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俺の妻だ文句あるか 3

ああ、愉快だ。二度目に得た世界は、とても愉快で、笑い出しそうだった。

夜の褥。先日初潮を迎えた、と報告にきたのと同じメイドに褒美を取らせ、やってきたのは寝室。
少女が女になってから買い換えたベッドは、彼女とアッシュを受け止めて尚余る、大きなものだ。
随分と良く言葉を話すようになってきたルークは、しかし年よりはとてもたどたどしい言葉で、しかしアッシュへの愛の言葉を惜しまない。
今だ幼い仕草を持つ彼女であるが、それでもアッシュから与えられる無償の愛を受け止めて、美しい女へと変じていた。
それでも、まだ十五である。
メイドは良く仕事をしてくれたらしい。何時もなら、真っ白い絹の夜着を着込んでいるルークは、この日は一糸纏わぬ姿でベッドで眠っており、誘うような肌の白さがアッシュの胸に小さな欲望の炎を灯す。
さぁ、もっと深い愛を、彼女に与えてやらねばならない。
彼女を象徴するかのような、真っ白いシーツをはげば、目に毒な、しどけない肢体がそこにあった。
あれから五年。随分と長く感じたものだ。
アッシュは細く小さな体を前に、微笑む。

「俺の子を、孕め、ルーク」

囁いて、抱きしめた。



己の望む、ルークと己に優しい世界を作る為に、まずアッシュがしたのは、預言預言とそれしか口にしない害悪の原因でもあるモースを、この世から抹殺することだった。
ヴァンはもういない。ヴァンに付き従う者達は、計画が初期の段階であったこともあり、その後の指針を見失い、一部は自害、一部は別の道へと進んでいった。
アッシュの言う通り、己の素性を知ったナタリアは、その夜に姿を消し、ナタリアという名の王女がいたことなど、もう誰も思い出さない。
同時期に、国王もまた、民をたばかった者として、己を恥じて自害。

眠る白い肢体をまさぐりながら、アッシュは微笑する。

皆、アッシュが始末したのだ。
人の身に過ぎた超振動は、アッシュの目的にとても役立っていた。使えば何がしかの反動で体調を崩しはしたが、ある力なのだから利用しない手はない。
以前なら、その力が大きすぎて躊躇った力を、一度暴走させた今なら、枷もなく使える。
ヴァン、モース、六神将、ナタリア、国王。
次に始末すべきは、今だこの屋敷にてアッシュを狙っているガイとその家臣であるペール。
後継が少ないからと、公爵位をアッシュに譲り国王に立ったクリムゾンは、前国王よりもかなり良心的な治世を行なっている。
彼が、転機の預言を実行する為にアッシュをアクゼリュスへ送るかどうかは、これからじっくりと観察するつもりだ。
もしもまだ預言に縋るようならば、己の父であろうが躊躇いんなく消すつもりではある。
その前に、孫の姿を見せてやるつもりではるが……。

「なぁ、ルーク」

その為には、ルークに孕んでもらわなくてはならない。
応えはないだろう予想の元に声をかければ、意識が浮上したのかルークが目を開けた。

「ん……? アッシュ?」
「ああ」
「なに……してるの?」
「まだ教えてもらってないか?」
「なにを?」
「性交渉だ」
「ああ……」

ルークは頷いて、己の体を見下ろした。

「もう脱いでる?」
「メイドがな。準備を整えてくれた」
「そうなんだ」

まだ十五だというのに、ルークの肉体は素晴らしく女を見せている。胸は確かに小ぶりだが、さして不都合なことはない。むしろ、以前に見たルークの仲間の内、やたらでかい胸を持っている女がいたが、彼女を見て嫌悪感すら抱いたくらいだ。過ぎたるは、という概念は、胸にも当てはまる。

