逃げ出したい程の刺激を何処も逃すことが出来ずに受ける。これほど辛いことはない。体力は即座に削り取られていく。 とうとう俺は耐え切れず、潰れてしまった。 「冬哉先輩、ダメじゃん。勝手に潰れたら。しょうがないなぁ」 よっよかった。諦めてくれたかな。もう手が離れているにも関わらず、まだズキズキと刺激が走る。もうこれ以上ここだけ弄られたらどうかなっちゃう。 だめ、お願い、早く中を弄って、そして前を扱いて、すぐに吐き出させて。 机に俯せになってる俺の腹側に手を突っ込むと、鷹神はベルトやファスナーを外し、トランクスごと引っ張った。 「やっ」 トランクスのゴムの部分に硬くなったペニスがつっかえてる。 「ほら、冬哉先輩協力して」 仕方なく自分で腰を上げると、鷹神はペニスを握りトランクスを下げる。一番刺激が欲しいところに手が触れて腰が悦んで揺れてしまう。 「ガッツいてるねえ。そんなに気持ちいいんだ? それじゃ素直に気持ちいいって言うたびに一回こすってあげる」 下半身丸出しの恥ずかしい姿で、自分からねだるように気持ちいいなんて言うの? そんなの無理。恥ずかし過ぎて言えないよ。 鷹神の手は掴んだままだったけどまた腰が崩れていく。 「ほらちゃんとお尻上げて。高く上げておかないと窓から見えないよ」 ええっ、ヤッヤダ。そうだ、目隠しされてるのですっかり方向感覚がなくなっていたけど、俺ってばお尻を窓に向けてるんだ。やだ、こんな机の上じゃ丸見えになっちゃう。 「やだ、鷹神お願い。ここからおろして」 「ほんと冬哉先輩って上の口は嘘つきだね。これ、分かる? 外へ見えるって気付いた途端、もの凄く硬くなったよ」 握っていたモノを分からせるように、鷹神は何度か握り直す。 「見られる方が興奮するくせに。本当は露出狂なんでしょう」 「そっ、そんなことない」 「今度俺のスピーチの時間中に全校生徒の前で朝礼台の上に乗せて同じことしてあげようか。生徒総会も楽しくなるよ。ほら、想像してみて。冬哉先輩の下の口に全生徒の視線が集まってるんだよ。最高に興奮するでしょう?」 どう? と感想を促されてお尻がむず痒くなってくる。千の単位の視線が俺の尻に突き刺さってそこに意識と神経が集中する。ダッダメ‥、今触られたらそれだけでイっちゃいそうなくらい中が疼いてる。 どうして俺は見られると思うとこんなに興奮してしまうのだろう。心の底から恥ずかしいと思ってるのに。凄くイヤなのに。俺一人裸の今の状態ですら充分恥ずかしいのに。 身体と心がこんなに別になってるのは俺くらいだろうか。 欲しかったペニスからの刺激がなくなったと思ったら、またしても胸を摘まれた。 「いっ‥いや‥」 なんとかして腰を上げたのに、胸の突起が摺り潰されてまた腰が砕ける。もうそこはイヤ。 「冬哉先輩、情けないよ。今の状態は二人で果てたときじゃなきゃいけないでしょう。俺なんて指しか使ってないのに、なに潰れてるんだよ」 だって‥凄く感じちゃって腕に力が入らないんだもん。身体中で反応してビクビク震えてると本当に体力の消耗は激しい。 「そっ‥そんなの‥。狡い‥。俺‥ばっかり‥こんな‥格好で‥、一方‥的‥だ‥もん」 「狡いなんておかしいでしょう。だって冬哉先輩、ムチャクチャ気持ち良さそうじゃない。俺が一生懸命奉仕してるからでしょ。それを狡いなんて。これだけ気持ちいいんだから、ちょっとは我慢しなきゃ」 「むっ、無理‥。限界‥がある‥もん。鷹‥神‥も、やってみ‥たら‥いいんだ‥よ」 摘んだ物を離してくれず、ずっと嬲り続ける鷹神。まともに話しすら出来ないよ。 「へー、それじゃ冬哉先輩は自由な姿なら俺も気持ち良くしてくれるんだ?」 「うっ‥うん」 「よーし、受けて立つよ。冬哉先輩が指だけで俺に勝ったら、今度からは情けないなんて言わないよ」 「う‥、う‥ん」 鷹神を指だけで参らせる? おっ俺に出来るかな。でも鷹神もこの気分を少し味わったらいいんだよ。どんなに快感に耐えることが辛いのか。分かったら少しは優しくしてくれるかもしれない。 「でも今は俺の言うこと聞いてね。ちゃんと上げていられるようにしてあげるからね」 「やっやだ! 絶対していらない」 なにやら非常に不味い気がして叫んでみるが、鷹神にはまったく通じない。 俺の股間に手を伸ばしたのは分からなかったけど、袋が掴まれて自然に身体が揺れてしまう。けど鷹神はそこへ何かを括り付けた。キュッと締まって下の方に二つの玉が寄せられる。 「やっやん‥」 危険を察知してるくせに触られて感じてしまう。すると括られた袋が上方へ引っ張られた。 「ほら冬哉先輩、一緒にお尻を上げてこないと痛い目見るよ」 「やっやだ」 焦って鷹神の手の導く通りに腰を上げる。しっかり四つん這いの形まで戻ると手が離れた。だけど手は離れたけど袋は引っ張られたままだ。 「なっなにしたの?」 「冬哉先輩がお尻を素直に窓から見せびらかせれるようにしてあげたんだよ。