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日記区切線

December.2003

 12月30日 2003年最後の日記
とある信頼できる筋の情報によると、実家のTVはまだ映らないらしい。
これはもう、厳選に厳選を重ねてビデオをセットし、帰省するしかない。
しかも、実家では本当に『めぞん一刻』のビデオを見まくることになりそうです。
まあ、それはそれで懐かしくていいんですけれども。

しかしですね、やっぱりこう思っちゃう訳です。
今年は最後の最後までトラブル続きなのかよ、と。
決定的に追い込まれはしないけど、なんとなく常に切羽詰まった感じのする1年でございました。
ああ、来年は良い年でありますように♪

ってな訳で(だから、どんな訳なんだ?)、今年の更新は今日で最後です。
また、来年お会いできることを願って。
どうぞ、皆様よいお年を!



 12月28日 地震、雷、火事、台風。その2
改めて言いますが、火事には遭っておりません。
カミナリ話の続きです。

TV本体は、居間の1台を除き(それでも1台は壊れたのさ)、無事だったカミナリ騒ぎ。
しかし、いくらTVが無事でもアンテナが無事でなくては、番組は映らないのである。

うちの地域は山の上に共同のデカいアンテナが立っていて、
そこを中継し、各家庭に電波がやってくる。
どうやら、そのアンテナもカミナリでイカれてしまったらしいのだ。

いや、本当にその共同アンテナがイカれているならいい。
もしかするとウチの方の何かに問題があるならばTVはいつまでも映らないぞ。

しかし、おりしも雷が落ちたのは金曜日の夜で、その後壊れた機械の修理に追われ、
TVが映らないことに気付いたのは朝。
そして、もしかするとアンテナではなく自宅のブースターかなんかに
問題があるかもしれないという可能性に思い当たったのが土曜の夜。

つまり、明日は日曜日だ。田舎では(修理にきてくれるような近所の)電器屋さんは、
日曜はお休みである。
まさかとは思うが、29日から年末年始の休暇に入られてしまったら、
我が家は正月明けまでTVなしで過ごさなくてはならないのである。

娯楽の少ない田舎ゆえに、これは辛い。
別にTVばかり見ている訳ではないが、映らないとなると、
私だって俄然実家には帰りたくなくなる。

ああ、どうか壊れているのは共同アンテナでありますように。
そして、その結論は未だ出ていないのである。
まあ、TVが駄目なら駄目で、弟秘蔵の『めぞん一刻』のビデオでも見てやろうかな。



 12月27日 地震、雷、火事、台風。
調べ物するのにPC立ち上げたついでに、日記もあげておこうと思い立つ。
だって、気付けば10日ぶり。

本日の日記タイトルはなんぞや。
それは、今年私の実家に訪れた災害である。
いや、『火事』はゴロをよくする為に入れただけなんで起こっておりませんが。

私の実家は今年台風10号によって、どえらい被害を受けた。
そりゃあもう、新聞記者が取材にくる位に(記事にはなっていない)。
更に地震。
まあ、これは一番被害が少なく、弟の部屋のTVが2回落っこちた程度だ。

そして、一昨日。弟から電話があった。
雷が近くに落ちて停電してると。
別に彼はそのことを知らせに電話してきたのではない。
私に確かめて欲しいことがあったのだ。

弟は自分の部屋に電話して、繋がるかどうかを確かめて欲しいと言う。
今、電話してるんだから繋がってんじゃん、と思ったが、
どうやら、かけることはできても、受けることが出来ないみたいだというのだ。
弟が何故自分の携帯で掛けないのかとは突っ込まないで欲しい。
私の実家は、メールはOK電話は×の中途半端なセミ圏外なのだ。

ってな訳で弟に電話をかけてみる。
話し中の音がしてつながらない。
しかも、弟の部屋の回線はアナログだが、親の回線はISDNなので停電中は繋がらないのだ。
それって、弟が連絡を受ける方法は携帯メールしかないってことじゃないの?
どう考えても北電の人間がそんなところにメール連絡をしてくれるとは思えない。
最近の電話は便利だが、電気がないと変な風に使えなくなるので始末が悪い。

ともかく、一端電話を切って待っていると弟から再び電話。
やっぱり駄目かと暢気な弟と、それで大丈夫なのかと焦る姉。
こっちから電話できるならなんとかなるという弟はやはり災害慣れしている模様。

