられる内容でした。

■ゲーム性
 アドベンチャーパートとダンジョンパートに分かれており、ダンジョンパートは、ダンジョンを歩いて探索し、戦闘時のみターン性のタクティカル戦となります。トルネコやチョコボのようなものを想像してもらえば良いでしょう。今回はシナリオを進めると転職イベントが発生したり、ダンジョン内で特定のアイテムを集めると特技が習得可能になるといった新要素が追加されています。また、肝心要の戦闘のスキップについてですが、スキップできるのは戦闘だけでダンジョン探索はスキップできませんので、2周目以降もサクサクとは進ませてもらえません。探索自体カットできるようにしてほしかったですね。
 アドベンチャーパートは選択肢ひとつでルートが決定するため、難易度は皆無に等しいでしょう。

■Hシーン
 各ヒロイン3パターンずつ用意されています。1つは陵辱物で、これはゲームオーバー時にしか見ることが出来ないので、探すのに苦労しました。中盤以降にならずに発生せず、それまでは代わりに悪人がサブキャラや一般市民を犯すものが続きます。それらはヒロインのHシーンの倍以上あるため、かなりバランスが悪いと言えます。前作ではすぐにヒロインとのHシーンが発生し、数も多かったため、ヒロインに愛着がわいたものでしたが、今回はメインヒロインにスポットを当てる回数が少なすぎることに加え時間も短く、やや期待外れの感は否めません。

■グラフィック
 背景は、基本的にアドベンチャーパートの街や城のものが用意されています。どれも丁寧な仕事で粗は見当たりません。イベントCGは大半がHシーンのものです。アドベンチャーパートそのものが短いので、イベントCGが出なくてもあまり違和感を覚えませんでしたが、もう少し多くても良いと思います。絵は上手いです。立ち絵は表情は変わりますが、ポーズそのものは変わりません。こちらもアドベンチャーパートが短いため、プレイ中、気にはなりませんでしたが、振り返ってみると少し寂しいですね。


総合得点■■■■■■ 63/100
おすすめ度■■■■■  5/10
ボイス■■■■■■■■  8/10
シナリオ■■■■  4/10
テキスト■■■■■■  6/10
キャラクター1■■■■■■■■  8/10
キャラクター2■■■■■■  6/10
音楽■■■■■■  7/10
演出■■■■■■■■  8/10
システム1■■■■■■■■  8/10
システム2■■■■■■  7/10
Hシーン1■■  1/5
Hシーン2■■■■  2/5
グラフィック1■■■■■■■■  4/5
グラフィック2■■■■■■■■  4/5
世界の変え方


「“世界を変える”冒険の旅」がキャッチフレーズの本作。これには2つの意味が込められていました。ひとつ目は「世界を救う」という意味。単純に世界に現れた脅威を排除した結果、世界が変わることを指しています。もうひとつは、自分の中の「世界に対する価値観を変える」という意味です。人間は物の見方ひとつで、如何様にも解釈を変えることが出来る奇特な生き物です。世界の何もが自分に敵対しているように感じられれば、時には自分を中心に世界が動いているように思えることすらあるでしょう。「世界」なんて大層立派な言葉に聞こえますが、その意味では主観的に見ればあやふやで脆いものとも捉えられます。そんなあやふやな「世界」だからこそ、ポジティブに受け止めてやることで見方を変えよう、というのがもう一つの「世界を変える」なのです。
 本作は、主観で世界を良く捉える輪を広げることで、実際に世界を良くしていこうと語りかけています。確かに被害妄想に捕らわれてどんよりと暮らすより、前向けに生きていく人間が増えれば、世界はより良い方向に進んでいくのかもしれませんね。まあ、現実は中々そうはいかないのですが、だからこそそれが実現すれば、と思わせるものがあるのは事実です。

 だから、このゲームが「魔王と踊れ!」のタイトルとほとんど関係ない薄っぺらいRPGでも前向きに捉えてあげることにしましょうか! ……え、無理ですって? 私も無理です。

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