SNOW

ブランドスタジオメビウス/Interchannel 発売日2003.9.25
定価6800円
ハードDC ディスク数1枚
ジャンルADG 
原画飛鳥ぴょん
こぶいち
 シナリオ望月JET
まちゃ吉
Kiein
音楽Famishin
ふぁむ
I've Sound
T&N Music Factory
 
音声フルボイス ボーカル曲あり

ストーリー
遥か昔、この空には龍が存在した。

龍は天を司る姫。
ある日、地の男に恋をする。
だが、それは叶わぬ恋だった。

龍は地に雪を降らす。
何もかも真っ白に覆い尽くしていく。
男への思いを断ち切るように。

物語はそれから数百年後、同じ土地の現代から始まる。

気が遠くなるほどの時を超えて、交差するそれぞれの想い。
降る雪はただ白く、真実だけを埋め尽くしていく。

キャラクター名私的お気に入り度声優属性
雪月澄乃■■■■■■■■■■11/10川澄綾子幼馴染み・天然
日和川旭■■■■■ 5/10田村ゆかり元気っ娘
北里しぐれ■■■■■■■■ 9/10池澤春菜無口・巨乳
若生桜花■■■■■■■■ 8/10金田朋子ロリ
橘芽衣子■■■■■■ 7/10渡辺菜生子生意気娘

主要搭載システム
BGM及びボーカル曲
●オートメッセージ
●スキップ(既読判定あり・段階調節可)
●バックログ
●バックログ中の音声
●巻き戻り
●抱っこシステム
●CG鑑賞(クリアー後)
●音楽鑑賞(クリアー後)
●シーン回想(クリアー後)
●BGM19曲
●OP歌
 SNOW
 松澤由美
●ED歌
 ふたりの足跡
 松澤由美
●挿入歌
 雪のかなた
 松澤由美
●挿入歌
 空の揺りかご
 川澄綾子
雑感
個人的名曲
 インターチャネルもかなりシステムが強化されて今ではKIDに引けをとりません。巻き戻り機能はとにかく便利ですね。スキップにも速度調整が効く辺りに注目。また、コンシュマーには珍しくシーン回想機能付き。かなりポイント高いと思います。
 抱っこシステムとはヒロインを抱っこした状態になるとヒロインがアップになるシステム。謎。
 変化に富んだ様々な曲が存在。雪のかなたは格好良いです^^ どことなく鍵調なのはこの際不問としましょう(ぉ

●飛龍
●やすらぎ
●古の夕焼け
●雪のかなた
●約束
激萌え電波キャラ澄乃
(C)スタジオメビウス
電波は限りない愛へ……
DC版購入者は負け組みなのか!?


 2003年1月って何してたんだろ……。.hack//Vol.3やTDL2は大体12月のうちに終了させたし……。そうか、パワプロ9に勤しんでいたのか! まあSNOWを買わなかったことは明らかなわけだ。
 そんなわけで、私はPC版SNOWはスルーして他のゲームしてたんですよ。それで、その年の8月頃だったでしょうかね、月刊コンプティークがリニューアルされました。そこで連載され始めたのがコミック版SNOW。コンシュマー移植決定を受けてのものです。それを読んであずまゆき氏の絵が思いのほかツボにはまったので私はそういえばこんなの出てたよな……と思い返して購入を決意したわけです。フルボイス版とのことでしたし。結果的にDC版を購入した私は負け組みとなったのかもしれませんがね_| ̄|○
 というかPS2で芽衣子編追加かよ! しかもその後やっぱりPC版でフルボイス版出しやがったし! もういい! 私は私でDC版の批評するんだからな!


必殺! プラス×マイナス=電波 の法則


 澄乃が「えう〜」とか「あんまん〜」とか言ってますが普通に萌えたんですが。あれか、電波と波長が合ってしまったのか! ということで、このゲームのヒロインは発言が電波です。こういう普通に可愛い絵のキャラに訳の分からんセリフを喋らせるとこのように電波キャラが誕生するのです。この辺りはKanonのレビューを読んで私の見解をご理解頂きたいっ! 舞台は一年中雪の降り積もる村。綺麗な背景にのんびりとした趣のある音楽。良作の雰囲気を匂わせます。
 ところで、実はSNOWは一周しただけでは謎が解けないゲームでして、すべてクリアーした時にその全貌が見渡せるシステムとなっています。そのため、澄乃編をクリアーした時(しぐれと桜花はとある条件をクリアーしないと攻略不可能だったりする)、何だこりゃ?と思ったわけです。確かに感動はあるんですが、良く分からない結末。ここで諦めないことがこのゲームの本質を知るために大切となるでしょう。
 さて、諦めずに攻略し続けるうちに、もう一つ私は疑問符が浮かびました。

「何だこりゃ? KanonとAIRのパクリじゃないのか!?」


総合得点■■■■■■■■ 90/100
おすすめ度■■■■■■■■  9/10
ボイス■■■■■■■■■■ 10/10
シナリオ■■■■■■■■■■ 10/10
テキスト■■■■■■■■   7/10
キャラクター1■■■■■■■■■■ 10/10
キャラクター2■■■■■■■■  9/10
音楽■■■■■■■■  9/10
演出■■■■■■■■  9/10
システム1■■■■■■■■  9/10
システム2■■■■■■  7/10
シチュエーション■■■■■■■■■■ 10/10
グラフィック1■■■■■■■■■■  5/5
グラフィック2■■■■■■■■■■  5/5
許容範囲は……?


 結論から述べますと、SNOWはKey作品の影響を強く受けていることは間違い無いようです。スタッフ自らが認めているからです……_| ̄|○

 SNOWの感動的なストーリーに私は号泣しました。ED素晴らしい。歌も最高。キャラも萌えまくり。でもこれって全部どこかで見たことあるのよね。そんな見たことあるストーリーを許容出来るかが本作のポイント。すべてを許して楽しめる貴方に龍神は微笑むことでしょう。

 まあ、何と言いますか。私はAIRに納得してなかったんですよ。だからってことではないですが、Kanon,AIRを集約し、分かりやすくしたストーリーを繰り広げてくれたSNOWには納得出来ました。両作品の明かされなかった部分がここで明らかになっているというか。どことなく補完してくれた気がしました。そんな冬の風物詩。

 KanonもAIRもプレイしたことの無い方で感動したい方、あるいはこれからギャルゲーの世界に飛び込もうという方には超がつくお勧めの一本。私的には両作をプレイした方でも考え方一つで楽しめると思うのですが、微妙なところでしょうか(^^;

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