先輩ってほんとは自分からやりたいくらいのくせに出来ないでしょ。縛ってカーテンレールと結んでおいたから、勝手に下げると袋が千切れちゃうよ。気を付けてね」 「やっ、やだ。取って。どうしてこんな酷いことするんだよ」 「だから言ったでしょ。ほらもうこんなに興奮してるのに」 鷹神は俺のモノの先端に指を当て少し擦る。 「あ‥ああっ‥」 一番弱い鈴口を撫でられて感じてしまう。一瞬腰が引けて袋が突っ張った。 「あんっ‥」 そんなにきつくは繋がれてないらしく、それすらも快感になってしまう。 「もうほんと感度いいよね。分かる? ベタベタだよ」 触ってる指がクルクルと円を描くとぬめった感覚でどれほど先走りを垂らしているのかが分かる。 「俺はね、冬哉先輩を悦ばせたいだけ。もしこれで萎えたのならちゃんと止めるよ、どう?」 そっそんなこと言ったって、心と身体が別物の俺は頭でどれだけ恥ずかしい、イヤだと思っていても男の部分はギンギンになって悦んでる。絶対萎えてなんかいかない自分の身体が恨めしい。 俺が大人しくなったのを見て鷹神はまた両手で胸を摘んできた。 「んんっ」 とにかく目隠しされていて、何をされるかが予想が付かない。予想してないと身構えることも出来なくて、無防備な状態でその刺激を受けることになる。防御もなく受けるともの凄い攻撃を喰らうのだ。 少し話していたので間隔は開いたとはいえ、さっきまで散々触られた胸は耐えられない程の快感を運んでくれる。 それでも今度は潰れられないのだ。どれくらい耐えたら解放してくれるのだろうか。 「やっ‥ああん‥も‥そこ、やめ‥て」 指しか動かしてない鷹神に対し、俺は全身の力を使ってその刺激に耐える。腰を引きかけては袋を引っ張られ元に戻る。お尻を高く上げ直すたびに羞恥心が蘇る。 「おっ、お願い‥もっもう‥ダメ」 先端の一番感じる部分を摘んだまま磨り潰していた鷹神は片手だけ離してくれた。 「それじゃ冬哉先輩のここ、世間に見せびらかすよ、いいね」 「やだっ、そんなのやだ」 「でも冬哉先輩が言ったんでしょ。胸を終わらせてこっちに移ってって」 お尻を撫でながら鷹神は勝手なことを言う。 だけど中を弄ってもらえるんだと身体は鷹神に合わせて勝手に期待している。外から見えるかもしれないと頭の片隅では恐怖を感じつつ、早くしてと願っている自分がいて情けない。 でも‥どうせ逃れられないなら‥。 「なっ、中も触って」 「おお〜、冬哉先輩いつになく積極的だねえ。やっぱ見られるのってそんなに気持ちいいんだ?」 「ちっ違う‥けど、早く吐き出したい」 「まあまあ、そんなに焦らないの。恋人同士なら甘い囁きも必要でしょ」 いっいつ、俺と鷹神が恋人になったの? と突っ込みたいところだったけど、声の攻撃を受けてそれは言えなくなった。鷹神は思い切り耳のそばでこう囁いた‥。 「冬哉先輩‥好きだよ」 ひゃ‥ん。嘘だと分かっていても、ううん、鷹神ならセックスする相手として好きって言ったんだよ、って言いそうだと分かっていてもこの声はダメ。 もの凄く張りがあって振動が激しい。どうしてこんなにいい声をしているのか。声フェチの女の子ならどれだけ虎王先輩が格好良くても鷹神に転ぶ。俺だってヤバイって。 また腰が砕けそうになって止められる。それでもマジで四つん這いにはなってられなかったので上半身を突っ伏せてお尻だけ高く上げる格好になった。 「うわっ、冬哉先輩‥そんなにまでして見せたいんだ」 水平になっているよりも当然だけど角度が付いて前方まで見えてることだろう。だけどこの姿勢なら多少は耐えられそうだった。それでも時間が経てば体力がなくなる。それに下半身が限界に近い。 「はっ、早く‥、中も‥お願い」 「ほーんと、先輩って色っぽいよね。そんでもって淫乱。どうしてそんなに好きなの」 鷹神は俺を言葉でも嬲りつつ、下の口に液体を塗りつけた。 そして待っていた所へ指が侵入してくる。 「あ‥ああ‥、そっそこ‥」 一番いいところをグッと押されて身体が震えた。凄く凄く欲していたので心の底から満足して溜息が漏れる。このまま前も扱いてくれたら最高に幸せなのに。 鷹神の指に自分から腰を振って擦り付けてしまう。それは指の動きと相まって相当な刺激を送ってくれる。押しつけられて動きが取りにくいだろう胸も未だに摘まれて磨り潰されている。中と胸とでそれだけでもイっちゃえるほど俺は感じ、喘いでいた。 「ああっ、んん‥前‥、まえ‥も、触って‥」 「おっ、中々素直だからご褒美に一回こすってあげる」 鷹神は胸から手を離すと、痛いほど張り詰めている前を掴む。 そして宣言した通り、一回だけそこを扱いた。 「あっあっあ‥」 もう‥これが欲しい。 欲しくて堪らない。俺はどう見えるかなんて思いはすっかり飛んで行ってしまい、その短い時間の中で限りなく腰を振って擦り付けた。中も前も刺激が来て最高に気持ちいい。 なのにすぐに鷹神の手は前から離れた。 「やんっ、お願い止めないで」 |