余談ですが、ISDN回線って停電時に電話すると、
『この電話は現在電源を切っているか、故障しています』
って携帯みたいなメッセージが流れるって知ってました?
知らずにかけたらびっくりするじゃないの。
まず最初に『お呼び出し先が停電しているか』って入れなさいよ。

ISDNに関する文句はこの辺でやめておこう。
うちは15年前にも似たようなことを経験しているので、弟はある不安を抱いていた。
それは、落ちた雷が逆流して、停電を引き起こしたのみならず、
家電製品をショートさせているのではないかということだ。

よそのお宅は雷が落ちると同時にブレーカーがふっとび、それを上げるともとに戻ったらしいが、
弟いわく、ウチはブレーカーが落ちる間もなく停電したらしいとのことなのだ。
下手すりゃ本当に家電製品全滅だ。
ってなことを話している間に、北電が頑張ってくれたらしく、実家の電気復旧。
ウチは職業柄、災害でその辺一帯が停電になっても真っ先に電気を通して貰える家なのだ。
とりあえず、TVもPCもビデオデッキも無事らしいと、弟はほっしていた。

停電が終わったからにはすることがたくさんあるからと、電話を切る弟。
しかし、安心するのはまだ早かったのである──

いい加減長くなってきたので続く。



 12月15日 直せちゃ駄目だろ。
結局、うちのコタツは、息を吹き返したかと思えば再び危篤に陥り、
そのままお亡くなりになってしまった。

私は考えた。
新しいコタツのコードを買いにゆこうか、それともホットカーペットにしようか。
でも、その前に……

そう、この『でも、その前に……』が、私の諦めが悪いところなのである。
断線してしまったコタツのコードの外カバーをはがし、切れた場所を確認。
試しに、銅線を露出させ、ねじってつないでみる。
感電しないように気を付けながらスイッチオン。

すると、見事コタツ復活。
露出した部分を絶縁テープでグルグル巻きにし、現在に至る。
全く問題なく使えます。
それはもう、あと3年くらいは余裕でいけそうな勢いです。

私ってスゴい♪
と思いつつ、こんな物を直せる女は可愛くないと自分で思う。

ビデオデッキの中でからまったテープを自力で取り出せる女も、
ストーブに溜まった水を自分で抜けちゃう女も、
壊れた突っ張り棚をサクっと直してしまう女も……
なんだか、すごく可愛気がない(全部私)。

だって……すごくひとりで生きていけそうじゃん(←そーゆー問題か?)。



 12月13日 なぜそんなことを……
私が今日会っていた友人(同人系にあらず)はものすご〜く年上の女性なのだが、
彼女は時々、とんでもない質問を私にぶつけてくれる。

今日のお題は前代未聞の代物だった。
何の話からそうなったかは解らないが、来年の春からゲイカップルの結婚(入籍)できるようになるんだってねぇ〜、という話になった。

えっ? そうなの? そんな話はまるっきり知らなかった。
彼女曰わく、カルーセル麻紀がそう言っていたそうだ。
まあ、私がそのことを知らなかったのは、ここではどうでもいい。

ともかく、会話の中にカルーセル麻紀が登場した時点から、話は不穏な方向に進む。
カルーセル麻紀が性転換手術をして、身体が女性になってから、
初めて寝た男が梅宮辰夫だったんだってねだなんて言われても、
そんな、自分が生まれているか否かの判断も付かない程に大昔の話を私が知っている筈がない。

この辺りから、私は話の流れる方向が完全にあやしくなってきたのを感じ取った。
そして、それは悲しいことに、正解だった。

梅宮辰夫の話が出た拍子に、彼女は前々から(多分)疑問に思っていたことを思い出したらしいのだ。
つまり、人工的に作られた女性器で感じることが出来るか否かということを。
語り口調からしても、その件に関してかなり興味があることが伝わってくる。
ついには、彼女は『どうなんだろうね』と私に問いかけてきた。

ちょっと考えてはみたものの、性転換したこともなければ、医学的な知識もない私に、
答えなんて出せる筈などない。
結局、私が言える台詞はひとつ存在しないのである。
『さあ、どうなんでしょうね』

だが、彼女は諦めなかった。
『だって××が○○で△△なんでしょう。どうなんだろう?』
『………』
だから、聞かれても答えられないって! というのは心の叫び。
胸の中でいくら叫んだところで、相手に伝わる筈もないので、私は主張した。