「お前の心の準備は良いのか?」

その小ぶりな胸を揉みながら問い掛ければ、ルークは驚いたような顔をした。

「なんで?」
「これからお前の体を、蹂躙するからだ」
「でも……愛しているなら、当たり前、なんだよね?」
「まぁ、そうだな」
「なら、いーよ」

ルークはすっくりと起き上がると、大胆にもアッシュの腰に乗りあがった。

「ルーク?」
「だいじょうぶ。がんばる!」
「いや……頑張るのは俺の方……」

しょっぱなから騎乗位か……。
そんな言葉がアッシュの脳裏を過ぎる。
ルークは本気で頑張るようで、アッシュの装飾が過多な衣服を脱がそうと、不器用にも指を懸命に動かしている。
可愛い女。
視界の中心を占める、つんと突き出した小さな胸を手で包むと、あれ? と幼い反応を返したルークを笑いながら、軽く揉む。

「んー?」

一瞬走った刺激が、快感であると、まだ彼女は知らない。
首を捻り「何があったんだろう?」とでも言っているような顔は不可解に満ちて、それでもやっぱり懸命に指を動かして衣服を解いている。

「脱いで欲しいのか?」
「うん」
「それじゃ、上からどけ」
「えー」
「後で好きなだけ乗せてやるから」
「……わかった」

よいしょ、と上からどくルークは、幼いが故に色気の欠片も感じられない――と思いきや、普段なら見ることも叶わない場所を晒した姿は扇情的で。
早くも熱を持ち始めた下肢を自覚する。
そう言えば……モースを切り捨てた時にも、そんな高ぶりを感じたな、と関係ないことを思い出す。
その時はルークがまだ初潮を迎えていなかったので、堪えて自身で処理したのだが。

「まだ?」
「礼服だからな、脱ぎにくいんだよ」
「大変だね」
「まぁな」

だが、今日は父であるが国王に会ってきたのだから、これは仕方ない。
漸く素肌を晒しベッドに乗り上げると、ルークが嬉々として腰にまたがってきた。
躊躇いがない。

「やり方を知ってるのか?」

不思議に思って尋ねると、ルークは首を振って「知らない」と答えた。

「でもね、メイドさん達が話してたの聞いたら、上に乗った方が良いんだって」
「……そうか……」
「何が良いのかなぁ?」
「それは、俺が教えてやるよ」
「うん」

無垢な彼女には、まずキスから教えなくてはならないだろう。これまで重ねた、戯れのキスではなくて。
彼女を腰に乗せたまま向き合い、互いの胸を重ねあって、唇を合わせる。まだこれが戯れのキスだと信じている彼女の口を割り、舌を侵入させると、ちょっと驚いたようなうめきが喉に響いた。
近すぎる場所にある目を見ると、不思議が一杯、と瞬きしているのに出会い、思わず笑ってしまう。
それでも、互いの舌を絡めあっている内に、無垢な彼女でもこの行為の意味に気付いた。
まるで水に溺れるように、互いで互いをむさぼり抱き合う。
アッシュの手は、彼女が意識しないままに細い体を這い、夢中で小ぶりな胸を揉んでいた。
アッシュもまた、性に関しては未熟なのである。誰かと体を重ね合わせることなど、数える程しか経験してこなかった。
唐突に、とんとん、と肩を叩かれ唇を解くと、ぱふ、と息をしたルークが「苦しいねぇ」と感想を一つ。

「……普通、口がダメなら、鼻で息しようと思わないか?」
「あ、そっか!」

こう、今一大人の空気に染まりきれない。

「うん。大丈夫。今度は上手くやるよ!」
「いや……ああ、そうだな」

だが、今の一言で確実にアッシュは萎えた。盛り上がっていた気分も下降気味である。

「いや、今日はこのまま」
「しないの?」
「お前はもう少し、本でも読んで勉強しておけ」
「んー」

まだもう少しだけ、猶予はあるのだから。
それに……今日をきっかけとして、ルークの心がもう少し大人になってくれたら良い。

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