『わかりません。そんな質問に、私がスラスラと応えられたら、その方が変じゃありませんか』
すると彼女はこういった。
『そりゃ、そうだよね』

いや、別に、彼女が私に明確な答えを求めていた訳じゃないのは解っているんです。
しかしですね。
いくら人目がないとはいえ、その件に関して私は、色々な意味で議論を白熱させたくはありませんでした。
だって、憶測しかできない上に、話がとっても油っこくて、しかも、今は昼間なんですもの。

まあ、時間帯はともかく、彼女に悪気なんてちっともないことも解っているので、
議論を避けた代わりに、私はこんな提案をした。
『次回来る時までに、調べておきます。でも、インターネットで情報入手できなかったら、
あきらめてくださいね。いくら私でも誰かれかまわずそんな内容の話人には聞いて歩けませんから』

すると、彼女は再びこう言った。
『そりゃ、そうだよね』

この返答の意味するところは……
あなたにとって、私はそんな話を振っても全然平気な人間ってことなんですね。
いや、別にいいですけど(T_T)


余談だが、私の分類(?)は友人によって全く分かれる。
分類A:私は全くそんな話をしない。
分類B:どんな話を振っても顔色ひとつ変えずに、しかもどこまでもついてくる。

何故、こんなことが起こりうるのか。
それは、別にどこまでもついてはいけるけど、
あえて自分からはそんな話を振らないから。

うふふ。単純明快でしょ♪



 12月10日 棚からぼたもちが落ちてくると……それは案外危険かもしれない。
ここ2〜3年ばかり、話すとと非常に長くなる事情と、まあ、そーゆーのも有りかなという思惑で、
B'zのライヴチケットを取らずにいた私なのだが、それが突然振ってわいた。
いとこから余りチケットが回ってきたのだ。

私ってばこーゆーヤツで、今まで5〜6回はB'zのライヴに行っているが、
自分でチケットを取ったのはたったの1度しかない。
皆さん親切に私にチケットを回してくれるのだ。

まあ、B'z好きのくせに自力でチケットとらない人なんて、
私の他にあまり居ないって話なんでしょうが。
ってな訳で友人誘って20日は札幌ドーム。
そして、そのお友達は20日の晩は私の部屋にお泊まりです。

おお、今年も年末になって私にも運が向いてきたか、
と思ったのは束の間。

今週末には別の友人と会う約束が入っていて、来週末はB'zのライブ。
そして年末休みにはまたまた別口の友人が泊まりに来る予定。
ちょっと待って。すると今年、私に残されている週末は既にないってことじゃないの?

これはぴんちです。
私は今年中に上げる予定のオリジナルと二次創作の連載それぞれ2回分ずつと、
二次創作の短編1本、更に二次創作の事件物1本を書き上げることと、
年末の大掃除を全て平日にすまさなくてはならなくなったのでは……

そんなの……
一応、予定でも組んでみようか、とさえ思えないくらい無理だから。
あげくにこういう時に限って連日電話もかかってきたりして。
これはもう、神様が私にそんな無謀なことは諦めろと、諭してくれているとしか思えない。

……ってな訳で目標修正。
『オリジナルの連載だけは落とさない』
それさえも、達成できるか否かは神のみぞ知る(>_<)

だって……すでに気持ちがB'zのライヴに飛んでしまっているんですもの♪



 12月8日 先月半ばくらいから……
ずっと書こう書こうと思っていたのに、社長との攻防戦にスペースを取られ、
今時期まで押しやられてしまった話題。
別に季節は関係ないのでいつ書いたっていーっていえばいーんですが、
思い出したときに書かないと忘れてしまう私は、鶏頭。

今日私が主張したいのは、携帯電話の辞書登録について。
ウチのサイトを覗いて下さっている方のなかには『ん』の変換で『有栖川有栖』が
出てくる方が多数いらっしゃるかと思います。

しかし、私が『ん』の読みで登録したいのは『々』という字なのです。
仕事で名簿打ちとかしてると、単独で『々』が出したい時があるから。
『どう』の変換でも『々』は出てくるのですが、やっぱり他に読みがない分『ん』の方が楽です。

一般生活で『々』の時を単独で出したい時は滅多にないのですが、
いざという時『ん』に『々』が入っていないとイライラしちゃう訳です。
ATOKならともかく、携帯では一発変換できない自分の名前(本名)も含めて、
『々』は登録しておきたい漢字のひとつ。

ってな訳で、5月に携帯を契約会社ごと乗り換えた私が、まず最初にしたことはもちろん電話帳入力。
次に、メールを打ちやすくする為の辞書登録に取りかかりました。

ところがですね、以前の携帯ではできた『ん』の読み登録が今回の携帯は出来ないんです。
読み方が不適ですとかエラーが出ちゃうわけ。
確かに、実際に読みが『ん』から始まる単語なんてない訳だけど、
私がその読みで登録したいって言ってる(作業してる?)んだから、登録させなさいよ。

使いもしない芸能人の名前とかはたくさん登録されているくせに、
私のしたい登録はちっともさせてくれないその携帯に、ちょっとご立腹した一件でございました。
辞書くらい、好きな読み方で登録させてくれてもいいと思わない?



 12月3日 某M子ちゃん。
某M子ちゃんは、ナイスでキュートで口さえ開かなければお嬢様に見える、私の永遠の友人だ。
あと10年位経ったら、彼女に自伝を書いて欲しいと切に願う。
だって面白そうなんだもの。

そんな某M子ちゃん。
彼女には苦手なものが結構ある。
三半規管が弱いらしく乗り物が苦手。
乗るばかりではなく、車は運転するのも嫌らしい。
親に運転免許を取れと言われた時、半べそをかきながら勘弁してと頼んだという逸話の持ち主だ。(結局、無理矢理とらされたらしいけど)

機械類も苦手らしい。
だからパソコンを使っての作業も好きではないらしい。
でも、彼女のすごいところは、嫌い嫌いといいながらも、なんとか仕事はこなすところだ。
苦手だからわからないと言いつつ、解ったふりをしている人よりもよっぽど詳しかったりする。

そして、彼女が苦手なものがもう一つ。
それは『インターネット』である。
乗り物に弱いのと関係があるのかもしれないけれど、彼女はWEBコンテンツをみていると、
具合が悪くなるのだ。

普通の文章をスクロールしているだけで気持ちが悪くなり、
更に広告がチカチカなんてしていると、それだけでもう駄目らしい。
だから、ウチのサイトも殆ど覗くことがない。

そんな彼女に私がどうやって自分の書いた話を読んで貰うかというと、
彼女の為だけに、面付(印刷するためにページをくっつけること)したデータをプリントアウト(しかも両面印刷)し、本の形にして手渡すのだ。
ちゃんと表紙もレイアウトしてみたりなんかして。
私は一応、その方面のプロなので、そんなことはお茶の子さいさいです。
とはいえ、自分で言うのもなんだが、これってかなり親切じゃない?

ってな訳で、共通の友人に自慢してみた。
そうしたら、その友達に『冴木はM子にだけ親切すぎる。ひいきだ』
となじられた(別に本気ではなかったが)。

そんなこと言ったって、君はネット見てても具合悪くならないじゃないのよ。
ミスフルにはまって寝ないでサイト巡りしたくせに。
というのは心の中の突っ込みではなく実際に口にした言葉だ。
人間、つきあいの長い友人には、本当に遠慮というものがなくなるらしい。

まあ、彼女と私の足の引っ張り合いはともかく、話をM子ちゃんに戻そう。
そんな彼女から、ある日携帯にメールが届いた。
どういう風の吹き回しだが知らないが、M子ちゃんは久しぶりにウチのサイトを覗いてみようと思ったらしい。

どれだけ久しぶりかというと、彼女のPCに引っ越し前のアドレスしか残っていなかったというのだから、多分半年ぶりくらいだろう。
そして、そのメールの内容とは。
『行ったら、前より難しくなっていて解らない。今度遊びに行った時に教えてね。英語が…(;^_^A 』
というものだった。
そう、彼女が何よりも苦手とするものは、横文字なのである。

このメールの前半部分を読んだ時、(私が難しいことはできないから)ウチのサイトなんて、
いたって単純な造りなんだけど……と私は思った。
そして、最後の部分を読んで、納得すると同時に途方にくれた。
それは、M子ちゃん仕様に、メニューを全部日本語にしなきゃ駄目ってこと?

多分、それは英語をカタカナで書けばいいという代物ではないだろう。
日本語にしなければならないのだ。
流石にそれは嫌……
そこまでするなら、いっそサイト名も『薔薇の蕾』に変えてしまいたい(いや、しないけど)

でも、彼女が本当に英語が苦手なことも、充分知っているので、
暇な時、こっそり彼女専用のトップページでも作ってあげようかとも考えていたりする。
そして、そんなことをしたら、また共通の友人から一言頂けるのだろう。

なら、報告しなければいいようなものですが、面白いから(多分確実に)報告はしちゃうのでした。
本当に、彼女達とのお付き合いは楽しいです。

日記区切線

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